美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

すべては次世代のために!

2008-01-31 16:15:40 | Weblog

インドネシアでの植林事業を始めたきっかけは、私自身が33年前から2年間インドネシアの伐採現場で仕事に従事して以来、約15年余りの間に、東南アジアの国々の天然林の木材開発事業にかかわってきました。

そんな中、1988年に世界的に環境問題がクローズアップされて、テレビや新聞で大きく報道されました。熱帯林行動ネットワークというNGOが南洋木材の輸入が多かったある商社に大きなチエンソーの張りぼてをもって抗議行動を起しました。
この報道に触れて、自分自身の仕事に対する「価値観の正しさ」に疑問を覚えるようになりました。

自分が仕事として取り組んでいるアジアの国々の天然林を伐採して輸入する仕事は、結果的に環境を破壊して、地球環境に多大な影響を与えているという事実を突きつけられた思いがしました。

果たして、このような仕事を続けていて「自分が死ぬときにやってきて良かった」と胸を張って言えるだろうかと考えるようになりました。

答えは明白です。

地球環境に害を与え続ける行為は、どのような背景があるにせよやってはならない、そんなことに自分の人生をかけることは、悔いを残す人生になると考えて、翌1989年に退職を決意しました。

そして、これからは「木材にかかわらないで、自然と健康にかかわる仕事をしよう」と脱サラをして現在まで続けて参りました。

ところが、1996年にインドネシアの友人のところを訪問した際に「オランウータンのリハビリセンター」に連れて行かれて、危機的な状況に在るオランウータンの現状とその運営をインターナショナルスクールの生徒と父兄と先生が資金を集めて行っていて、たいへん厳しい状況に在る事を知りました。

以来、自分に出来る範囲内で、オランウータンの保護活動に資金的な支援を継続してきました。
そして、そのために1999年1月に訪問したとき、目の当たりにしたのは森林火災の身震いがするほどの荒涼たる光景でした。

現地の人たちに山火事跡地への植林をしないのか聞いて歩いたところ、「お金もないし、方法もわからないから、仕方がないよ」という答えばかりでした。

これほど広大な面積の森林が抱えていた二酸化炭素はどこへ行ったのだろうと考え、カリマンタンの島の上で固まりになって残っているわけではなく、世界的な問題であることを知らされました。

人類の問題であり、天然の豊かなジャングルの木材をわずかばかりのお金と引き換えに伐採して、利用した日本人としてもこの植林に何とか自分に出来る事をと考えました。

そして、1999年6月から、天然林再生のための寄附植林と継続的な木材生産のための植林をセットで実行するシステムで考案して今日まで取り組んでいます。
人生の究極の目的は、次世代への生命の継承であり、住み良い環境を残すことにあると考えています。

20世紀から21世紀に生きた私たちが未来の人類を滅亡させるほどに環境を悪化させたと言われることは、どの人も目的とし生きていないはずです。
それなのに、地球温暖化の問題解決のために行動しない企業や人々に、今一度、人生の究極の目的は何なのか思い起こして、次世代に胸を張れる人生にするためにも、だれでも出来る植林を地球温暖化対策として、積極的に取り組んでして頂きたいとねがっています。

全ては次世代のために!