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地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

モロタイ島の青年との奇跡的な出会い

2020-12-04 13:07:05 | Weblog
モロタイ島の青年との奇跡的な出会い
モロタイ島はインドネシアの中でも一番フィリピンに近く佐賀県ほどの島ですが、
インドネシアに於ける大東亜戦争時、日本軍にとって重要拠点地域の一つでした。

大東亜戦争時の日本軍は飛行場を建設し守備隊を強化するも、
アメリカ軍に奪われフィリピンや東ボルネオへの攻撃の基地として
使用されていたようです。

この地に散った英霊は1,712名です。

わずか2年足らずの期間に失われた生命としては
大変な激戦であったと想像されます。

あまり存在を知ることのないモロタイ島ですが、思いがけず、
不思議なご縁5年ほど前に頂きました。

日本に十数年在住しているモロタイ島出身の真面目な青年が、
故郷のモロタイ島に植林をしたいと言っているという話を、
ある会社の社長から知らされました。                     

モロタイの情報を集め始めましたが、
本当に情報の少ない地域であることが判りました。

モロタイ出身のアバス君からいろいろと現地情報を教えてもらい、
地域住民の民生向上のためにも植林が必要であることを知りました。

自分には本当にご縁のないと思っていたモロタイ島での植林は、
奇跡的な出会いとご縁で取り組むことになりました。

モロタイに平和の樹を植える

この植林の目的は、産業の少ない島民の収入機会につながるような
「植林」行うためです。

現地の事情がほとんど分からないので、
2016年8月28日にアバスさんの案内で現地へ行くことになり訪問しました。

自然が豊かで海もキレイで、人々も皆さん親切で牧歌的な島を訪れて、

中村輝夫さんや亡くなられた英霊の皆さんに想いを馳せながら感無量でした。

日本人と知ると必ず皆さんが中村さんの事を話してくれました。
現地の人達のなかでは「中村さんは英雄」として尊敬の対象であるように感じました。

第二次世界大戦の記憶が消えてゆく中で、
オランダの植民地で苦しめられていたとはいえ、
それ以外は戦争をする意味も意義も判らないままに島の人達を
巻き込んだ事実があります。

中村さんが発見される2週間ほどまえに
第二遊撃隊長の川島威伸氏が戦没者の遺骨収集団としてモロタイを訪れて、

現地慰霊祭のあいさつで
「インドネシア政府や軍関係者、地元住民に感謝をささげるとともに、
 島の激しい戦闘でとりわけ無辜の島民の方々の生命、
 財産など失われたものは数多く、真に傷心の至りに堪えない」

と述べられています。

戦争で得られるものはなく、失うものの多さに今更ながら無念を感じます。

しかし、第二次世界大戦があり、

今私たちがその子孫として生かされていることは事実であり、
ただただ先人に「感謝」し、

「世界平和の為に生きる」ことの大切さを再認識しています。


「植林」は、国境を越えて、
人種や宗教や文化の違いを超えてすべての人類にとって、
持続的な生命を維持するために大切な行動です。

植林活動は「地球の大地、自然の偉大さや平和の大切さ」
を教えてくれる学びの機会であり、

平和を希求する人類にとって意識を共有できる貴重で不可欠な活動だと言えます。

そして、今、戦争の為にご迷惑をおかけした島の人々のお役にたてるよう、
微力を尽くしたいと願って植林を翌年から始めています。

戦争ではなく平和のための植林をぜひとも成功させたいと願っています。

すべては生命の継承のために!


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