美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

改めて気がついたこと

2010-09-28 19:10:42 | Weblog
19日から25日までインドネシアのオランウータン保護財団
(BOS財団)の理事長とCEOが来日されました。

私たちが日本で活動しているNPOBOS日本のテコ入れの
ためです。
「おまえをインドネシア大使に紹介するために行くよ」
ということでした。

頼んでいないのにどういうことなんだろうと感じていました。

1996年から寄付活動を初めて、2003年にNPOを設立して
今日まで、自分たちにできる範囲で細々と支援をしてきました。

今回は2015年までに施設にいるオランウータンを自然界へ還す
というインドネシア政府の方針に従って、リリースを実行する
ためには、

オランウータンが安全に暮らせる保護林区が必要で林業省から
保護するだけの新しい概念の林区を獲得しました。

この林区は借地の利用する権利で、国にライセンスフィーを
支払わなければならないのです。

この説明をすると
なぜ、インドネシア政府がこのようなことにお金を出さないの?
どうして、保護財団が支払わなければならないの?
どうして、私たち外国人が支援しなければいけないの?
という疑問をたくさんいただきました。

わたしもこの疑問に明快に答えられず、そのような制度の国だから
というように答えてきました。

でも、今回の講演会を通じていくつかのことがわかりましたが
この疑問にブンガランサラギ博士が苦しい胸の内を語ってくれました。

「インドネシアには、たくさんの貧困状態にある人たちがいるのに
 その人たちを差し置いて、政府がオランウータンを支援することは
 できないのです。背景に「貧困」があることを理解してください」

と言われました。
私もオランウータンの支援から初めたころに、ホテルの後ろの席から
「宮崎はオランウータンの支援はするけれど、
 なぜ、おれたち人間にはしてくれないんだろう」
という声を聞いたことを思い出しました。

私たちは、恵まれた日本にいて気がつかない、貧富の差、貧困問題
があり、「環境貢献や動物保護どころではない」という環境の中で

地球の財産であるオランウータンを守り続けることの難しい
インドネシアの国内事情を改めて、気づかされました。

日本人はゆたかな生活を享受できるのは、開発途上国の自然の恵みを
たくさんいただいていること、気がつく必要があります。

一生懸命にオランウータンの窮状と保護の必要性をアピールして
くださった2人のお客様に感謝し、期待にこたえられるように
しっかりと取り組んでゆきたいと改めて感じています。
■人類だれでもできる究極の温暖化対策は?
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あなたならどうしますか?

2010-09-20 23:50:11 | Weblog
オランウータン保護の意味、
なぜオランウータンの保護か?
明日から3日間、インドネシアのBOS財団の理事長らと
講演会を開きます。

聞いていただければ、と願っています。

130年ぶりの猛暑は今年だけのものではありません。
皆さんが感じておられる通り、このところの夏の暑さは着実に
厳しくなってきております。

一方で雨の降り方も尋常ではなく、ゲリラ豪雨となって
大きな被害をもたらしています。

これは日本だけでなく地球規模で起こっています。

ロシアは猛暑と干ばつ、山火事の大発生で農作物の被害や生命を
失うような健康被害もたくさん出ています。

中国でもパキスタンでも膨大な人数の皆さんが洪水被害に
あっておられます。

これらの大きな原因の一つが「オランウータンの減少」に
あるとしたら、
皆さんももっとオランウータンの保護活動に熱心にならざるを
得ないでしょう。

地球温暖化とCO2の関係はたくさん報道されていますが、
熱帯雨林の減少により、世界のCO2の排出量の約20%が
占められている事実についての報道は少ないように思います。

これは私たち人間が全運輸部門で排出しているCO2の量と
ほぼ同じです。

一方で生物多様性について、国際的な議論が高まっていますが、
熱帯雨林には、
地球上の生物種の50%が生存しているとされております。

特に1億年前の氷河期を乗り越えてきたボルネオの熱帯雨林は
極めて貴重で多様性豊かな生物種の宝庫です。

その宝庫の番人、管理人というべきオランウータンを100年前の
8%にまで追い詰めたのは私たち人間社会の経済一辺倒の価値観に
基づく社会です。

管理人のいないマンションが荒れてしまうように、オランウータン
を失った熱帯雨林は荒れ果てて、

やがてそこに住む生物の多様性が失われて、
活力のない熱帯雨林になってしまします。
ですから、オランウータンに危機は、人類生存の危機です。

熱帯雨林は豊かな森の緑が雨水と大気の循環を守ってくれてきました。
熱帯雨林の崩壊により、環境を維持するこの基礎的な循環が失われて、
今日の地球規模の気候変動を招いています。

冒頭の世界各地の異常気象も熱帯雨林の減少と密接にかかわっています。

猛暑にあっても、豪雨にあっても、干ばつにあっても私たち人間は、
ただ受けいれるしかありません。

しかし、その原因を創っているのは、私たち人間社会自身です。

自分の生活圏である熱帯雨林の生態系を持続可能な状態に保ってきたのは、
オランウータンです。

そのオランウータンを失うことは、熱帯雨林を失い、その結果、
地球規模の気候の変動を招いて、植物の生長に影響を与えて、

水不足、食糧不足が蔓延して、
人類の持続的な生存が制限されてしまいます。

あなたならどうしますか?

