鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

広島戦報道

2009年08月02日 | Weblog
鹿島撃沈不敗記録「17」でストップ/J1

広島MF青山(下)のタックルを受ける鹿島DF内田
<J1:広島1-0鹿島>◇第20節◇1日◇広島ビ
 アウェーで広島と対戦した首位の鹿島は0-1で敗れ、更新中だったリーグ戦不敗記録が「17」で止まった。2位川崎Fとの勝ち点差は8と開いているが、リーグ3連覇へ暗雲が漂いかねない気配になってきた。

 精も根も尽き果てたかのように、うなだれたイレブンがピッチを後にした。不敗記録が17で止まったことよりも、不振をぬぐい去れずに敗れたショックが大きかった。「最悪…」と一言だけつぶやいた主将のMF小笠原満男(30)の姿が、今のチームの現状を物語っていた。

 試合巧者らしからぬ姿をさらした。DF岩政が「僕的には嫌な流れだなと思っていた」と振り返った前半35分。オフサイドラインが乱れた一瞬のスキを突かれ、FW佐藤寿にゴールを許した。DF内田が「先制点が大事になる」と強調していた肝心の1点を先に奪われてしまった。

 7月29日のナビスコ杯準々決勝・川崎F戦の敗北から中2日。疲労からか運動量は次第に低下していった。普段なら通るパスが通らず、パスに反応できない選手も散見された。DF内田は「普段通りやれればね…」とポツリ。その普段の姿を披露できなかった。

 オリベイラ監督は「フレッシュでコンディションの良い選手を送り出したかった」と、先発FW2人を下げて後半18分にFW大迫、同20分に佐々木を投入。終盤にDF岩政を前線に上げてパワープレーに打って出てがむしゃらにゴールを狙ったが、1点が遠かった。

 首位独走の状態は変わらない。だが、リーグ戦の最近3戦は2分け1敗。厳しい状況に陥っている。DF伊野波が「ここからもう1度上り詰められるのが鹿島の強さ。昨年できて今年できないはずがない。この負けがこの時期でよかったと言えるようにしたい」と話したように、今はまさに踏ん張りどころだ。

 幸いにも8月15日のホーム大分戦までリーグは中断。内田は「勝てない時は我慢するしかない。でも、少し間が空いてよかった。ここでしっかり準備したい」と言った。史上初の3連覇を成し遂げるために、いよいよ王者の真価が問われる時が来た。【菅家大輔】
 [2009年8月2日8時31分 紙面から]


鹿島、J“不敗神話”17でストップ
2009.8.2 05:03

連続無敗記録がストップし、小笠原(右端)ら鹿島イレブンは肩を落とした
 J1第20節第1日(1日、広島1-0鹿島、広島ビッグアーチ)リーグ戦負けなしの連続記録は17でストップした。延長戦にまでもつれた激闘の末、敗退したナビスコ杯から中2日で臨んだ一戦。首位鹿島は0-1で広島に敗れ、リーグ戦で約4カ月半ぶりの黒星を喫した。

 一瞬のすきを突かれた。前半35分、自陣ゴール前でDF岩政の相手FWへのマークが外れた。「(FW佐藤)寿人相手にあれは駄目だった」。そこへ決定的なパスが通り、先制を許した。後半途中から若手FWの大迫と佐々木を投入したが、守備を固めた相手のゴールは遠かった。

 連続無敗記録が途絶えただけでなく、リーグ戦は3試合連続で勝ちがない。オリベイラ監督は「素晴らしい選手がいることが再確認できた。明るい話題だ」と強がったものの、失速は明らかだ。

 2位との勝ち点差は暫定ながら8に縮まった。後ろからの足音が、徐々に近づく。「楽に行けるとは思っていなかった。ここで勝つのが鹿島の強さ」とDF伊野波。王者の真価を示すのは、これからだ。


鹿島ストップ!連続無敗17試合で終わる

広島に敗れて、連続無敗記録がストップした鹿島イレブン
Photo By 共同

 【鹿島0-1広島】J1記録を更新中だった鹿島の連続無敗が17試合でストップした。広島に勝ちか引き分けならJ2も含めたJリーグ新記録だったが0―1で敗戦。3月15日の新潟戦以来、約4カ月半ぶりにリーグ戦で黒星を喫し、試合後はMF小笠原が無言で引き揚げるなどショックは大きかった。

