美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

木はお金で育つか?

2008-04-26 20:48:17 | Weblog

国連の機関で国際林業センター(CIFOR)という機関が有ります。
そこの2008年の報告書に「木はお金で育つか?」という報告書がありました。
人の手が入って森林の劣化をこれ以上すすめないようにすること
開発という名の元に森林が減少してしてゆくこと
この2つの要因で世界中の運輸関係で排出するCO2と同じだけの量が排出しているそうです。
CO2排出削減は言うに及ばず、森林を守り、増やすことで炭素循環を正常化する必要があります。
最も経費のかからない気候変動緩和策として、森林が注目されだしました。
森林の劣化を再生して、草原化した土地に植林をして林業を成り立たせるようにインドネシアで実行している自分としては、嬉しい限りです。
でも、このタイトルに有るように、お金だけインドネシアに投下すれば、森林の劣化と減少を止められるかというとそうでは有りません。
地元の人々に木を育てる、林業を育てる、森を守るという心がなければ育ちません。そして、それを実行するための文化、技術が必要だと感じています。
6年目を迎えた私たちの植林事業もそんな教えを学びながら進めています。
お金が対象国に入るだけでは、木も林業も森も育たないのは明らかです。
この問題を政府が認識してくれることが、無駄なお金を使わないで、環境改善と森づくりの実績を作ることができる大きなポイントです。
お金で木が育つか?
実に示唆に富んだ名言だと思います。

資本主義のつぎは?セミナーの話

2008-04-24 09:44:54 | Weblog

昨日、財)日本環境財団の定期セミナーで講演をさせていただきました。
テーマは、「地球温暖化と生命の森づくり」~熱帯雨林の再生植林事業~でした。
レジメの概要をご紹介しますと
①主題  
 「気象の大変動を人類が生存できるレベルに防ぐため」の対策の一環として、
 温暖化の主要因である炭素排出の20%強をしめる熱帯雨林の再生について、
 私どもが進める「生命の森づくり」について
②趣旨
 温暖化の背景=地球文明崩壊の危機=世界の森の減少
 温暖化の現状=エコロジカルフットポイント
 温暖化による気候変動を止めるには、熱帯雨林が一番優先しなければならない
 熱帯雨林の森林劣化と森林減少に対応できる仕組み=「生命の森づくり」 
③背景
 地球環境の問題認識を持つきっかけ
 私が主に東南アジアのジャングルの森林開発調査に十数年携わってきたことがあ ります。
 旧日本軍の侵攻のようにインドネシア、マレーシア、パプアニューギニア、   ソロモン諸島と進んで行ったことに疑問を感じていたからです。
 1988年にNGO熱帯林行動ネットワークのデモ
 1996年 植林を始めるきっかけ=オランウータンとの出会い
 1999年1月 大きな山火事跡に出会う 再生をしなければ次世代の人が困る
④生命の森づくりが必要な現実 
 地球温暖化の現状と背景
 熱帯雨林の現状
 森林の機能・役割
 何故、このような事態を招いているのか
 文明崩壊=イースター島の悲劇
 熱帯雨林の減少と劣化
 その対策としての「生命の森づくり」
 「生命の森づくり」の仕組み
 その効果
⑤結論 
 地球に残された熱帯雨林の維持再生を一番優先させ、地球の気候変動を和らげて 人類が安全・安心して生きられる環境を構築するには世界規模社会システムの一 環として実行すること。
 「生命の森づくり」は、次世代が地球で生きるための社会経済の基礎づくりであ ることをお伝えしました。

その中で地球温暖化の問題は「地球文明崩壊の危機」であり、資本主義崩壊の危機であることをお話ししましたので、このことに質問が及びました。

資本主義崩壊の次はどうなるのか?
自然資源を中心にすえた「自然資本主義」
全てと共生する社会、ウインウインで成り立つ社会、所有でなくレンタルという発想の社会・・・基本的には精神や心を大切にする東洋の伝統的な発想をもった社会こそが、人類の住める地球環境を維持できる方法だと考えています。

こんなやり取りがあり、意義深いセミナーでした。
世の中に少しでも多くの皆さんに知っていただくことが大事ですので、聞いて見たいというグループの方がおられましたらぜひともお声がけを!

