鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

鹿島アントラーズの面白いサッカー

2009年03月26日 | Weblog
代表チームよりもJリーグ
海老沢 泰久=文
text by Yasuhisa Ebisawa
2009年3月26日

 サッカーの日本代表の試合を見て、われわれは何を楽しめばいいのだろう。ジーコから、オシム、さらに岡田監督に代わって2年半にもなるが、ぼくにはいまだに分からない。

 当初はワールドカップ予選を突破できるかどうかという興味があった。

 しかし、最終予選A組の対戦がひととおり終わったいまでは、突破はほぼ確実ということが分かっている。オーストラリアと日本の実力が頭ひとつ抜けていて、バーレーン、カタール、ウズベキスタンとは差があることが明らかになったからだ。そして、予選を突破するにはA組で2位までにはいればいいのだから、突破はほぼ確実になったのである。したがって、テレビ局がどんなに煽り立てようが、そのことに対する興味はもうなくなってしまった。

 では、彼ら代表チームのプレーを楽しめばいいのだろうか。

 しかし、それはむずかしい。いまの代表のサッカーには美しさも驚きもないからだ。

 それは、監督がジーコからオシムに代わったときから懸念していたことだった。オシム監督は「人もボールも動くサッカー」というスローガンを掲げ、ジーコ監督のときから代表選手をガラリと入れ替えた。一言でいえば、ジーコが好んだ個人技に長じたスター選手の集団から、無名だが監督のいうことをよくきき、走れと命じればいつまででも走っているような真面目な選手の集団に構成を替えたのである。個性のない集団といってもいい。つまり、もともと面白いサッカーのできるチームではなかったのだ。

 それでも、スローガンどおりに人もボールも動いて試合に勝っていれば、代表戦の観客動員やテレビ視聴率が落ちるということはなかったろう。しかし、彼らはアジア選手権などの肝心な試合では勝てなかった。無能だの無策だのと口汚なく非難されたジーコが監督のときでさえチャンピオンになっていたというのに。

 岡田監督のチームも基本的にはオシム監督のチームを引き継いでいる。だから、ただ走ってボールを動かすだけのつまらないサッカーであることは変わらない。2月のワールドカップ最終予選のオーストラリア戦でも、1月からキャンプをして5週間も準備したにもかかわらず、ヨーロッパのリーグ戦に出場して、試合の前日、前々日に来日したオーストラリアの選手たちに苦もなく引き分けに持ち込まれてしまった。つまり、オシム監督が人もボールも動くサッカーというスローガンを掲げて、真面目だが美しさも驚きも生み出せないチームにしてしまってから、何も進歩していないのである。

 これなら、ヒイキにしているからいうわけではないが、アントラーズのサッカーのほうがよっぽど面白い。なかでも今年の開幕のレッズ戦における2発のカウンターは、まさに人もボールも動く美しくて驚きに満ちたサッカーの見本のようなゴールだった。声高にスローガンを唱えたりしなくても、美しく驚きに満ちたゴールが決まるときは、必ず人もボールも動いているのである。

 むろん、だからといって代表の試合を見ないわけではない。ちゃんと見て、内田篤人の無事を祈っている。面白くも何ともない試合に毎回出させられて、そのうえ怪我でもさせられたらたまらないからだ。ぼくには、いまの代表なら、アントラーズのほうがずっと大事なのである。


ナンバーのコラムである。
あまりにごもっともな意見であったのでここで紹介させてもらう。
この力と戦術が兼ね備えられてこそ素晴らしいサッカーが魅せられるというものである。
それを具現化しておるのが鹿島アントラーズと言い切っても過言では無かろう。
海老沢氏の申すように篤人の無事をただ祈るのみである。

