唇にスパーク!

2009年01月23日 21時32分52秒 | コメディのかけら

知人の体験談だ。

事件が起きたのは、
冬場の満員電車だった。

空気は乾燥しており、
車内は暖房のせいで、
満員にもかかわらず乾燥していた。

彼の前に髪の長い女性が、
背中を向けて立った。

次の瞬間、
彼の目に飛び込んできたのは、
異様な光景だった。

女性の髪が、
するする彼に向かって、
宙を泳いできたのである。

静電気だ!

そう思って逃げようとしたが、
手遅れだった。

髪は彼の唇に触れた。

同時に、
「バチッ!」

弾けるような音ともに、
唇に痛みが走った。
唇が裂けたのではと思うほどの痛みだった。

まったくもって、
この時期の静電気は油断ならない。
 
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