私は1974~76年の2年間、インドネシア東カリマンタン州(旧ボルネオインドネシア領)のサマリンダ市を流れる大河、マハカム河の上流のスブルという村の伐採現場に駐在をしていました。
当時は道路もなく、マハカム河をモーターボートで2時間あまりさかのぼったところで、ジャングルそのものが豊かに残っていました。
そのジャングルの中の大きな樹、メランティー(ラワン類)という樹種を中心に伐採して、日本に送る仕事でした。
毎日毎日、大量の木材をどんどん切り出していても、環境破壊というようなことは何も感じられませんでした。
しかし、ある日現場へジープで行く途中でオランウータンの親子に出会いました。
普通、野生動物はジープが通れば逃げ出しますが、そのときオランウータンの親子は倒された原木のうえに乗って、逃げないで、なんとも言えない眼差しでこちらを見ていました。
なんだか、原木を切って彼らの生活の場を奪っている自分を哀れんでくれているようでした。
そのときはじめて、自分がかかわっている環境破壊の現実に気付かされたように思います。
自分が伐採していた森は、クタイ国立公園の直ぐ南の森でした。
クタイの王様の子孫である現地のパートナーに誘われて、1996年に久しぶりにインドネシアへ訪問しました。
その時連れて行かれたのが、バリックパパン市にあったオランウータンのリハビリセンターでした。
オランウータンの住みかを奪ったわけでもない、ペットで捕まえたわけでもないインターナショナルハイスクールの子供たち発案で街で売られている子供のオランウータンを取り返して、森に帰してやるためのリハビリセンターが出来たと聞かされました。
住みかの大木を伐採した自分が何もしていないことに深い懺悔の念を感じました。
そんなわけで、以来、オランウータンの支援をしています。
昨日、下記のような心温まるメールとともにオランウータンの支援会員の申し込みを頂きました。
「人間が、人間だけの利益のために、他の命をないがしろにする。
他の命をリスペクトする気持ちを忘れている。
私は、オラウータンの悲劇だけではなく、同様の現実を知るにつけ、
「風の谷のナウシカ」を思い出します。「もののけ姫」を思い出します。
どんな命もこの地球から生まれた命です。
とりあえず年間会員の申し込みをしますが、いずれ生涯会員として手続き
をさせていただければと思います。
人間の罪滅ぼしを、同じ人間である私が少しでもできれば・・・・」
このような素晴らしい心の方がおられるから、オランウータンだけでなく地球の生態系は維持され、次世代も生存できる地球が残されて行くんだと思います。
それに引き替え、大手の外食チエーンにオランウータンリハビリセンターへの支援の案内を差しあげたところ、
「特定非営利活動法人(NPO法人)「スクール・○○・ジャパン」を設立し、
活動しておりまして。。。。。弊社は従来どおり、そちらの活動を支援して参り たいと思っております。」
との返信メールを頂きました。
結構、環境活動をしているようなイメージのこの会社の環境認識の低さにがっかりさせられました。
有名な外食産業の会社でもこのレベルの環境認識ですから、地球環境修復は厳しいように思います。
そのメールのあとに先の個人の方のメールを拝見して大変嬉しい思いを致しました。心ある生き方は、企業も個人も同じように必要ではないでしょうか?
ボルネオオランウータンサバイバルファンデーション日本
当時は道路もなく、マハカム河をモーターボートで2時間あまりさかのぼったところで、ジャングルそのものが豊かに残っていました。
そのジャングルの中の大きな樹、メランティー(ラワン類)という樹種を中心に伐採して、日本に送る仕事でした。
毎日毎日、大量の木材をどんどん切り出していても、環境破壊というようなことは何も感じられませんでした。
しかし、ある日現場へジープで行く途中でオランウータンの親子に出会いました。
普通、野生動物はジープが通れば逃げ出しますが、そのときオランウータンの親子は倒された原木のうえに乗って、逃げないで、なんとも言えない眼差しでこちらを見ていました。
なんだか、原木を切って彼らの生活の場を奪っている自分を哀れんでくれているようでした。
そのときはじめて、自分がかかわっている環境破壊の現実に気付かされたように思います。
自分が伐採していた森は、クタイ国立公園の直ぐ南の森でした。
クタイの王様の子孫である現地のパートナーに誘われて、1996年に久しぶりにインドネシアへ訪問しました。
その時連れて行かれたのが、バリックパパン市にあったオランウータンのリハビリセンターでした。
オランウータンの住みかを奪ったわけでもない、ペットで捕まえたわけでもないインターナショナルハイスクールの子供たち発案で街で売られている子供のオランウータンを取り返して、森に帰してやるためのリハビリセンターが出来たと聞かされました。
住みかの大木を伐採した自分が何もしていないことに深い懺悔の念を感じました。
そんなわけで、以来、オランウータンの支援をしています。
昨日、下記のような心温まるメールとともにオランウータンの支援会員の申し込みを頂きました。
「人間が、人間だけの利益のために、他の命をないがしろにする。
他の命をリスペクトする気持ちを忘れている。
私は、オラウータンの悲劇だけではなく、同様の現実を知るにつけ、
「風の谷のナウシカ」を思い出します。「もののけ姫」を思い出します。
どんな命もこの地球から生まれた命です。
とりあえず年間会員の申し込みをしますが、いずれ生涯会員として手続き
をさせていただければと思います。
人間の罪滅ぼしを、同じ人間である私が少しでもできれば・・・・」
このような素晴らしい心の方がおられるから、オランウータンだけでなく地球の生態系は維持され、次世代も生存できる地球が残されて行くんだと思います。
それに引き替え、大手の外食チエーンにオランウータンリハビリセンターへの支援の案内を差しあげたところ、
「特定非営利活動法人(NPO法人)「スクール・○○・ジャパン」を設立し、
活動しておりまして。。。。。弊社は従来どおり、そちらの活動を支援して参り たいと思っております。」
との返信メールを頂きました。
結構、環境活動をしているようなイメージのこの会社の環境認識の低さにがっかりさせられました。
有名な外食産業の会社でもこのレベルの環境認識ですから、地球環境修復は厳しいように思います。
そのメールのあとに先の個人の方のメールを拝見して大変嬉しい思いを致しました。心ある生き方は、企業も個人も同じように必要ではないでしょうか?
ボルネオオランウータンサバイバルファンデーション日本