日本代表内田篤人コメント

2009年03月26日 | Weblog
【3.28@埼玉:日本 vs バーレーン】 3/26(木)練習終了後の日本代表各選手コメント (09.03.26)
●内田篤人選手(鹿島):
「足は大丈夫です。途中までテープ巻かずにやったんですが、巻いてやってもやれました。普通にやれます。
(ハムストリングだけど)大丈夫、オレ若いから。
(ゴール前に3人入る練習については、守る側が)ボールウォッチャーになるから。裏が空いたら裏に。ニアにも入っていく。そこは頭を使いながらやりたい。
(バーレーンDFに比べると日本のFW陣は小さいことについて)先輩なので小さいとはいえませんが、簡単に上げずに、崩して入れて行きたい。守るほうも、簡単に入れてくれたほうが楽だと思う。
(攻撃については)ロングシュートを打てる人もいる。シュートを打って前に出てこさせたい。ゴール付近でファールをもらえばFKを蹴れる人もいる。あせらずやりたいです。
(クロスについては)いつもどおり、変わったことは言われてないです。いつもどおりです。
 相手はどうなるかわからない。(バーレーンが)蹴ってくるのもイヤだし、つないで速く攻めても来る。気を抜けないです。みんなで守り抜く。そこで点を取れれば勝てるかなと。日本のサッカーをちゃんとやれば勝てない相手ではない。
(明日誕生日ですが)プレゼント持ってきてくれてもいいですよ(笑)。二十歳(ハタチ)の響きはよかったんですけどね。
(21歳になって初めての試合になるが)誕生日にかかってる時は、バーレーンが多いですね。去年はベンチにも入れなかった」


昨年の誕生日はベンチ入りすら叶わずスタンドからの寂しい観戦であった。
今年の誕生日は代表の練習に明け暮れる模様。
とりあえず、右太股裏側の張りに問題がなかったことは良かったと言えよう。
元気に一つ歳を取って還ってくることになるのであろう。

篤人負傷か

2009年03月26日 | Weblog
内田、右太もも裏に張り…紅白戦に出場せず
2009.3.26 05:03
 日本代表合宿(25日、千葉県内)DF内田篤人(20)=鹿島=が右太もも裏の違和感を訴え、25日午後の紅白戦出場を回避。ストレッチや軽めのランニングなど別メニューで調整した。
 「もも裏のハリが強かった。試合数も多いので」と内田。岡田監督は「医学的には何もない。本人はやるといってきたけど、無理はさせない」と話し、本人も「あしたからはやると思う」と軽症を強調したが、厳しい日程による疲労が残ることが浮き彫りになった。
 ACLに出場している鹿島所属の内田は今月7日のJリーグ開幕戦以降、11、15、18、22日とJとACLを交互に、週2試合のペースで試合が続き、そのすべてにフル出場してきた。「ACL組はコンディション的に心配」と話していた岡田監督の不安が、28日のバーレーン戦当日には最小限となっていることを祈るしかない。


内田離脱…働きすぎで右太腿裏に張り

別メニューでストレッチする内田篤人
Photo By スポニチ

 日本代表DF内田が右太腿裏の張りを訴え、別メニューとなった。午前の練習は通常メニューを消化したが、午後は紅白戦には出場せず、入念なストレッチとランニングなどの軽いメニューで終えた。内田は「やれます」と訴えたが、岡田監督は「ハムストリングの違和感なので、怖かったので大事を取った」とメンバーから外した。

 突然の離脱は“勤続疲労”によるところが大きい。今年は日本代表で4試合、鹿島では富士ゼロックス杯にリーグ戦3試合、ACL2試合に出場。日本代表の中で最も多い10試合に出場しており、疲れが一気に出た形だ。内田は「あしたはやれます」と気丈に話したが、不動の右サイドバックの一時離脱だけに回復具合が気になるところだ。

[ 2009年03月26日 ]

篤人が太股の裏に張りを訴えたとのと。
練習回避どころか今すぐにでも帰ってきて欲しい。
とはいえ、篤人本人はやる気満々である。
我等は静かに待つしか無さそうである。