 1点が遠かった。前半からパスミスを連発し、持ち味の流れるような攻撃を展開できずに前半のシュート数はわずか1。後半途中にマルキーニョスと興梠の2トップに代えて大迫と佐々木を投入したが、大迫が後半22分の決定機でヘディングシュートを外すなど最後までゴールを割れず、リーグ戦14試合ぶりの無得点に終わった。

 これでリーグ後半戦は2分け1敗。川崎Fが勝ったため、2位との勝ち点差が3節ぶりに1ケタ台の8差に接近し、浦和がきょう2日の清水戦で勝てば7差となる。独走態勢に暗雲が漂い始めた状況に、DF伊野波は「1年間通して楽にいけると思ってなかった。もう一回連勝したい」。オールスター中断でチームを立て直し、15日の大分戦で仕切り直しを図る。

[ 2009年08月02日 ]

岩政 大迫にピッチ上で“公開説教”

<広島・鹿島>サポーターにあいさつする時、厳しく大迫(中)に指示を出す岩政(右)
Photo By スポニチ

 【鹿島0-1広島】試合後に鹿島のFW大迫がDF岩政から一喝されるシーンがあった。試合終盤、前線に上がった岩政にマークが集中し、大迫と佐々木がフリーとなる場面があったが、空いたスペースを使えずじまい。岩政は「サコ(大迫)と竜太(佐々木)に工夫がなかった」とピッチ上で“公開説教”。大迫も「もっとレベルアップして、ああいう場面で流れを変えられるようになりたい」と話した。
[ 2009年08月02日 ]

中2日に負けた!17戦不敗の王者リーグ戦139日ぶり屈辱…鹿島

連続不敗記録がストップし、がっくり肩を落とす大迫(左端)ら鹿島イレブン
 ◆J1第20節第1日 鹿島0―1広島(1日・広島広域公園陸上競技場)鹿島がアウェーで広島に0―1で敗れ、リーグ新記録を樹立したばかりの連続不敗が「17試合」でストップした。前半35分に広島FW佐藤寿人(27)に先制点を許し、その後得点を奪えずリーグ戦139日ぶりの敗戦。川崎はMF谷口博之(24)が後半ロスタイムに決勝弾を決め、2―1でF東京に逆転勝ち。首位・鹿島に勝ち点差8の暫定2位に浮上した。

 DF内田が「負ける相手じゃなかったし、負ける試合でもなかった」とうつむく。MF小笠原は「最悪」と消え入りそうな声で悔しさを込めた。鹿島の連続不敗記録が18戦目にしてついにストップ。サポーター席、試合後のロッカールームでは、誰も声を発しようとしなかった。

 前半35分、オフサイドトラップをかけ損ない、広島FW佐藤寿に先制点を許した。オリヴェイラ監督は「フレッシュな選手を投入したかった」と後半18、20分にFW大迫、佐々木を投入し、2トップを入れ替えた。狙い通り押し込んだが、後半22分にFW大迫がヘディングでゴール外側上のネットを揺らすのが精いっぱい。3月15日の新潟戦以来139日ぶりに敗戦のホイッスルを聞いた。

 直近の公式戦は3試合連続勝ちなし。ナビスコ杯川崎戦(7月29日)ではラスト1プレーで失点し、敗退した。「03年第2S最終戦の浦和戦を思い出した。集中力です」とMF青木。ロスタイムに失点し、ステージ優勝をフイにした苦い経験と重ね合わせ、「集中力」と「勝ち点3」をテーマにピッチに向かったが、中6日の広島に対し、中2日。運動量でかなわなかった。

 今季2敗目で、リーグ戦でも3戦勝ちなしとなった。「いつかヤマが来ると思っていた。昨年は乗り越えた。今年もできないわけがない。ここから上り詰めていくのが鹿島の強さ」とDF伊野波。内田も次節大分戦(15日)へ向け「幸いにも2週間試合が空く。しっかりと準備し、やり直せば、負けるような相手はいない」と言い放ったが、鹿島が正念場を迎えた。

