万人向けのアピールでは効果がない?
地球温暖化について認識を深めた活動家は、万人に向けた情報発信、
アピールを繰り返す傾向にある。
たしかに、1999年から植林活動をしている私が、
植林の大切さや熱帯雨林の保護と再生の大切さをアピールしても
理解しているかどうかを判断するのが難しいのが現実である。
「植林大切だよね」という理解はされても
そのことが植林行動につながるかは、
個人個人の理解のされ方により分かれる。
だから、地球の肺と呼ばれる「熱帯雨林」が危機的な状況である
ことを伝えても自分の問題として受け止めることは難しいようである。
地球温暖化についても
「それぞれの人がそれぞれ違った理由で」
関心をもったり取り組んだりしているのですから、
「みんなで頑張ろう!」と言うだけで、
世界中に働きかけていくには不十分ということのようである。
「人類の手によって短期間に起きた変化の痕跡は、
地質学的にも非常に大きい。
化石燃料を燃やすことで大気の化学組成が変わり、
二酸化炭素(CO2)濃度は少なくとも過去80万年、
もしかしたら過去300万年ぶりの高水準となった。
その結果、温暖化によって、氷雪の融解や海水の酸性化など、
地球規模の変化が起きている。
グローバル化に伴い、船や航空機などを介して生物種が他地域へ移動し、
「大規模な均一化」もおきている。
地球の表面の形状も、大きく変わった。
米コロラド大学のジェームズ・シビツキ教授は、
過去200年間にわたる産業採掘、ダム建設、森林伐採、農業によって
「人間は地球上に彫刻をしてきたようなもの」と語る。
特に、19世紀半ばから建設されてきた多数のダムは
「地球の水の移動を完全に変えてしまった」という。
このような話を聞いても自身の生活実感とかけ離れすぎていて
理解不能になってしまっている。
理解のできない状況のままでは、地球環境はどんどん劣化して
自分自身の生活に様々な形で、大きな影響が出てきていることを
冷静に判断してみることが、次への行動につながります。
次世代の子供や孫の時代が不安な時代になってしまうことを
理解することが、行動を始める第一歩だと思います。
私たち人間は、自然界の一つの生物でしかないということを
自然と接する機会をもって体感することが不可欠かもしれない。
そんなことから、インドネシア植林ボランティア体験ツアーを企画し
取り組んでいます。ぜひ、今年こそは参加して、現実を体感して
頂きたいと願っています。
地球温暖化について認識を深めた活動家は、万人に向けた情報発信、
アピールを繰り返す傾向にある。
たしかに、1999年から植林活動をしている私が、
植林の大切さや熱帯雨林の保護と再生の大切さをアピールしても
理解しているかどうかを判断するのが難しいのが現実である。
「植林大切だよね」という理解はされても
そのことが植林行動につながるかは、
個人個人の理解のされ方により分かれる。
だから、地球の肺と呼ばれる「熱帯雨林」が危機的な状況である
ことを伝えても自分の問題として受け止めることは難しいようである。
地球温暖化についても
「それぞれの人がそれぞれ違った理由で」
関心をもったり取り組んだりしているのですから、
「みんなで頑張ろう!」と言うだけで、
世界中に働きかけていくには不十分ということのようである。
「人類の手によって短期間に起きた変化の痕跡は、
地質学的にも非常に大きい。
化石燃料を燃やすことで大気の化学組成が変わり、
二酸化炭素(CO2)濃度は少なくとも過去80万年、
もしかしたら過去300万年ぶりの高水準となった。
その結果、温暖化によって、氷雪の融解や海水の酸性化など、
地球規模の変化が起きている。
グローバル化に伴い、船や航空機などを介して生物種が他地域へ移動し、
「大規模な均一化」もおきている。
地球の表面の形状も、大きく変わった。
米コロラド大学のジェームズ・シビツキ教授は、
過去200年間にわたる産業採掘、ダム建設、森林伐採、農業によって
「人間は地球上に彫刻をしてきたようなもの」と語る。
特に、19世紀半ばから建設されてきた多数のダムは
「地球の水の移動を完全に変えてしまった」という。
このような話を聞いても自身の生活実感とかけ離れすぎていて
理解不能になってしまっている。
理解のできない状況のままでは、地球環境はどんどん劣化して
自分自身の生活に様々な形で、大きな影響が出てきていることを
冷静に判断してみることが、次への行動につながります。
次世代の子供や孫の時代が不安な時代になってしまうことを
理解することが、行動を始める第一歩だと思います。
私たち人間は、自然界の一つの生物でしかないということを
自然と接する機会をもって体感することが不可欠かもしれない。
そんなことから、インドネシア植林ボランティア体験ツアーを企画し
取り組んでいます。ぜひ、今年こそは参加して、現実を体感して
頂きたいと願っています。