ここでも繰り返しご紹介してますな。クルーグマンのニューヨークタイムズのコラム、なかなかオバマ政権に対して厳しいものがありますが、あちらでも評判になってるようでして、
クルーグマンの歌がYoububeで流行ってるみたいで。
ABCの番組で紹介されてます。
この番組、クルーグマンも出ててニヤっと笑ってます(記事の下の方です)。もう、アイドルって感じですな。
クルーグマン対ガイトナーというお題のラウンドテーブル。クルーグマンはあんまししゃべってませんがね。
で、先週号のニューズウィークにクルーグマンのことがカバーストーリーで紹介されています。日本語版では今週号のようで、翻訳記事がのってます。
本当は、日本語版で見つけたんですが、日本語版は記事の中身をネットで公開しないんで、英語版をネットで探したんですな。
Obama’s Nobel Headache
Paul Krugman has emerged as Obama's toughest liberal critic. He's deeply skeptical of the bank bailout and pessimistic about the economy.
クルーグマンはリベラル派で最も手ごわいオバマ政権の批判者として現れた。銀行救済プランには心底不信感を持っており、経済情勢には悲観的だ。
そうですな、この間、ガイトナーのプランには絶望したってNYTのコラムには書いてたんでした。
まあ、後は日本語版でもお読みいただくとして、ちょっと面白い部分だけ、
Krugman is not likely to show up in an administration job in part because he has a noble—but not government-career-enhancing—history of speaking truth to power.
クルーグマンがなんで政府の職につかない、ないしはつけないのか、という点でして、これほど著名な学者がなぜ政権に呼ばれないのか。スティグリッツはクリントン政権に貢献しているし、世銀に入ったりもしましたよね。
なぜならば、時の政権に対し真実を語ってきた歴史があるから。ははあ。
With dry humor, he once told a friend the story of attending an economic summit in Little Rock after Bill Clinton was elected president in 1992. As the friend recounted the story to NEWSWEEK, "Clinton asked Paul, 'Can we have a balanced budget and health-care reform?'—essentially, can we have it all?
ビルクリントンが92年に大統領に選ばれてリトルロックで経済サミットを開いたときに、クリントンがクルーグマンに、均衡予算とヘルスケアの建て直しは両立するか、と聞いてきたが、
And Paul said, 'No, you have to be disciplined. You have to make choices.' Then Paul says to me (deadpan), 'That was the wrong answer.
クルーグマン答えていわく、無理です。いい加減なことを言っちゃいけません。どっちか選択が必要です。こう答えたのがだめで、とはクルーグマン。
Then Clinton turns to Laura Tyson and asks the same questions, and she says, 'Yes, it's all possible, you have your cake and eat it too.' And then [Paul] says, 'That was the right answer'." (Tyson became chairman of Clinton's Council of Economic Advisers
クリントンは、ローラタイソンの方に向き直って同じ質問をしたら、はい、それはどちらも可能です。ケーキが目の前にあるし、ならばそれを食べても良いのです、と答えた。これが正しい答だったのだ、とクルーグマン。タイソンはその後経済諮問委員会の会長に。
そういや、クルーグマンは、経済政策を売り歩く人々だったか、その著書で、タイソンをけなしてたような・・・。
まあ、クルーグマンは会社に居ても出世しないタイプ、ということで、ミョーな親近感がわくんですけどね。
クルーグマンの歌がYoububeで流行ってるみたいで。
ABCの番組で紹介されてます。
この番組、クルーグマンも出ててニヤっと笑ってます(記事の下の方です)。もう、アイドルって感じですな。
クルーグマン対ガイトナーというお題のラウンドテーブル。クルーグマンはあんまししゃべってませんがね。
で、先週号のニューズウィークにクルーグマンのことがカバーストーリーで紹介されています。日本語版では今週号のようで、翻訳記事がのってます。
本当は、日本語版で見つけたんですが、日本語版は記事の中身をネットで公開しないんで、英語版をネットで探したんですな。
Obama’s Nobel Headache
Paul Krugman has emerged as Obama's toughest liberal critic. He's deeply skeptical of the bank bailout and pessimistic about the economy.
クルーグマンはリベラル派で最も手ごわいオバマ政権の批判者として現れた。銀行救済プランには心底不信感を持っており、経済情勢には悲観的だ。
そうですな、この間、ガイトナーのプランには絶望したってNYTのコラムには書いてたんでした。
まあ、後は日本語版でもお読みいただくとして、ちょっと面白い部分だけ、
Krugman is not likely to show up in an administration job in part because he has a noble—but not government-career-enhancing—history of speaking truth to power.
クルーグマンがなんで政府の職につかない、ないしはつけないのか、という点でして、これほど著名な学者がなぜ政権に呼ばれないのか。スティグリッツはクリントン政権に貢献しているし、世銀に入ったりもしましたよね。
なぜならば、時の政権に対し真実を語ってきた歴史があるから。ははあ。
With dry humor, he once told a friend the story of attending an economic summit in Little Rock after Bill Clinton was elected president in 1992. As the friend recounted the story to NEWSWEEK, "Clinton asked Paul, 'Can we have a balanced budget and health-care reform?'—essentially, can we have it all?
ビルクリントンが92年に大統領に選ばれてリトルロックで経済サミットを開いたときに、クリントンがクルーグマンに、均衡予算とヘルスケアの建て直しは両立するか、と聞いてきたが、
And Paul said, 'No, you have to be disciplined. You have to make choices.' Then Paul says to me (deadpan), 'That was the wrong answer.
クルーグマン答えていわく、無理です。いい加減なことを言っちゃいけません。どっちか選択が必要です。こう答えたのがだめで、とはクルーグマン。
Then Clinton turns to Laura Tyson and asks the same questions, and she says, 'Yes, it's all possible, you have your cake and eat it too.' And then [Paul] says, 'That was the right answer'." (Tyson became chairman of Clinton's Council of Economic Advisers
クリントンは、ローラタイソンの方に向き直って同じ質問をしたら、はい、それはどちらも可能です。ケーキが目の前にあるし、ならばそれを食べても良いのです、と答えた。これが正しい答だったのだ、とクルーグマン。タイソンはその後経済諮問委員会の会長に。
そういや、クルーグマンは、経済政策を売り歩く人々だったか、その著書で、タイソンをけなしてたような・・・。
まあ、クルーグマンは会社に居ても出世しないタイプ、ということで、ミョーな親近感がわくんですけどね。