美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

子供たちの未来は、今、始まる

2012-01-28 19:18:24 | Weblog
インドネシアの森林の未来~ユドヨノ大統領の昨年9月の
林業会議でのスピーチより、要約をお伝えします。
   
林業政策を国家戦略に盛り込んで、明確なビジョンを示す
素晴らしい内容のスピーチだと感じました。

その中に
~私たちの子供や孫の将来。その未来は今始まる~のフレーズが
あります。

森林の価値について高い見識を感じます。
「森のない地球に人類の未来はない」という意識を感じます。

日本の政治家の皆さんにも国家戦略や目標を掲げたスピーチ
を期待したいものです。
 
少し長い文章ですが、ぜひ最後までお読みくださることを
願っています。

以下、ユドヨノ大統領のスピーチより
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

インドネシアは、世界でも貴重な熱帯林に恵まれ、
他の多くの国々と同様に、持続的に森林資源を管理するという
極めて重要な課題に直面しています。

地球規模の課題、気候変動と環境劣化に直面しています。
地球温暖化はますます私たちの生活、
さらには私たちの生存そのものを脅かしています。

その上、私たちは世界的な金融危機にも直面しているため、
国は、環境へのコミットメントを満たす上で
活力を失う可能性があります。

インドネシアのような発展途上国として、我々は成長と貧困の
根絶を促進することを優先しています。

しかし、我々は森林を犠牲にすることによって、
これらの目標を達成することはありません。

森林管理は私達の食糧安全保障と、木材や燃料の可用性と、
人々の生活と絡み合っているためです。

我々の経済成長を加速させるためにも、私たちの森林を扱う
方法を変更する必要があります。

我々は、土地利用、土地利用変化及び林業の搾取からの
排出量を削減することを強化する必要があります。

森林の減少による要因は、インドネシア全体の温室効果ガス排出量
の最大85%を占めています。

今、いくつかの問題を提起してみますと、
最初に、グローバルなレベルで、持続可能なその森林を管理する
ために、インドネシアの努力する意義は何でしょうか?

インドネシアの熱帯林は世界で三番目に大きいです。
私たちの森林は、世界の哺乳類の約12%、爬虫類と両生類の16%と、
すべての鳥種の17%を保有しています。

樹木は列島全体に存在し、10,000以上の種が確認されています。
今でも、毎年多くの新しい種がインドネシアで発見されています。

森林は生物多様性への要です。
そこでは、蜂、コウモリ、鳥、昆虫と植物の作物の他の送粉者が
ともに暮らしています。

彼らはまた、灌漑用水の品質と調節するのにも役立っています。

なぜ持続可能な森林管理は、インドネシアにとって
非常に重要なのでしょうか?

第一の理由は、食料安全保障です。

政府は、特に重要と遊休地の栽培を通して、農業と森林の生産性を
向上させるプログラムを進めています。

我々は、インドネシア全土のいくつかの州で米の生産の中心を
推進しています。
森林の持続可能性は、豊富な米の収穫量に非常に重要です。

第二に、私たちの森林はマイクロ水力発電などのエネルギーの
潜在的な源であり、今後、地熱、バイオエネルギーなど

エネルギーミックスの代替エネルギー源として
重要度が増しています。

第三に、インドネシアは、繊維パルプの主要サプライヤです。
インドネシアの土地の利用と成長の早い多くの樹種もあり、
私たちの森林の経済的価値は増加しています。

第四に、森林は多くのコミュニティを脅かす地すべりなどの
自然災害に対する耐性をより持たせてくれています。

森林は気候変動への緩和と適応対策に不可欠です。

最後に、森林は二酸化炭素の排出量削減における取り組みを
通じて、インドネシアでは、気候の状況に大きなプラスの
貢献をすることができます。

劣化を受けてきた泥炭湿地林の減少対策を行えば、
大幅にCO2排出量を削減する事が可能です。

泥炭湿地林の保護と修復は不可欠です。

まだ我々の開発目標を満たしながら、
私たちの森林の持続可能性を確保するために、
私たち政府は森林を保護し、持続可能な経営を確保するための
一連の政策・アクションに優先順位を与えております。

