いろいろな番組の会議で会うK君は、
優秀なリサーチャーである。
報告は常にコンパクト。
傍らで聞いていて「それは難しいだろう」という発注を受けても、
即座に「無理です」と断ることなく、全力を尽くす。
先日、新年会が伸び伸びになり新年度会になった席で、
K君と一緒になった。
酒の席でも寡黙なK君。
ところがBGMにチャゲアスが流れ、
ASKAの話になった時、
突然、チャゲアス愛を熱く語り始めた。
曰く「ASKAの曲は薬の力で書いたんじゃない。絶対に戻ってくる」
曰く「CHAGEが最近よく歌番組に出ているのを見ると寂しくなる」
K君が仕事現場で喋る時は、いつも事実の報告であり、意見を言うことはない。
初めて聞くK君の”自分の言葉”だった。
新鮮だったなあ。