人間は21世紀の動物です。
すべての動物の生命は植物に依存しています。
植物の発散する酸素で呼吸し、食べて動物が生きています。
ですから、結局人間も光合成で活かされているのです。
この現実を知って、対策を講じることが人類の生存を
担保するための一番優先事項です。
世界中の植物についての理解とその保全に関する
キュー王立植物園の主な活動でも、
生物多様性の損失に対する対策が重要な柱となっています。
世界の植物の絶滅の危険性に関する地球規模のアセスメントが
キュー・ガーデン ロンドン自然史博物館、国際自然連合
(IUCN)によって実施されました。
全世界で38万種と推定されている植物種への脅威の判定基準を
提供するものです。
この分析の結果、全植物種の5分の1に絶滅の危険性があることが
分かった。
この結果について、2010年10月に名古屋で開催された
国連生物多様性サミットで議論されました。
このサミットで各国政府が2020年の生物多様性保全目標を
設定する目的で開催されました。
1992年の生物多様性の国際会議の調印者は219で、
そのすべてが2010年の目標達成に失敗している事実をもっと
真摯に受け止めて対策しないと
取り返しのつかない事態を招きます。
植物は生物多様性の基盤であり、
人類の生存にとっても一番重要な避けて通れない分野です。
でこの不都合な事実は、政治、経済、気候変動など
不安定な世界で長い間見落とされてきました。
今更ながら、きれいな空気も水も、食料も、燃料も提供して
くれる全ての基盤が植物であること
そして、その基盤を長期的に安定的に維持しているのが
森林であることを知ることが
これからの時代を生き抜くために不可欠です。
こんな当たり前の事を理解できない大人が多すぎます。
生き残るために必要なことは、正しい現状認識を
することです。
環境破壊は止めようもなく進行しています。
もう止めることと同時に
生き残るために行動を開始すべき時です。
酸素や水や食料を自立的に確保すること
自分や家族に必要なエネルギーを確保すること
そして、地域のコミニティづくりが必要です。
阪神淡路大震災の後、都市部の人たちより
はるかに多くの地方の人たちが
生き延びられたというデータがあります。
地域のコミニティーのつながりの大切さを
考えなおすことも
生き残るために大切な要素です。
参考 キュー王立植物園
http://ukinjapan.fco.gov.uk/ja/uk-activities/energy-environment
/biodiversity/kew/
環境への負荷の少ない節度ある生活スタイルへの転換と
壊れた自然環境を修復する行動を生活のなかにとりこんで、
次世代の子供たちに緑豊かな地球を残しましょう!
■万人の願い世界平和と健康な生活のために?世界平和の森づくり
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