美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

地球の肺 熱帯雨林の再生へのチャレンジの記録

2012-12-30 10:42:21 | Weblog

いまを生き未来につなぐ

過去は私たちのものだが
わたしたちは過去のものではない

わたしたちは現在を生き、未来をつくる
たとえその未来に私たちがいなくても

そこには子供たちがいるから

(マホトマ ガンジー)

1996年にインド値祭の熱帯雨林の危機を感じ、良心に従って
行動してきた活動の記録の一部をまとめました。

地球の肺 熱帯雨林の再生へのチャレンジの記録

ただ、草原をこのまま放置しても回復するには1000年もかかると
知り、次世代のために自分の出来ることを考え
たくさんの皆様に支えていただいてここまできました。

生命ある限り、この活動を続けてまいります。 


生命の森づくり


熱帯雨林の減少と気候変動

2012-12-30 09:41:19 | Weblog

写真は2004年に私たちのチークの植林地を訪問した
ポールウインター氏
(米国のソプラノサックス奏者で昨年6回目のグラミー賞をとった
 第一人者で自然保護・環境問題にも造詣が深い)

彼が私たちの植林地を訪問して語った言葉が今も思い出されます。

「私たち米国人にはアジアの熱帯雨林は遠い存在です。自分も
 今回訪問してインドネシアの熱帯雨林の惨状を初めて目にして
 大変驚いている。私に何か出来ることがあれば言ってください。」

そして、世界最強の草~アランアランの草原でわたしたちが2000年
から取り組んでいるチークの植林地に立って彼が言った印象的な言葉

「初めて聞く、森が再生する音だ。素晴らしい取り組みだ!」

私たちが初めてこの草原に立ったとき、虫に音も鳥の声も風の音さえも
しない、ただ暑くムッーとした不気味な静寂の土地でした。

こんな土地に太陽の光を好み、乾燥に強いチークを植え始めた3年目
から、虫が戻り、鳥が帰り、風が戻ってきました。
自然の再生力の高さを感じ始めていた時のポール氏の訪問でした。

森が再生する音だ!と評してくれて彼の言葉に言いようのない喜びを
感じました。

わたしたちは愚直に植林活動を続けていますが、熱帯雨林の状況は
あの時から比べれば大きく棄損し、もはや熱帯雨林と呼べる森は
ほとんだありません。

私が熱帯雨林の危機を感じたのは1996年にインドネシアを訪問
した時からです。
このまま進めば、人類生活にに大きな影響がでてしまう。
そんな器具が現実になり、世界的な自然災害が多発しています。

ごく最近、偶然に
世界的な科学アカデミー、インターアカデミーパネル(IAP)が
「熱帯雨林と気候変動についての声明」
を2009年12月に出していることを知りました。

往々にして、人間は科学を信じて行動しながら、
都合のよくないことは
信じないフリをする、または、行動を先送りしてしまいます。

その結果が子供たちの世代に大きなつけを残すことになろうと
あまり配慮が行き届かないようです。

熱帯雨林の危機をアピールして、
16年余前から活動をしていますが
なかなか身近な問題として捉えていただけることは
少ないようです。

数少ない理解者の皆様に支えられて、続けてきた熱帯雨林の
再生のための植林は、確かな手応えを感じさせてくれています。

世界の科学者の知見が集約されたこの声明文を読んで、
大切なものを思い起こしていただければと願っています。

そうしなければ、
次世代に緑豊かな地球を残せないのは確実です。
そんな未来を残したいと考えて生きている大人たちだけでは
子供たちは明るい未来を描き用がありませんから、。

今を未来のために生きるために

「熱帯雨林と気候変動についての声明」をぜひ読んで
出来ることから行動してくださることを願っています。
http://www.scj.go.jp/ja/int/other/pdf/seimei-iap.pdf#search='%E6%B0%97%E5%80%99%E5%A4%89%E5%8B%95%E3%81%A8%E7%86%B1%E5%B8%AF%E9%9B%A8%E6%9E%97'

生命の森づくり

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バリで植林祭のなぜ?

