鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

小笠原満男、大迫勇也、開幕戦ベンチ入り

2009年03月07日 | Weblog
小笠原ヒザ重傷越え5カ月ぶりベンチ入り

ミニゲームで大迫勇也(右)は小笠原満男と競い合う。後方は佐々木竜太
 鹿島は、昨年9月20日の柏戦で左ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷及び半月板損傷の重傷を負ったMF小笠原満男(29)が、約5カ月半ぶりに戦列に復帰。開幕勝利の「切り札」としてベンチ入りする。

 重傷を負ってから約5カ月半。ついに、この時がやってきた。満員のホーム開幕戦、相手は浦和。格好の舞台で、復活を告げるベンチ入りを果たした小笠原は「やっとという感じです。感覚は大丈夫」と意気込んだ。

 負傷した当初は4月復帰を目指していただけに、まさに驚異の回復。ベンチスタートながら「新人じゃないし、やるべきことは分かる。試合の状況を見て自分のできることをやる」と断言した。オリベイラ監督が「出場の可否は試合状況によるが、戦力としてベンチに入れる」と話したように「テスト」ではない。キープ力と判断力をいかして試合をコントロールしてほしい時、逆転を狙う終盤に相手の急所を突くキラーパスが必要な時などの勝負どころで投入される可能性が高い。

 6日も小笠原は雨中の練習で精力的に調整。日本代表DF内田に「(浦和戦メンバーには)神の域に入っている人たちがいる」と評させる「神」の1人で、その存在感は絶大だ。普段から「負けたら楽しくない」と口にする主将が、自らの復帰戦を勝利で祝う。
【菅家大輔】
 [2009年3月7日8時16分 紙面から]

鹿島・大迫に“小笠原魂”注入!出番待つだけ
2009.3.7 05:01

雨の中、最終調整する大迫(左)。18歳ルーキーの開幕戦出場、ゴールは見られるか(撮影・吉澤良太)
 J1は7日、7試合で開幕する。初戦から好カードとなった鹿島-浦和(カシマ)では、浦和FW原口元気(17)が左MFでクラブ史上初の高校生開幕スタメン濃厚。17歳9カ月26日で得点すればJ最年少の開幕戦ゴールで、視察に訪れる日本代表・岡田武史監督(52)への強烈な代表入りアピールとなる。鹿島の注目ルーキーFW大迫勇也(18)は、左ひざ負傷がいえたMF小笠原満男(29)とともにベンチ入りした。

 開幕戦ベンチ入りを告げられた大迫は、初々しかった。

 「少しでも長く試合に出て、みんなに迷惑をかけないようにしたい」。1日に鹿児島城西高の卒業式を終えたばかりの18歳の思いは、早くもピッチの上にある。鹿島では06年開幕戦で先発した現日本代表DF内田以来となる高卒新人開幕メンバー入り。「(ここまで)早かったです」と率直な思いも口にした。

 あこがれていたチームの大黒柱で、昨年9月の左ひざ前十字靭帯(じんたい)損傷以来、長期離脱していた元日本代表MF小笠原のベンチ復帰も正式決定。大迫はピッチに立てなくても、主将から「鹿島魂」を学ぶ絶好の機会になる。

 鈴木満強化部長(51)は、「大迫が選ばれたのは実力。試合に投入するためで、開幕戦や浦和との戦いを経験させるといった理由は関係ない」と強調する。未来の日本のエース候補が、いよいよプロ初シーズンの幕開けを迎える。
(丸山汎)

第4FW昇格…大迫開幕ベンチ勝ち取った

小笠原満男(左)にマークされる大迫勇也
Photo By スポニチ

 鹿島の新人FW大迫が“第4のFW”に昇格した。7日の浦和戦に臨むメンバー18人が決まり、ベンチ入りする2人のFWには田代と大迫が選ばれ、佐々木が外れた。これまでは5人のFW陣の中で5番手の評価だったが、4番目にまで上がった形だ。「少しでも試合に出て、みんなに迷惑かけないように頑張りたい」。大迫は試合への意気込みを語った。

 チーム内の評価はどんどん高まっている。昨季得点王でMVPの先発FWマルキーニョスも「若い選手だがクオリティーが高い。これから練習を積めば成長を期待できるし、将来は鹿島にとって素晴らしい選手になる」と褒め称えた。開幕戦でいきなりデビューのチャンスをもらった大迫は「予想より早い?早いですね」と初々しかったが、狙っているのはもちろん史上4人目となる高卒新人開幕弾だ。

