良質な”木材”を育てる方法

2011年08月28日 08時34分14秒 | チシキのかけら

山で間伐を行うのは、
木を間引くと同時に、
太陽の光を森の底まで届かせるためである。

日差しが届けば、
そこに広葉樹が生えてくる。

広葉樹の葉は秋になると落ち、
やがて腐葉土となり、
豊かな土壌を作る。

間伐に続いて行われるのが、
枝打ちだ。

なぜ枝を落とすのか。
これには二つの理由があるという。

一つは幹は枝があるとそこから細くなってしまう。
それを防ぐためだ。
なるべく真っ直ぐな幹の方が、
良質な木材となる。

もう一つは木を引き締めるためだそうだ。

間伐が終わると、
木にとっては育ちやすい環境になるため、
光合成を盛んに行うべく、
枝や葉を伸ばそうとする。
しかし、そこで枝を落とされると成長がストップし、
年輪と年輪の隙間が狭くなる。
実はその方が木材としては良質なのだ。

上記は、
東京チェンソーズの青木亮輔さんから聞いた話である。

 
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