映画や舞台のポスターのデザインをしている方から聞いた話。
「2.5次元」の舞台のポスターでは、
アップで毛穴が見えてしまう場合、
修正して毛穴を消す。
俳優の2.5次元感を守るためである。
それは特に問題ではない。
大変なのは、
「2.5次元」モノで活躍する俳優が、
普通の映画や舞台に出ることになった時だそうだ。
「2.5次元」俳優だけが、
修正を頼んでくることがあるという。
イメージを守りたいという気持ちはわかるが、
他の俳優と並ぶと不自然極まりない。
いかに不自然ではなく、
それでいて俳優側から文句の出ない微妙なバランス、
それを実現するのが大変かつ腕の見せ所だそうだ。