私たちは自主的に2020年までに
26%温室効果ガスの排出量を削減することをG20サミットで
公約しました。

それ以来、政府は多くの取り組みを実施しています。
2010年に森林減少と森林劣化対策として、REDDプラスにより

排出量を削減するためにノルウェーの政府との同意書に署名
いたしました。

私は自然の原生林とすべての泥炭地を活用するために
新しいライセンスの発給に2年間モラトリアムを制定しました。

二週間前、私は70以上の自己資金による政府のプログラムを
推進する法令に署名しました。

これらは、画期的なステップですが、
それ自身が目標ではありません。

単に土地利用の方針と慣行を見直し、私たちに時間と
リソースを提供する手段でしかありません。

私は、REDDプラスの確立のためのタスクフォースを
セットアップする法令にも署名しています。

我々はまた、REDDプラスに関する国家戦略の開発を
進めています。

別のイニシアティブは、地元の村のための森林周辺の住民、
農村部の貧困層のためや、女性のための

マイクロファイナンスプログラムおよび中小企業のための
資金を提供することであります。

草の根レベルで、我々はまた、全国の10億木を植えるために
大規模なキャンペーンを開始しました。

これらの努力は、排出削減目標に向かってのほんの一部だけに
すぎません。

違法伐採、森林の浸食、森林や土地の火災、
および泥炭地の排水による温室効果ガス排出の主要因にも
対処するためのより多くのことを行う必要があります。

我々はこれらの課題を克服するために難しい活動に総合的に
取り組んでいます。

効果的に環境を守るために我々の努力は、開発を加速し拡大
するための特別な15年のマスタープランにも反映されます。

これは持続可能な開発をして、2025年までに12位の経済大国
になるように、インドネシアの経済を押し上げるための努力の
一部とパッケージとなっています。

私たちの森林の持続可能な未来を描き、
       我々の開発目標を達成することです。

これは簡単な作業ではありませんが、我々は挑戦をしない場合
我々は、近い将来はるかに高い価格を支払うことになります。

この課題のために一緒に懸命に働くことによって、
私たちは森林の将来を保証することができます。

同時に
  「私たちの子供や孫の将来。その未来は今始まる」
                  ことを意味しています。

※2011年9月28日インドネシア林業会議でのユドヨノ大統領のスピーチより
 要約
「森のない地球に人類の未来はない」から。。

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衝撃的な質問

2012-01-24 19:34:02 | Weblog
あらためて植林の大切さを伝える文章を整理していて、
以前に頂いた純粋な子供たちの不安の声に出会いました。

『純粋な子供たちの不安の声!』

「あと30年しか地球に生きられないって?ことは?」
「自分たちは44歳までしか生きられないの?」

「こんな質問を受けたら、あなたならどのように答えますか?」
 本当に衝撃的な質問です。

こんな会話をあなたの子供さんや孫が学校で話し合っている情景
を思い浮かべた事がありますか?

これは、長野県の中学2年生のあるクラスで地球温暖化について
話し合いの中でされた会話です。

そして、子供たちが、地球温暖化のために
自分たちでできることを
やろうと学級で話し合い植林をしようと決めました。

そのためには、お金がいるから、
みんなでたくさんのアルミ缶を集めて、それを販売した
代金で植林をすることになりました。

私たちのwww.agfn.org
に寄附をしてくださいました。

今日の地球環境異変を
自分たちの未来に重ね合わせて何をやるか?、

何ができるか?をみんなで考えて、
知恵を出して行動して頂いた様子が克明に、
素直に表現されていました。

この活動を通じて、家族の皆さんの協力をいただき
「絆が深まったり」、
「地域の皆さんの協力」をいただいたり、

本当にこの活動のお手本になるような活動ぶりが
書かれていました。

その通信の中でひとりの大人として、
胸を突かれる想いをする文章が有りました。

クラスの通信の中で もう一つある子が

「うちらってあと30年ぐらいしか生きられないんだって・・・」
と言って、
このことを聞いたほかの子供たちがショックを受けました。

「あと30年ってうちらは44歳しか生きられないということ?」

「でもヘタをすれば
30年も生きられたらいい方かもしれないよね?」

と言う会話は、現役の中学生のクラスでの会話です。

 輝く未来があるはずの子供たちがこのような会話を
しなければならない現在の文明社会、

明るい展望の見えない未来、
大人のみなさんは、どこかおかしい、間違っていると思いませんか?

増税論議がさま一大事のように騒いでいる政治家は、
地球を取り巻く自分たちの生活環境の事、日本の置かれている位置
を理解しているのでしょうか?

