yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

【独り言 5】 久しぶりの放談?の条

2006-01-26 01:50:43 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都

 本当はこんなことしてちゃいけないんです。ごめんなさいM町教育委員会のMRさん。でも少し先が見えてきたのでちょっと休憩させて下さい。朝には送りますので・・・。レ ジ ュ メ !(アーこの間いくつのレジュメを作ったことか・・・)

 別に大した内容じゃないんです。
 実は今日珍しくNHKの地元の記者が来たのです。新聞記者の方は時々来られるし、こちらから電話することもしばしばあるのですが。何故か放送局の記者はあまり長い時間話すことを嫌う傾向があって(当然かもっしれませんよね、彼等のニュース原稿なんて話し言葉ですからどうしても短い原稿でいいんですもの)、そのせいかほとんど親しい人がいないんです。もちろんコロコロ異動するし、文化財関係だけを追う人はほとんどいませんから。

 ところが数日前、突然電話がかかってきて、
「NHKのYDと申しますが、ちょっと斎宮のことなどお話を伺いたいのですが・・・。」という、電話の響きが悪かったのか最初、男性の記者の方かと思っていたらびっくり!若い女性の記者だった。こちらが時間を少し変更してもらったせいもあって、予定より少し遅れて「放談」は始まった。良く聞くと津にいる記者ではなくて伊勢支局?に配属なのだという。さらに驚いたことに(でもないか、こんな取材を申し込むなんて確かに変だものね)、彼女は東京の有名KO大学の文学部で日本史を勉強したという。そう聞けばこちらも俄然ファイトが湧いてくる。

 どうしてかって?そりゃ話を理解してくれる人が目の前にいてくれれば元気が出るでしょう!この間たくさんの新聞記者の方と親しくなったが、その大半はこちらが一生懸命お話しすることを真剣に聞いてくれた人なんです。
 半年ほど前にも作家の永井路子さんから手紙が来て、「山中さんを知ってる朝日の記者から取材を受けたわよ」という。誰だろうと送られてきた新聞記事に目をやると確かに極めて印象深い女性記者の名前があった。

 何故印象深いかって?あんまり暴露すると彼女の名誉にかかわるかも知れないから想像に任せますが、とにかく豪傑なんです!別にそんなのジェンダーからすれば、どうってことないことなんだから、ことさら言うことでもないんだけれど、とにかくハイパワーの人だった。それも僕の前にいたのはほんの数ヶ月のことで、直ぐどこかへ転勤していったから、向こうが憶えているなんて思いもしなかったのです。でも永井さんの口から長岡京の話が出ると直ぐに思い出して懐かしそうに話したというのです。

 正直、嬉しかったです。熱心さだけは当時から人に負けないと思っていたから、それがちゃんと彼女のような豪快な人にも伝わっていたことを知って。

 今日の方はその上、歴史の専門教育を受けてきたんです。そりゃーファイトが湧かないはずがないではないですか!延々3時間半、誰もいない研究室の一角で、コーヒーを最初一杯出しただけで、お代わりを作ることもなく、喋りまくりました。口角泡を飛ばす、状態でした。全く時間の過ぎることを知りませんでした。聞くところによると伊勢市に職場があるとか・・・。恐らく帰社したら8時でしょうね。申し訳ない。

 内容は昨夏の斎宮の発掘調査の件、今後の期待度、四日市の久留倍遺跡のこと、鈴鹿の関のこと等々、伊勢国の文化財全てを喋りまくりました。どれもこれもすごく喜んで帰ってくれました(と自己満足?してます)。この取材をどう活かすのかは彼女の意志、意欲次第でしょうが、新しい記者の友人ができたような予感がしています。以前から温めているアイデアがあるので少し相談してみようかな?等とさっきから思い始めました(初対面の人にいきなりこんなこと考えてるんですけど・・・なんてさすがの僕も言えませんしね)。

 まだそのアイデアは ひ み つ なのですが、もし放送されることがあったら紹介しますね。

 とにかくそんなこんなで、院生がサボったお陰で、午前中からの授業の疲れもすっ飛ばし、できた貴重な時間を最大限に使わせていただきました。久しぶりに官舎で風呂にも入り(研究室に戻るとまだ学生が二人いて、「あら、先生綺麗じゃん!髪がフカフカしてる!??」なんて褒められ??ました。)、気分一新、レジュメに取りかかり、さ、これから最後の追い込みです。よく考えたら明日の授業のレジュメもまだだった。えらいこっちゃ!

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1 コメント

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御久しぶりです。 (保立道久)
2006-01-26 21:11:00
お久しぶりです。醍醐先生は時々通りで御あいしますが御元気です。その節は楽しく。

時々、ここを読んでいます。本当はもっと真面目にせねばならぬのですが。今、レジュメを作っていて、手がつかれて。またどこかで御会いするのを楽しみに。

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