あらためて写真を見て驚いたことインドネシアバリ島の火山爆発被災地の植林を始めて10年目昨年から、これまでにない厳しい環境での植林になっている。火山礫だけが降り積もったままの土も砂もない環境です。こん......
2015年に続いて2016年も同じような条件の厳しい所で植林を
行いました。
2016年分の活着率は前年度よりも良くありませんでした。
作業のやり方は同じなので、おそらくは植林した後の気候
特に雨の降る量や時期に違いがあったのだと思います。
江戸時代の治山治水や植林など幅広い環境について活躍された先人
熊沢蕃山さんが、備中の松山城の森づくりに「鳥」との共同作業を
おこなわえたことを知り、この方法がこの地には合っているのでは
ないかと考えて、取り組んでみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/3f/fd0009775ca399c0756b5014fe965fd3.jpg)
熊沢蕃山さんは、城の周りの土地に穀物を播き、鳥を呼び寄せて
彼らがやってきて滞在中に糞を落として行く中に、周辺地域の植物の
種を一緒に落として行き、やがて新しい木々が育ってくることを
活用した手法です。
自然界の再生能力を味方に付けるとても素晴らしい先人の智慧だと
感服し、この手法をこの火山礫だらけのところでできるかどうか
2~3年後が楽しみです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/3a/799642e70024c76e194e74fd6ebb56b7.jpg)