2012-12-24 16:18:55 | Weblog
バリ植林祭はなぜ?
~「美しい地球環境を未来に!」~という願いの下、インドネシアで
植林活動をしています。

美しい地球環境を未来の子供たちに残すためには、
地球規模での森林の再生を促進することが不可欠です。

私たち大人の人間の都合で壊してしまったもと森林は、
人間が「植林」をして、自然の再生を目指さない限り、
「森」の復活は望めません。

森はあらゆる生命の源です。
たくさんの動物も植物も昆虫も微生物も生き物全てを育み
育てています。

そんな様々な生き物のバランスにより維持されている森を
いとも簡単に壊して、
そのままにしていては、次世代の子供たちの世界は
厳しい環境になってしまいます。

子供たちに「美しい地球環境を未来に!」

住みよい地球を残すためにわたしたちは、
熱帯雨林地域で「植林」を進めています。

この植林活動の大切さを体験して、体感して、幅広い活動に
なるようにと願って「植林祭」をインドネシア共和国バリ州で
4年前から始めました。

今年は、4回目の植林祭を12月1~2日に行い、
たくさんの皆様に参加いただいて無事に終了することができました。

参加された一人、ひとりがこの現実を伝え、活動を広げ、
行動すること、
子供たちの明るい未来を創造することにつながることを
願っています。

■2012年バリ島植林ツアー参加者の皆様の声から
江崎先生:
単に植林をするということだけでなく、植林という文化のない地での
植林祭をおこなうことで植林の大切さを子供たちに教えることができ
それを子供たちに徐々にバトンタッチしていけるようにすることが大切。

中国でのただ単に日本人が中国で植林し、
お金を落としてくれてありがとう、というだけでないのが、いいと思った。

★エチゼンクラゲの効果を定期的に調査し、確かめるためにまた来たい。

Yさん(60代男):
植林祭はとても良かった。ツアーの人がそれぞれ地元の高校生や大学生と
ペアーになり、人的交流が密にできたのが良かった。
欲をいえば若者との交流の時間をもっと欲しかった。

Kさん(20代男):
海外は始めてで、自分がいちばん若く、不安だったが、ツアーの方々が
温かくしてくれたのが嬉しかった。  
植林地での現地の高校生や大学生との交流できたのが良かった。
植林木の成長をみにまた来たい。

Mさん(60代女性)
国際ソロプチミスト東京西としてAGFNに毎年寄付しているが、
実際に植林に参加して、その大変さや苦労、楽しさを体験することが
できて本当に良かった。また参加したい。

他の会員にも参加してほしい。
地元の子供たちを日本への留学生として受け入れたい


エチゼンクラゲと恵みの雨

2012-12-14 19:46:15 | Weblog
2012年12月1日にインドネシア バリ州バンリ県、キンタマニ郡で
「エチゼンクラゲを活用した植林を行いました。

2007年よりインドネシア バリ州のバツゥール山の火山爆発により被害を
受けた森林の再生のために2007年より植林を行ってきました。

この地域は1930年を最後に火山爆発はありませんが、
82年たってもその地域の植生は回復せずに小さな雑草が映える程度まで
しか回復ないほどの厳しい環境です。

この結果、バリ島住民の生活用水を供給しているバツゥール湖の水位が
2mあまりも低下したために州政府が水源涵養林の造成が必要と
判断し、この植林プロジェクトを始まました。

この地域は火山灰土で噴火した火山岩がゴツゴツと露出し、
標高700mあまりの高原で、極端に降雨の少ない乾燥地です。

このような植物の生育にとって大変に厳しいこの地域での植林の協力の
依頼があり、この地で植林を2007年に始めました。

開始から5年を経て、この場所の自然環境の厳しさを改めて
感じさせられております。

土壌の乾燥、有機物、栄養分の不良などに加えて、
このところの地球規模の気象の変動により雨期の時期が

大幅にずれてしまって、植林後の活着に大きな影響がでて、
たくさんの枯死被害を受けて、
繰り返し植え替えを余儀なくされてきました。

このような状況を改善して、
植え付けた苗木の根付きを確実にするための対策として、

�今年度は、苗木を育てるときに、植林の時にポットを外さないで
 そのまま植えても土の中で自然に分解する
 「生分解性の不織布の鉢=biopot」を使用することにしました。

 地球に優しく・植物にも優しく、廃棄物がゼロになり、
 地球環境の汚染を防ぐことのできる優れた素材だと考えています。

 この鉢を活用することで植林するとき根っこの露出をさせないので、
 苗木の痛みを防ぎ、乾燥予防にもなり、活着率の改善につながると
 考えています。

�極度の乾燥と有機質不足の対策として、
 愛媛大学の江崎次夫先生が開発された「エチゼンクラゲ類を活用した緑化資材」
 の使用テストを行うことにいたしました。

現地では江崎次夫先生のご指導をいただき、高校生や日本語を学ぶ大学生
と日本からのツアー参加者そして地元の人たちで実行しました。

クラゲの保水力で山林の荒地を緑化する「夢の肥料」開発をした
愛媛大学の江崎次帯先生は「未来を担って行く子供達に、
緑の地球をしっかり残したい」という発想のもとに
この資材の研究に取り組まれたそうで、現場でも大変精力的に指導を
していただきました。