森林が無くなり、もうすでにオイルピークが過ぎて、
石油が無くなり、日本に入らなくなります。

レアメタルなどの鉱物開発は三地の環境破壊を続けています。

もう、こんな生き方は続けられないのは明白です。
ですから、
税収を上げることよりも小さな政府と地方自治を拡大すること

そのために政治生命をかけてほしいと思います。

市民レベルで、増税反対の声をあげたほうがよさそうです。

「森のない地球に人類の未来はない」から。。

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嬉しいお知らせ~オランウータンを自然界に~

2012-01-16 18:25:19 | Weblog
ボルネオオランウータンサバイバルファウンデーション(BOSI)
は4月22日に少なくとも6頭のオランウータンを野生にリリースする
予定であることを公式が明らかにしました。

今回リリースの予定になっているオランウータンのグループは、
リリースの準備ができているという600頭のオランウータンの
ほんの一部です。

関係者はみんな頑張っているのですが、十分な活動資金の援助が
得られていない現実があります。

一度にすべてのオランウータンをリリースすることはできないため、
"我々は最初に6頭のオランウータンをリリースする予定だそうです。

過去9年余りはリリースの準備ができたオランウータンも森林破壊が
どんどん進む中では、リリースする安全な森林が確保できなかった
という背景があります。

あまりにも長い間、ゲージで飼育されてきた後に野生に適応させると
いうことは、想像しているよりも難しい事です。

BOSIではこの2年間、オランウータンの行動を優先させて、
できる限り人間の影響を受けないようにしてきた"Bungaran Saragih、
BOSIの創設者で会長は伝えています。

BOSIは東カリマンタンのサンボジャレスタリと中央カリマンタン
のナユルメンテンの2つのリハビリテーションセンターを持っています。

この施設で850頭のオランウータンは捕われの身から救出、保護をして
きました。

そのうち少なくとも600頭は東カリマンタンで野生にリリースされる
準備ができたと伝えています。

"それらは、保護されたオランウータンが、リハビリセンターで
自分の健康を回復させて、森に戻せる状況になったということです。

BOSIで確保した保護林が自然復帰の場所ですが、そこは
ハート オブ ボルネオ=ボルネオの心臓といわれるような奥地の
森林です。

そこまでの輸送はヘリコプターを必要します。
そのお金の用意はこれから行わなければなりません"と理事長は
伝えています。

"ヘリコプターでの移送には少なくとも、時間当たり[US6000ドル]が
必要で、移送には約3.5時間かかります。"
この費用だけでも何とか支援できないかと考えています。

このリリースを成功させて、できる限りたくさんのオランウータンを
早く、自然に復帰させてあげたいと願っています。

私たち人間の仲間、オランウータンの生存は、
熱帯雨林の健全さを守ることにかかわります。

熱帯雨林が健全さをなくせば、二酸化炭素の吸収量も
森からの水分の蒸散作用も衰えてしまいます。

地球規模の大きな気候変動にも影響を与えています。
地球は人間だけのものではありません。

リリースが順調に行けば、オランウータンは熱帯雨林を
守ってくれ、人類の生存を助けてくれます。



「森のない地球に人類の未来はない」から。。

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自然の中で生かされて

2012-01-12 18:10:21 | Weblog
日常の生活の中で自然とのかかわりやつながりが少ない
わたしたち現代人にとって、自然は遠い存在です。

人類の文明の歴史は、自然からの影響をできる限り
受けないようにしてきました。

しかし、今回の大震災でよくわかったように
私たち人間は自然を超え、制御したりすることは
できません。

自然を大切にとか、環境を守ろうとか
言っている事自体にとらえ方の間違いがあります。

人間は自然に生かされている、自然の一部ですし、
環境問題といって別にある存在ではなく、人間自身も
環境の一部です。

「21世紀も人間は動物です」
こんな当たり前のことを言われて、「えっ」と戸惑う
人も多いかもしれませんが、間違いなく

大自然の中の一種の動物にしかすぎません。

科学が進歩したとか
学問的な解明が進んだとか
科学的なエビデンスがないとかあるとか

そんなこと以前に自然の中の一つの生き物として
の役割や生き方の基本を知る必要があるように思います。

たとえば、食生活
もともと草食動物でやや雑食系の人間が、肉食になって
様々な病気を招いています。

肉食の肉を生産するために森林を破壊して、牧草地を作り
地球というガラスのように微妙にバランスしている
地球のエコシステムを壊しています。

自然の法則の「原因と結果」からすれば、当然その反動は
人間の生活環境の破壊にも繋がります。

日常生活の中で「あなたは呼吸をしていますが、呼吸しろ
と命令をしながら生きていますか?」

自分の意識や能力以外の何かにより生かされている存在で
あることを改めて認識する必要があります。

自然の中で生かされているという認識をもてれば
伐採した木は次世代のために必ず植えて、地球環境の
持続に貢献するのは当然のこととして理解できます。

自然はさまざまな生命が繋がりあって生きています。

人間も様々な生命のなかで生かされていることを知れば
すべてに感謝、地球に感謝の心を持つことができて、
行動することにつながります。

いまこそすべての分野で、感謝の行動を始めないと地球が
壊れてしまいます。

「ガラスの地球を救え」~手塚治虫さんの遺作のタイトルです~

10年を迎えたチーク植林

2012-01-04 16:47:04 | Weblog
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

