アーサー・C・クラークとフレデリック・ポールの初めての合作にして、
クラークの遺作である。
ひと言でいうと、
ムチャクチャな長編である。
あとがきによれば、
クラークが4、50ページの原稿と同量のメモを書き、
それをもとにポールが書いたということだが・・・。
どんな原稿(おそらくプロット)を渡したんだろう?
そう不思議に思うぐらい、
なんというかムチャクチャな話なのだ。
この二大巨匠の合作でなければ、
こんなムチャクチャな作品が世に出ることはなかったのではないか。
そういう意味では貴重な作品だ。
「え~~!」という気分の連続になることは間違いない。