地球は誰のものか?

2008-04-23 13:32:06 | Weblog
地球は誰のものか?
「地球は誰のものか?」
        
このタイトルで私たちの植林の推進に協力していただいている、克舟さんが書いてくれました。
二番煎じに成ってしまいますが
果たして地球は人間だけのものでしょうか?

これだけ地球温暖化が叫ばれ、世界各地で自然災害が頻発しているにも拘わらず、平気で人間は地球を破壊し続けているのです。

地球はあらゆる生物のもので人間だけのものではありません。
地球上のすべての生き物や物と調和してこそ、持続可能な社会が実現できるのです。

掛け声だけは、地球温暖化防止、持続可能な社会の実現といわれていますが、この問題を考えるスタートは、地球は誰のものか?を考えることではないでしょうか?

生命の重さは大人も子供も同じです

2008-04-18 14:01:52 | Weblog
暴走する温暖化!
止めるのはあなたです!
今すぐあなたも行動を!

地球温暖化は、あなたとあなたの家族、あなたの子供、
あなたの孫、その先の子孫にかかわる問題です。
○○家の家族であり、○○市町村の住民であり、
○○都道府県の住民であり、日本国民でありそして地球市民ですね。

万一○○家の家族でなくなり一人ぼっちでも、寂しくても生きて行けます。
○○市町村民や○○都道府県民でなくても生きて行けます。
日本国民でなくても生きて行けます。
しかし、地球市民で無くなったら生きて行けません。
そして、
 人間は水がなくなれば3日で死んでしまいます。
 酸素がなければ8分死んでしまいます。
 食糧が1ヶ月途絶えれば死んでしまいます。
 水の循環と安定は森林によりもたらされています。

酸素の供給も森林などの樹木や植物の活動により補給されています。

食糧生産のための土地の侵食を防ぎ、砂漠化を防ぎ、
安定した環境をもたらしてくれるのも森林です。 

強風を防ぎ、急激な温度変化を安定させるのも森林です。
だから、気象の大異変を止め、健康で安定した生活環境を維持するためには、
どのような対策よりも手軽に参加でき、効果の高い植林による森林づくりが一番、優先されるべきです。

人工衛星からの映像により地球の状況をリアルタイムに把握しておられる東京大学生産技術研究所教授の山本良一先生が地球温暖化地獄(ダイヤモンド社)という本を出版されています。
 先生のお話しによれば、もうすでに温暖化地獄1丁目に入っていて、このままでは、今後加速度的に2丁目3丁目に進んで、最後は地獄に陥ってしまうといわれています。

メソポタミア文明も、インダス文明もギリシャ文明もそしてイースター島文明も
森が無くなり滅亡してきたことは歴史の厳然たる事実です。

毎年220億本の植林を続ければ、人類が生存できる地球を次世代に引き継ぐことができます。
次世代もその次も生存ができるために、ぜひ皆さんも今すぐ、行動を起こしてください!
私たちの会社では皆さんの「心」を真剣に受け止めて、植林を実行します。

詳しくはhttp://www.vivo.jpを御覧ください。
お問合わせ、rinji@vivo.co.jp

「生命(いのち)の森づくり」 “双樹”のご案内

あなたの、「5000円で2本の植林=生命の森づくり」は、
1本は10年ごとに伐採し持続可能な木材供給をし、再植林を行います。
1本は100年後も伐採しないで育てます。
この繰り返しで、100年後には3000本を越える本数に増やすことができます。
100年先の地球も考えて森づくり、ぜひ御一緒に!
「生命の重さ」は、あなたも未来の子供たちも同じです。