浸水する船で、水漏れを防ぐ行動をしない人に未来はありません。
シンポジューム オランウータンを救え!
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信じられない!出来事

2010-09-17 19:46:14 | Weblog
皆さんは、自分が今日、京都にいて夕方に予定があり、
翌日に東京に帰る予定であったときに、

今日、どのような用事が東京で発生したら、早朝に京都を
出て4時までに京都に戻るという行動をしますか?

よほどのことがない限り、このような行動はできないと思います。
でも、そんなことをインドネシアの元農業大臣がやってくれました。

私を新任のインドネシア大使に引き合わせるためだけに
昨日、5時から自分のプレゼンテーションがあるのに

早朝に京都を出て、東京に11:00に来て私をインドネシア大使に
紹介してくださいました。

大使が本国から呼ばれて、インドネシア在住の他の国の皆さん達と
サンボジャレスタリのオランウータンリハビリセンターへ行くため

来週の東京滞在中に私を大使に引き合わせる機会がないので、
このような対応をしていただきました。

元インドネシアの大臣経験者の方が、私を紹介するためだけに
京都往復をしてくださったのです。

本当に信じられない気持ちです。
ブンガラン サラギ博士のオランウータンの保護に賭ける強い
気持ちを感じました。
私のこれからの生涯をかけて、オランウータンが安心して住める
森を確保して、オランウータンの楽園を創る使命を果たしたいと
力ずよく大使にも宣言をされました。
そして、
「BOS日本は、このプロジェクトにまじめに取り組んでいるけれど
 小さな組織なので、インドネシア大使として協力できるところは
 協力してやってほしい」と伝えていただき

大使も「協力できることは何でもやるので、いつでも大使を訪ねて
ください」という約束を頂きました。

自分も「やればできる」の気持ちをしっかり持って、
日本人として、真剣に取り組んでゆきたいと改めて、
感じた出来事でした。
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赤信号みんなで渡れば。。。

2010-09-13 17:41:29 | Weblog
2010年8月21日に「自然の賦課量が赤字に転じた」

この意味は、私たちの人間活動が自然の供給量を超えて消費し
8月21日に使い切ったということです。

8月22日からは、未来の分を食いつぶして132日を過ごすこと
になります。

パーセンテージでは36%も食いつぶしている現実。
恐ろしい数字です。

この調子で行けば、50年でゼロ
人類の住める地球は消滅です。

このような科学的な分析知見を聞いても
「へー、大変だね!」といいつつ自分の生活スタイルを変えない

そんな人たちばかりでは、展望は開けない。
いまだに経済成長だ、景気刺激策だなんて議論
空々し限りです。

地球を滅ぼすための議論だけをしていること、
理解していないのでしょうね!

地球環境が壊れたら、その環境の一部である人間は存在できない
当たり前のことが理解できない人たちが多すぎます。

結局、市民一人一人がこの事態を理解して、自分の良心に照らして
正しい生き方を選択する以外に方法はありません。

自分にできることは、たくさんあります。
ぜひ、この事態を把握して、行動する人間になっていただくことを
願っています。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」の時代ではありません

「赤信号みんなで渡ればみんな死ぬ」が今、です。

浸水する船で、水漏れを防ぐ行動をしない人に未来はありません。
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でも、大変なんだよ!!

2010-09-10 20:22:59 | Weblog
これまでにない画期的な出来事です。
日本の大使を含む在インドネシアの大使25名の皆さんが、
初めてインドネシア東カリマンタン州のバリックパパン市郊外

にあるサンボジャのオランウータンのリハビリセンターを
9月21日に訪問されます。

オランウータン インドネシア サイト
大使の皆さんがカリマンタンに足を運ぶなんてことは、
考えられないことです。

これも名古屋市で十月に開かれる生物多様性条約第十回締約国会議
(COP10)に先立ち各国の大使が、オランウータンの保護活動に
興味を持って行動して頂けるんだと思いますが、大変嬉しく思います。

◎地球上の生態系破壊による損失は毎年最大4兆5千億ドル
(約380兆円)に上ることが 国連環境計画(UNEP)研究グループの
 分析で分りました。

この報告書では、森林の伐採で新鮮な水の提供や炭素の貯留、医薬品
などの原料となる遺伝資源の減少などを通じ、
年2兆~4兆5千億ドルの経済損失が続いていると指摘しています。

この金額は、最大で世界の国内総生産(GDP)の約8%の規模に
相当します。

例えば、熱帯雨林は平均で1ヘクタール当たり
6,120ドルの価値(CO2の吸収効果は含まれていない)があり、
内訳は①食料が75ドル
   ②遺伝資源が483ドル
   ③気候の調節が1,965ドル
   ④水流の調整が1,360ドルなど