[ 2009年03月07日 ]

小笠原が帰ってきた!左ひざ手術からわずか148日…鹿島

開幕戦を控え、小笠原(手前)のFKでセットプレーの確認をした鹿島イレブン
 17年目を迎えるJリーグは7日、鹿島―浦和戦(カシマ)などJ1の7試合とJ2の2試合が行われ開幕する。史上初の3連覇を目指す鹿島は昨年9月に左ひざ前十字じん帯損傷で離脱していたMF小笠原満男(29)のベンチ入りが決定した。

 豪雨の中で行われたセットプレー練習。鹿島MF小笠原は感触を確かめるように何度もクロスを上げた。「やっとここまできたか、という感じ。本当はゼロックス(スーパー杯・2月28日)で出たかったから、やっとという気持ちですね」絶望的だった開幕戦復帰。それでも、本人はさも当然のような表情を浮かべていた。

 超人的な回復力だ。昨年9月20日の柏戦で左ひざ前十字じん帯を損傷。人生初めての手術を受け、復帰まで6か月の診断が下った。一時は「引退」も口にしたが、「全治というのは早めるためにある」と受け入れ、年末年始のオフ返上で「朝から晩まで」というリハビリを敢行した。

大雨の中、笑顔をみせる小笠原
 「普通の人が(右手を45度に挙げて)これくらいで回復するなら、僕は(60度に挙げて)これくらいでリハビリを取り組んできた。そうすれば早く復帰できると思った」リハビリ先進国のブラジルでも「手術から5か月以内の復帰は厳禁」とされる常識を覆す術後148日、5か月弱での復帰。執念で開幕戦に間に合わせた。

 復帰するだけではない。「治すだけじゃ嫌だった。体を見直して、けがする前よりパワーアップして戻るために、トレーニングをした」術後5センチ程度細くなった両太ももは、負傷前より1~2センチ太くなったという。体重もベストの72キロに戻し、万全のコンディションで浦和戦を迎える。

 途中出場が濃厚だが、精神的支柱の復帰にDF内田は「ベンチにいるだけで、オッとなる存在。心強いです」と喜んだ。「試合に飢えている。明日は本当に楽しみ」と小笠原。さらに大きくなった鹿島の「心臓」が再び動き出す。

(2009年3月7日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島、きょう浦和戦
2009/03/07(土)
初戦から優勝候補との大一番
 Jリーグ1部(J1)は7日に開幕する。第1節は7、8の両日に各地で9試合を行い、鹿島は7日、カシマスタジアムで浦和と対戦する。キックオフは午後4時。初戦から優勝候補との大一番で、開幕5連勝を飾った昨季のように、最初からエンジン全開で勝利したい。

 試合前日の6日は約1時間、セットプレー確認など軽めの調整をした。1週間前の富士ゼロックス・スーパーカップでG大阪に3―0で快勝したように、「いい仕上がり、いい準備ができている」とオズワルド・オリベイラ監督。本山をボランチに据えたシステムも板につき、不安ない状態で試合に臨めそうだ。
 昨年、無冠に終わった浦和はフォルカー・フィンケ氏が新監督に就任。システムは3バックから4バックに変わり、ショートパスを主体とした「つなぐサッカー」を掲げている。開幕前から多数の練習試合をこなしているが未知数な部分が多く、新井場は「どれだけ柔軟に対応できるか。局面での強さも必要になってくる」と気を引き締める。
 浦和との昨季対戦成績は1分け1敗。前線には田中達や高原、ポンテら豊富なタレントがそろい、岩政は「先制点は与えたくない。先のことは考えず、まずはセーフティーに進めたい」と試合をイメージする。マルキーニョスが「開幕戦、レッズ、ホームゲームと選手も意識しているし、モチベーションは上がっている」と話すように、浦和戦での勝ち点3は今後の自信にもなる。単なる1勝以上に重みのある勝利をつかむことができるか。


【写真説明】
開幕戦へ向け、セットプレーの練習で調整を行う鹿島の選手ら=クラブハウスグラウンド


ベンチ入りメンバーにスポットが当たっておる。
しかしながら、この試合のキーマンは開幕初スタメンの興梠慎三であることは言うまでもない。