『ポツンと一軒家』では、
一軒家を探す“捜索隊”として、
ディレクターと正体はわからないが(AD?カメラマン?)
2人が登場する。
この「2人」というのが、
地味ながら、なかなかのアイデアである。
ディレクターがリポーターを務める番組は今、
数多くある。
この場合、ひとり語りとなるわけだが、
タレントだって手練以外は不自然に感じるひとり語り、
ディレクターだとその不自然さは倍増し、
しばしば観ていてツラくなることがある。
しかし、2人なら大丈夫。
ひとり語りではなく「会話」になるからだ。
もちろん、レポーターである以上、
ふだんよりも言葉数は多くなるわけだけど、
(心の中でも思ったことも口に出すので)
もう1人のリアクションが入るぶん、
ひとり語りの不自然さはかなり軽減されている。
僕の担当番組でも、
盗ませて頂きたいものである。