で森林の伐採によりこれらがすべて失われることになります。
どの項目もなくては生命の危機に陥る要素です。

一方で、毎年、世界の国内総生産(GDP)の0・1%にあたる
450億ドル (3兆8250億円)を自然保護地域の保全に
投資すれば、飲料水の提供や災害の防止などで年5兆円の価値が
生まれるとしており、生態系の回復を目指す重要性を強調しています。

研究リーダーのスグデフ氏は、日本経済新聞の取材で次のように
述べています。

「人間は自然から無限ともいえる恩恵を受けて生活しているが、
そのことに気づいている人は少ない。

ブラジルのアマゾン地域では炭素貯留だけでも60億~120億ドル
の経済価値があり、新鮮な水の提供は大きいが、ほとんどの人は自然を
タダだと思っている。

― 温暖化を止めるには、森林伐採をやめること。
それは生物多様性の保全にも活かされる」

森林を中心とする生態系が持つ機能には、この数字に反映されている
以上に計り知れない、人類では再生できない、非常に大きな

価値がある事を地球に住む人類みんなで共有することが求められています。

今回、私たちが取り組んでいるリハビリ訓練をを終えたオランウータンを
自然の森にかえしてあげるプロジェクトは、

人類がこれ以上、自然を壊さないことを未来に向けて始める試金石だ
思っています。

本当に熱帯雨林破壊の深刻度と人間生活の関係を説明するのは難しい
でも、大変なんだよ!!
現実は!!現場を見ないとわからないんだろうな?

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暑い、暑いをなんとかしたいなら

2010-09-03 20:19:43 | Weblog
暑い、暑い地球環境をなんとかしたいと
お考えの「あなたに耳寄り情報」のご案内です

『生き残る判断 生き残れない行動』という本に
出会いました。

その中で述べられているように自然災害が起こると
私たち人間は「神様や政府」に責任を求めがちですが、

原因の主役は自分であり市民社会だという認識が必要
であることが書かれています。

また、日常から災害に会った時の行動についての情報を
知っている人と知らない人は、

咄嗟の行動が分かれて、生死の分かれ目になるケースが
多いそうです。

待ったなしの地球温暖化も、まずは自ら行動すべき時です。
そのためには、正しい情報を聞いて、自分で判断して、
行動を始めることが一番です。

土曜日(9/4)の午後をあなたやご家族を
「明るい未来につなげる時間」にしませんか?

第5回緑ゆたかな地球を創る会・未来づくりにつながる講演会

食卓から考える地球環境を考えて行動しようというご提案の
講演会です。

演題は「畜産・肉食と地球環境」
講師:NPOアニマルライツセンター 代表理事 岡田千尋 先生
   をお迎えして、お話を伺います。
★とき&ところ
◆日時:2010年9月4日(土)13:10開場13:30開演
◆場所:コール田無 地下2F 多目的ホール  定員160名
    高田馬場から西武新宿線で約20分、徒歩5~6分です。

〒188-0011 西東京市田無町三丁目7番2号 TEL042-469-5006

◆参加費:講演会500円【会場費以外の剰余金は世界平和の森づくり
 へ活用させていただきます】
★お問合せ≪042-451-6120≫メールinfo@agfn.org

★参加するとこんなメリットが!
①食生活と地球環境のつながりが理解できる情報が得られます。
 あなたの生き方が地球の未来と子供たちの未来を変えています。

②インドネシア バリ島の伝統舞踊 鑑賞も 舞踊家:小泉 ちづこ 氏
 本格的なバリのダンスを鑑賞していただけます。

③ベジタリアンのレシピ冊子を差し上げます
 ベジタリアンに挑戦して見たい方に役立つレシピ集です。

④環境貢献のためのエコ貯金箱【組み立て式】をプレゼント!
 環境にいいことをしたら、募金箱に、集まったら環境に
 いい活動に寄付をして、社会貢献ができます。

⑤シンポジューム「オランウータンの森をまもれ!」
 インドネシアのオランウータン保護財団理事長、CEOが
 初めてそろって来日するのに合わせて、9月22日に青山の
 ウイメンズプラザホールで行われるシンポジューム
 参加費1000円の招待券をプレゼント!

緑ゆたかな地球を創る会は、今日の温暖化はCO2だけではなく
地球の緑が消えて、砂漠化が進んでいるために、水と大気の
循環がスムーズに行かなくなって、異常気象を招いています。

森が雨を呼ぶ~森のない地球に人類の未来はない~は、
インドネシアの前の林業大臣マルズキウスマン氏の言葉です。

熱帯雨林は地球のクーラーだとチャールズ皇太子が言われている
ように、インドネシアの熱帯雨林が激減したために、暑い気流が

北上して、日本にも影響しているようです。
ですから、熱帯雨林を保護し、再生することが地球の気候安定と

温暖化の抑制に効果的です。
そのことにあなたも参加するために、明日の講演会に足を運んで
みませんか???

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