http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/index.html


インドネシアの森は日本人が食いつぶした、だから。。。

2008-04-08 19:24:49 | Weblog
インドネシアやマレーシア、フィリピンの豊かだった森を切り刻んで、食いつぶしたのは私たちに本人の高度成長という化け物です。
その後の現地の人々が焼畑をしたとか、山火事になったとかの引き金になったのは、明らかに私たち日本人がこれらの森の木を、短い期間に大量に使ってしまった結果です。
木材生産の現地でマネージャーをしていたとき、トレーラーの運転手に、しみじみと「こんなに毎日大量の木材を運んでいるけれど、日本人は一体何に使っているのか?木でも食べているのか?」と真顔で聞かれました。
えっ、食べる、木材を、そんなことを考えていたなんて、本当に大量の木材を毎日毎日、運んでいて、彼は本当に不思議でならなかったようです。
彼が正常で、我々が異常だったのです。
その結果が地球温暖化に大きく関与しているのですから。。。
そんなわけで、1999年より私は植林をインドネシアで始めました。
WWFの報告によりますと世界で一番、貴重で危機的な森林はインドネシアだそうです。だから、インドネシアで植林を行っているのです。
危機的な状況に落としいれたのは、日本人ですから、そして、地球温暖化による気候変動を少しでも和らげる効果を期待できるのは、インドネシアの熱帯雨林だからです。雨と太陽が豊富で成長性に優れていて一番効果的な対策になるからです。
わたしどものNPOがヤフーボランティアのサイトで協力してもらっています。
ぜひ訪問して見てください。

植林は次世代の社会作りです!

Yahoo! ボランティア募金

森の哲人 オランウータンの森がない 絶滅の危機

2008-04-04 17:56:41 | Weblog
森の哲人 オランウータンの森がない 絶滅の危機
先日、私どもも支援しているボルネオのオランウータンについて、フジテレビが現地取材をして3月30日に放映されました。
その報道を見て、たくさんの問い合わせを頂きました。
その中で真剣に考えて、早速会員になっていただいた方から以下のような熱いメッセージを頂きましたので、ご紹介させていただきます。

オランウータンについて(Q2) : フジテレビ「地球デイスペシャル~消えゆく命の物語~」を見ました。
人間の身勝手な金儲けや欲の為に森を破壊し、オラウータンを傷つけ、それなのに人間になつこくてあどけない瞳で甘えるオラウータンのかわいさに、胸が苦しくなりました。
これ以上オラウータンの犠牲が出ないように、そしてオラウータンが本当に安心して幸せに暮らせるような森作り、環境改善が達成させれることを願っています。

ご意見、ご要望(Q3) : 日本にいると物や情報があふれすぎていて、今本当は何が          必要で、何が間違っているのか分からなくなってしまいま           す。
          環境問題の危機が、どこか遠い未来のことで、どこか自分と          は無縁のように錯覚して生きていきがちですが、今回のTV          を見て、人間も動物も自然もすべて同じ地球上に生きるもの          としてつながっているということ、助け合うことの重要さを          あらためて考えさせられました。
今すぐ行動しなければと思いました。
今後も、ネットやTVを通してできるだけ多くの情報を発信し続けて下さい。
そして、地球を救う活動を続けて下さい。

★私のオランウータン支援の始まり
私がオランウータンのリハビリセンターで訓練を受けるオランウータンに出会った
のは1996年です。その当時そこで聞いたのは、インターナショナルハイスクールの
子供が、ペットで売られているオランウータンを見て、かわいそうだから森に返してあげようと言い出したのが始まりだと聞きました。
自分が伐採現場でいたとき身近にオランウータンを見ていて、彼らの住まいの森を切ってしまったのに何もしていない自分に恥ずかしさを感じました。
以来、自分にできる範囲で支援をさせていただいています。
2004年にはNPOボルネオ オランウータン サバイバル ファンデーション日本を設立して活動をしています。
ぜひ、サイトを見てください。
http://bos-japan.jp info@bos-japan.jp