体長が1mを超えるエチゼンクラゲ、漁業に大きな被害を与える元凶
エチゼンクラゲを有効に活用して、
荒廃した森を蘇らせたい。海をきれいにするには、
山をきれいにしなければダメなんです。」

先生の熱意がこの夢の肥料の開発つながりました。
このことをTBSの「夢の扉」という番組で放映されていたのをみて、
江崎先生のもとを訪れて今回の協力を快諾していただき、
実現の運びとなりました。

http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber0/20120325.html
2012年3月25日の放送内容|TBSテレビ:夢の扉+
2012年3月25日 - 2012年3月25日の放送内容。TBSテレビ『夢の扉+(プラス)』公式サイト。日曜よる6時 30分~放送!世代を超えた男たちがタッグを組み週替わりでナレーションを担当、TBS 報道局が総力をあげておくる日本を元気にするドキュメンタリー番組。

参加者全員が一生懸命に植林に取り組んでくれて、大変充実した植林活動に
なりました。
植林直後には、あまり雨のふらない植林エリアに「恵みの雨」がたっぷり
降ってくれて、このプロジェクトの成功を感じ取ることができました。

この取り組みで82年間の自然の復元力では回復できなかった
火山爆発の荒廃地に緑を回復することが出来ることを願っています。

NPOアジア植林友好協会HPで報告しています。
http://www.agfn.org/project/121213_kurage_project.html

バリ植林祭無事終了 ありがとうございました

2012-12-09 16:44:04 | Weblog
今年のバリの植林祭は、バリでの植林をはじめて6年目、
植林祭を初めて4度目でした。

これまでの体験からの反省があり、新しい取り組みをいろいろと
試みました。

それぞれが予想を超える好評をいただき、報告するのに整理が
つかないという状態で、
とにかく、無事に終了できてありがとうございます。

というメッセージを伝えたいとこのブログを書いています。

これまでこの植林活動を支えてくださった企業や団体の皆様
そして、個人の皆様

地球環境の永続的な安定を願う心こもった1本、1本の植林参加者
の皆様の気持ちに、心から感謝の気持ちが湧いてきました。

植林祭ツアーにボランティア参加してくださった皆様
バリ在住の森を守る会の皆様

キンタマニ第一高校はじめ8つの高校生にみなさんはじめ
多くの地元の皆さん

40を超える団体のグループの皆様

在日インドネシア共和国大使館林業部のアンドリスマルディーさん
このイベントのためにTシャツを200枚も持ってきていただきました。

日本からの植林祭参加者と現地の学生とのコミニケーションを
取れるように、ひとりひとりに日本語学校の生徒たちをサポートとして
手配してくださった、デンパサール在住の長岡さん

デンパサール福岡会の皆さんは、積極的に植林活動に
取り組んでいただき、日本からの参加者とも交流を積極的に
していただき、感謝、感謝です。

挙げればきりのないほどの皆様に支えられて、この植林祭が
実行できているということを改めて感じることができました。

頑張って、躍起になって動員をかけなくても約1000人の
皆さんは、積極的にこのイベントに参加していただけるように
なってきたこと、本当に嬉しい状況です。

今回は昨年多くなりすぎて、若干の混乱と植林そのものが
雑になってしまったことへの反省から、参加人数雨の制限を
させていただいたのですが、
予想を超える自主参加をいただきました。

みんなの力で集まって、熱心に植林に取り組んでくださる皆様の
姿を見て、感謝以外の言葉は見当たりません。

私もその一コマにいられることに大きな喜びを感じています。

13年前、東カリマンタン州での最初の1本は、大変興味と感謝を
もって迎えていただきました。

今は、インドネシア政府自身が10億本植林キャンペーンを
展開するほどに大きく変わって来ています。

より確実に森をつくる活動へのステップに進んでいるように
感じています。

その意味でも今回、愛媛大学の農学部の江崎次夫先生の
ご指導のもとエチゼンクラゲの施用試験が出来たこと
大変意義深い事だったと感じています。

この取り組みについては、次回にご報告したいと
思っています。

今回は、無事終了の感謝のメッセージとさせていただきます。


バンリ県知事、副知事、林業局長など地域をあげてのイベントに
育ちつつあることが実感できて、感謝 感謝です。
参加している子供たちの目の輝きが生き生きしていることも
希望ある未来を暗示しているようで嬉しかったです。

ありがとうございます。
はじめよう、あらゆる生命がつながるように!生命の森づくり
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