自然の時は巡り皆様と共に新しいを迎えられましたことに
心から「感謝」の気持ちでいっぱいでございます。

昨年は、日本では3月11日の東日本の大震災、津波、原発事故
など未曾有の出来事がございました。

このためにたくさんの尊い命が失われる悲しく、
厳しい1年でございました。

世界的にも2011年は各地で洪水や地震、風被害など自然災害の
たいへん多い年でした。

自然災害と環境破壊は関係がないようですが、
私たち人間による地球環境の破壊が進むにつれて、
自然災害も増加の一途をたどっている現実があります。


私たち人類は自然の中で生きて、
自然の一部として生かされているということを改めて、
実感させられております。

10年前、2001年末から私どものインドネシアの草原に
なったしまった荒廃地の復旧のためのチーク植林事業を
始めました。

にご理解いただき、植林木のオーナーとして長い間、
保有して頂きました皆様に心より感謝申し上げます。

このプロジェクトを始めるきっかけは、
1997年から1998年にかけて、エルニーニョ現象により

インドネシア東カリマンタン州で未曾有の大森林火災が
発生しました。

シンガポールやマレーシアなど国境を越えてたくさんの人々が
被害に遭われました。

熱帯雨林地域の自然も大きな被害を受け、日本の九州と四国を
合わせたほどの面積の森林が失われました。

この火災の鎮火直後に現地を訪問する機会があり、
自分にできる事として事業活動で頂いた利益の一部を寄付して、
植林をすることを始めました。

しかし、広大な被害の惨状を目の当たりにして、
寄付という非日常的な形だけでは復旧は困難であり、
持続的な支援の形を考えないとどうにもならないと感じました。

何とかしなければ次世代が大変なことになると感じておりました。

木材生産の合弁事業でご一緒させていただきました生前の
ルスタムエフェンディー氏も想いを同じにしている事を知り、

この事態に自分たちが対処できる方法について
何度も話し合い、
自然の再生のために地場の樹種を寄付植林をして、
持続性を担保するために木材収入の期待できる有用な樹種

「ゴールデンバイオチーク」を植林して「林業」育成して、
地元民の民生の安定に寄与したいと
「2イン1」の植林システムを考案しました。

天然林が荒廃した草原になっていたところは、現在では
①この10年たっても何も変化しないそのままのところ、
②パームオイル【アブラヤシ】の農園に転換したところ、
そして
③面積的にはまだですが、植林木が育ってきて林になってきたところ

の3様の状態になっています。 

今日のインドネシア国内の木材供給の激減と森林の減少による
気候変動を考えますと
植林して森林を再生するという方向が正しいと自負しております。

私たちの植林地以外でも植林を始める地元の人たちも
この数年で増えてきております。

それなりのこの事業の波及効果があったものと確信しております。

今日ほど厳しい状況にまでいたっていなかった2001年当時では、
環境貢献と経済性を求めた
私どものこの商品は、世の中に類をみない形の商品であり、

しかも日常生活からは遠い存在の植林商品であったにもかかわらず、
深いご理解をいただき、参加ご購入をして頂きましたことに
改めまして心より御礼を申し上げます。

そのような皆様には10年目の成果として、明るいご報告を
させていただきたかったのですが

10年間の時間の経過の中で気候異変など様々な変動があり、
必ずしも期待どおりの状況ではない事大変残念で申し訳なく
感じております。

一番に大きい変動の要因は御承知の通り、世界的な大きな経済変動
による為替の変動により、当初の予定の買い上げが困難な状況
にあります。

二番目には、植林した草原荒廃地の状況が、予想以上に樹木の生長に
困難な状況でその回復に時間がかかり、
その上、度重なるエルニーニョ現象により植物の生長に必要な雨が
極端に少ない時間が長く続きました。

私どももその状況に対応すべく試行錯誤を繰り返しながら鋭意、
管理を進めて参りましたが、
結果的には予想の成長量に届かない状況にあり、至らなさを
痛感いたしております。

三番目にはインドネシア国内で想像を超える木材資源の供給激減があり、
木材価格は高くなりましたが、多くの木材加工生産者が開店休業の状況
にあり、原木の販売先の選択に慎重にならざるを得ない状況にあります。

現状では10年に経った木をすべて伐採して売却するには、
成長状況にばらつきがあり、材積的にも少なく市場の評価も有利では
ありません。

より有利に販売するにはどうすればいいかを昨年から検討を始め、
情報収集と交渉を重ねております。

今年は皆様に納得して頂ける解決をすることが一番の仕事になります。