(2009年8月2日06時01分 スポーツ報知)

各紙、ヘッドラインは不敗記録の終焉を報じておる。
しかしながら、記事の内容は不甲斐ない敗戦についてであり、不敗記録については触れておらぬ。
記録はまた一つ一つ積み重ねれば良いだけであり、この苦しい日程に打ち勝てなかった我等に問題があることは明白であるからであろう。
スポニチに至っては、大迫とよよの経験不足について報じておる。
この試合で成長して欲しい。
これでトップチームは三連休となる。
英気を養い、中断明けからの巻き返しに備えて欲しい。

広島戦コメント

2009年08月02日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
今日、負けはしたが、僕はすばらしい選手を抱えていることを光栄に思う。皆さんご存知の通り、あらゆる条件がある中で、あれだけ圧力をかけて戦って、後半は相手がDFの選手を交代で入れたにも関わらず、ほとんど相手陣内で戦っていた。そのことに対して、僕は改めてすばらしい選手を抱えていると思ったし、信頼が深まった。今、僕の目の前には明るい光が広がっている。

【J1:第20節 広島 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.08.02)
8月1日(土) 2009 J1リーグ戦 第20節
広島 1 - 0 鹿島 (19:03/広島ビ/22,225人)
得点者:35' 佐藤寿人(広島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:17試合連続負けなしという記録が途切れたが。
「ただ、自分自身としては、選手たちを誇りに思う。あらゆる厳しい条件がこの試合の我々には存在したことを、(記者の)皆さんもご存じだろう。選手たちは相手にしっかりと圧力をかけて戦った。特に終盤は、相手陣内に押し込んだサッカーができた。広島がDFの選手を終盤に入れてきたことからも、状況は証明できるだろう。
 私たちのチームは、素晴らしい選手たちを抱えている。彼らを強く信頼しているし、明るい希望が目の前に拓けてきた」

Q:2トップを交代させたことについては?
「フレッシュで、コンディションのいい2人を入れて、チームを活気づけたかった」


以上

【J1:第20節 広島 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.08.02)
●伊野波雅彦選手(鹿島)
「1年間通して、楽にこのままいけるとは思っていなかった。どこかで山がくることは、わかっていた。去年もそうだったから。
 今は、本当のチームの強さが問われていると思うし、ここからもう一度上り詰めることができるのが鹿島の強さだと思う。去年できたことが、今年できないわけはない。時間もあるので、ここでもう一度、みんながバラバラにならず、立て直していく。それが、僕たちが12冠もとっている証拠だと思う。
 もう一回、連勝するつもりでやる。修正する時間はたくさんある。全然、立て直せると思う。
 いい経験をしたというか…1発目の壁が来たと思っている。この時期でよかった、と言えるようにしたい。この敗戦を無駄にしないよう、みんなで一致団結して、気持ちを入れて、最初の頃の鹿島に戻れるようやるだけです。
 今後は連戦がない。連戦以外の試合で、負けないことが大事。次の試合まで2週間の時間がある。勝つのが当たり前という状況になりたい」

●青木剛選手(鹿島)
「こういう厳しい日程の中で、先制点を許してしまうと厳しくなる。
 広島は、もっと前からガンガンくるかと思っていたけど、守備の時はハーフウェイラインまで引いて、僕たちが攻めにいこうとした時にプレスをかけて、ボールを奪ってカウンターという形をとってきた。そういう中で先に点をとられてしまうと、相手は余計に守備をしっかりとして、カウンターを狙う形になった。厳しかった。
 立ち上がり、しっかりと入ることはできていたと思う。ただ、広島の狙いとしているサッカーがあって、そこにウチがはまってしまう場面も、何回かあった。
 引いていたので、中ばかりではなく、サイドを揺さぶりながらうまく攻撃できればよかった。だけど、相手も最後のところで身体を張っていた。何回かゴール近くまでいくシーンもあったけど、最後のところを崩しきれなかった。
 もっと精神的にも肉体的にも、たくましくタフになって、また2週間後、しっかりとしたものを出したい。まずは、精神と肉体を調整することが大事。あとは最近、失点が時間的にあまりよくない時に多いので、そこは改善したい」


我等が誇りよ。