山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

物語の異変

2015-05-23 23:38:20 | 透明人間三部作-2014-2015
「約半世紀にわたり、日本の現代演劇の最前線を紹介し続けた演劇評論家で、元朝日新聞編集委員の扇田昭彦(せんだ・あきひこ)さんが、22日午後9時1分、悪性リンパ腫のため東京都小平市の病院で死去した。74歳だった。」(Yahooニュース)
演劇を愛してくれた方が亡くなるのは淋しい。合掌。

この数日、興奮すると首筋が赤くなる。毛細血管がプチプチと切れているのだろうか。昨日より関節もフニャフニャする。性欲も低下した。だが、食欲はある。うろんがくいたひ。舌に若干の痺れを感じる。
自分の身体が他人事のように漫画化されている。平面の中にいる。時々、身体が立体化する。その時が我に帰る時。演劇の稽古に集中しています。公演直前です。
「ねじ式」では「紅い花」と「もっきり屋の少女」を後半に導入している。
「紅い花」で登場するキクチサヨコと新田のマサジ、「もっきり屋の少女」で登場するコバヤシチヨジを「ねじ式」で登場させる。インチキだろうか?チキチキバンバンなのである。つまり、
この3人の出演者(サヨコ=サキ、マサジ=タロー、チヨジ=ヒゴ)が「ねじ式」の物語に介入させるべき存在感を持っていたのです。
混入することによって「ねじ式」は自在に歩き始める。青年の妄想は深まり広がる。
思えば、これも劇の副作用だ。物語の「異変」は「普遍」にも繋がる。

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki