美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

なぜ?オランウータンの保護なの?か

2011-04-29 15:49:29 | Weblog


オランウータン保護の意味を背景から、
意義などを伝えてこなかった様に思います。

他にもたくさんの動物がいるのになぜ?、
オランウータンだけ保護活動するの?

オランウータンの減少と私たちの生活に大きな関係があるなら
考えも変わるので者にでしょうか?

オランウータンは樹上生活者で一番高い木の上で生活して
森の果物や葉っぱや木の皮を主食にして生きています。

そして、1頭当たり1平方キロメートルという広大な面積を
歩き回り、森林の植生バランスを整えています。

大きな木の下には、無数の生物が生息しています。
オランウータンを守ることは、これらすべてを守ることに
通じるのです。
そして、
私たち人間にとっての関係を考えてみましょう

異常気象と熱帯雨林の減少

この冬の日本海側の大雪や昨年夏の130年ぶりの猛暑は、
今だけのものではありません。

このところの夏の暑さは着実に厳しくなってきており、
一方で雨の降り方も尋常ではなく、
ゲリラ豪雨となって大きな被害をもたらしています。

これは日本だけでなく地球規模で起こっています。

昨年は、ロシアは猛暑と干ばつ、山火事の大発生で農作物の
被害や生命を失うような健康被害もたくさん出ています。

中国でもパキスタンでも膨大な人数の皆さんが
洪水被害にあっておられます。

これらの大きな原因の一つが「オランウータンの減少」にあるとしたら、

皆さんももっとオランウータンの保護活動に熱心にならざるを得ないでしょう。

地球温暖化とCO2の関係はたくさん報道されていますが、
熱帯雨林の減少が世界のCO2の排出量の約20%が占め、

私たち人間が全運輸部門で排出している量とほぼ同じです。

◆熱帯雨林の管理人
一方で生物多様性について、国際的な議論が高まっていますが、
熱帯雨林には、地球上の生物種の50%が生存しています。

中でも1億年前の氷河期を乗り越えてきたボルネオの熱帯雨林は
極めて貴重で多様性豊かな生物種の宝庫です。

その宝庫の番人、管理人というべきオランウータンを100年前の
8%にまで追い詰めたのは
私たち人間社会の経済一辺倒の価値観に基づく社会です。

管理人のいないマンションが荒れてしまうように、

オランウータンを失った熱帯雨林は荒れ果てて、
やがてそこに住む生物の多様性が失われて、
活力のない熱帯雨林になってしましまい、

大気の循環や水の循環(雨)が偏ってしまいます。

その結果が異常気象になり、食糧不足になり、
国際的な政情不安になっています。
ですから、オランウータンに危機は、私たち人類生存の危機です。

◆異常気象の原因を創っているのは私たち

オランウータンの棲む熱帯雨林は豊かな森の緑が雨水と大気の循環を
守ってくれてきました。

熱帯雨林の崩壊により今日の地球規模の気候変動を招いています。

その原因を創っているのは、私たち人間社会の活動です。
人類の生存を担保するためにオランウータンを守る必要があるので、
オランウータンにとっては人類の存在は不要です。

自然を大切にという掛け声だけでなく、
生活スタイルから自然を大切にして、
持続的な社会を目指すための「心」、価値観を持っていきたいものです。

既成の価値観では、計り知れないので、
先見性と現実を直視する勇気と自然を中心に据えた価値観の転換が
今求められています。

◆国境を越えて

地球に生きる人類が人種や宗教や国境を越えて協力して、
地球の自然を守り再生することにこそ、人類生存のカギがあります。

日本は海外依存の高い国では、
海外との協力なしに日本人は生存できません。

オランウータンのいない熱帯雨林は
さらなる破壊と豊かな森の喪失を招きます。

だから、オランウータンを守るのではなく、
私たち人類の生活を守るためにオランウータンが必要なのです。

オランウータンにとって人間は、加害者であり不要な存在です。

www.bos-japan.jp

なぜ、バリで植林祭なんだ?

2011-04-27 18:37:19 | Weblog
バリ島で植林を始めたのは、
35年前に東カリマンタン州のスブルという
森林開発の現場で一緒に働いていた時に大卒の新入社員として
「プツ グデイ」という若者が入社してきました。

その彼と2006年暮れにバリで偶然再会したことから始まりました。

「スパとハーブの展示会」がバリのデンパサールであることを
日本の新聞で見て、東カリマンタンの植林地に行く前に
バリを訪問しました。

一人旅でしたので、夜、ふと彼を思い出して電話をしてみたら、

「私は昨日で定年退職したんだ」

「えっ」
 そうか、一度逢わないかということで翌日、彼と会いました。

定年になって何をするかまだ考えていない彼は、

「宮崎さんあんたは東カリマンタンばかり植林しているけれど、
東カリマンタンは今でも森林率50%以上あるけれど
バリは22%しかないんだ、
バリでも植林をしてくださいよ」

「へー そうなんだ。
 バリはきれいな海と緑の美しい島だと
 思っていたのに意外だね」

そのような会話の中でそれならということで、それならやろう
ということになりました。

その後、再度バリを訪問して、州政府の林業局長や計画課長を
紹介してもらって、現在の植林地への協力が始まりました。

そのプロジェクトにたくさんの個人や団体企業の皆さん
そして、財)国土緑化推進機構の助成金も頂いて順調に
植林を進めてきました。

何のためにここ°植林をしているのか?
と考えた時に
「地球規模の森林減少は人類の生存を脅かす」
大きな気候変動を招き、食糧危機を招き、治安の悪化につながる。

だから、地球規模の植林を推進することが今一番大切だ。

バリは神々の住む島として知られている、この島から世界に
向けて情報発信をして、

平和を望むたくさんの地球市民に植林に参加をして頂きたい
そのためには、情報の発信をしなければ、波紋は広がらない

そして、
いつまでも日本の皆さんからの寄付いただいて進めるだけではなく
地元の人たちの自発的な植林への参加を進めないといけない

そんな考えから、植林祭をやってみよう
と考えて2009年11月に第一回の植林祭をやりました。

当初は200名でも集めるのは大変だと思っていたのが
実際には400名余りが参加してくださいました。

そして、2010年12月は12月2日と4日に分かれましたが
両方で600名を超える人たちが参加してくれました。

その模様は、インドネシア国営放送の全国版の
朝のニュースで放映されました。(2010年12月4日分)

TVカメラが来ているのは知っていましたがまさか、
全国版の
テレビで植林祭の映像(RITV)が流れるとな知らず
翌々日の朝、東カリマンタンのホテルで偶然見て
驚きました。

その映像はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=LkN1PNz4BW8&feature=player_embedded#at=46

本当に偶然でした。
ホテルで見ていたNHKの海外放送のニュースが突然映らなくなり
仕方なくチャンネルを変えるうち出会ったのです。

この画面でインタビューを受けている人物が
親友だったプツさんです。

彼は植林祭の後12月30日に急逝してしまいました。

その数日前に電話で話したばかりだったのに突然の別れでした。

彼は森林減少の現実を深く受けとめて、植林を共に推進してきた
人物だけに残念でなりません。

彼の遺志をついで、植林をこれまで以上に進めるために
今年は、昨年以上の「植林祭を実現して」
地球市民の皆さんによりインパクトのある植林祭にしたいと
願っています。

この企画は「人類の未来を救う植林を地球規模で推進するため」の
できる限りたくさんの皆さんに意識を持って頂くためです。


より大きな波紋になるように願って、今から準備をし、協力して
頂ける方を募っています。(info@agfn.org)

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小さな記事ですが

2011-04-26 20:27:17 | Weblog
日本のメジャーな新聞では報じられていようで、小さな記事ですが、
私には大きな記事だと感じました。

感謝で目頭が熱くなりました。

ジャカルタ時事の報道によりますと4月19日インドネシアの
エネルギー当局高官の報道として、

東日本大震災に伴い日本側からの要請を受けていた
液化天然ガス(LNG)の追加供給について年内に
100万tを供給することを明らかにしたそうです。

インドネシアの国内需要の増加で不足している状況のなかで
今回の処置は政府部内にも異論のあった中、

日本との関係を考慮して追加供給が決まったと報じています。
東北電力と東京電力に供給されるそうです。

本当にありがたい決断だと感謝の気持ちでいっぱいです。

直接は何の関係もありませんが、その産地が
私たちが植林を続けている東カリマンタン州のボンタンLNG基地
から供給されると聞いて、一層身近に感じました。

東カリマンタン州のバリックパパンは、第二次世界大戦のときに
石油を確保するために日本軍が侵攻した地域です。
オランダを追い出し、石油を確保していた時期があります。

最後はオーストラリア軍を中心にした連合国の艦船の艦砲射撃で
地形がゆがむほどに攻撃されて、日本軍に残されていたのは
竹やりだったそうです。

犠牲になられた方々は15000名余りと伝えられています。
このようなご縁のある地域から

大震災の復興に格別の配慮をしていただいたインドネシア
共和国の国民、政府の皆さんに感謝と敬意を表したいと
思います。

地球はみんなつながって支えあって成りたっています。

今後も日本人が一番たくさん利用してしまったインドネシアの
森林の再生のために、できる限りの協力を続けたいと願っています。

そうすることが、日本国民の未来に役立てると信じています。

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大災害の教え

2011-04-23 18:30:18 | Weblog
地球温暖化の情報を週数している中で感じて、
周りの人たちにアピールしてきたのは、

5年以内に地球では大きな自然災害が発生して、
気象異変も同時に起こって

農業林漁業が大打撃受けて、
食糧難に陥るだろう

東北東関東の震災と津波その上の人災「放射能汚染の問題」が
起こってしまって
自分の予測を超える事態になっていると感じていました。

そんな中で聞こえてきたのが、食糧高騰の足音です。

昨年7月にはロシアの旱魃の影響で小麦価格が上昇し、
トウモロコシも大豆も主要農産物の価格は上昇をしてきました。

「ワシントン時事」によりますと世界銀行が4月14日に伝えている
ところによりますと
今年度の第一四半期の世界の食料品価格が前年の同期比に
比べて36%も上昇したと報告しています。

また、1日105円未満で暮らす最貧層の人たちは、食糧価格が
現在より10%上昇すれば

新たに1000万人、30%上昇すれば3400万人がこの層に加わると
予測しています。

昨年夏からの食糧価格の上昇で最貧層が4400万人余り増えたと
指摘しています。

世銀まとめた主要食料品価格の指数によりますと
トウモロコシは74%、小麦は69%大豆は36%上昇したと
報告しています。

このような食糧価格の高騰が低所得国を直撃して、貧困層の苦境が
一層深刻になっています。

国連食糧農業機関(FAO)今年の初めに発表した2010年12月の
食料価格指数は、
2002年から2004年を100として、214.7と伝えています。

この数字は1990年以降で一番高くなっています。

この背景には中国などの新興国での需要の増加があります。

たとえば大豆について、2000年時点では世界の貿易量の
4分の1だったが、
現在では約半分を占めています。

中国のほかインドも農産物の輸出国であったものが、
輸入国になってきています。

このような新興国の消費拡大が背景にあることも事実ですが

大きな要因は世界各地で起こる気候変動に伴う異常気象が
今後大きなウエイトとなってきます。

昨年のパキスタンの大水害、オーストラリアの干ばつや洪水など
たくさんの気象災害が農産物の生産に大きな影響を与えています。

気候変動には様々な要因はありますが、
一番の源は、人間活動による自然破壊、特に森林の減少があること
をもっと認識してほしいと願っています。

これまでの人類文明はすべて、
森を失くして、食糧の確保ができなくなって

滅んできた歴史的な事実を真摯に
受け止めて地球環境修復のために行動しないと
次世代の生存リスクを残すことになります。

人間中心主義でなく、経済一辺倒ではなく、自己中心でなく、
すべての自然と調和する社会づくりへの

大きな価値観の転換が進めることが、大震災の警告に答える
事だと思います。

年を重ねてきた人間には、大きなパラダイムシフトを
受け入れられないか、大変難しいと思いますが、

40歳以下の人たちは、この機会に一度立ち止まって
このままの社会が進めば、

自分たちや子供たちの未来はどうなるか
考えれば、自ずと答えは見つかります。

人間は次世代も人間であり、空気も水も食料も新鮮で
安全でなければ、健康な人生を送ることは不可能です。

物作りだけではなく、自然に一番近い一次産業を社会みんなで
守ることや物づくりだけに時間価値を置かないで、伝統芸能に

時間をかける人生を受け入れる社会になれば、
より平和で豊かな社会がつくれると思います。

そんなことを気付かせるためにたくさんの尊い生命の
犠牲を伴う大災害と原発による人災は起こったのではないかと
感じています。

みんなでより安全で安心できる、持続的な社会づくりをすることが
生命の残された人間の役目だと思います。


「自然との調和」した社会こそが、万人に平和と健康を
与えてくれます。

自然界にない物質を作り出す、原発はもういらないし、
なくて良い社会を目指すきっかけにすることが

今回の犠牲になった人たちに答える
生き方
~「自然の一員として生きるライフスタイル」~です。


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あなたも大自然の断片

2011-04-19 13:21:41 | Weblog
私たち人間も「自然の一員」であることを再認識して、生きるという
ライフスタイルこそが万人が望む「平和で健康な」生活の基本です。

地球上の植物も動物も永遠の「大自然のサイクルの一断片」に
過ぎないのです。

1000年に一度の大災害があっても大自然は自然の法則に従って、
何事もなかったように時を刻んでいます。

大災害を受けた人たちの住む大地にもそうでない地域も同じように
時が流れて春がめぐり新芽が芽吹いて花をつけます。

人間の病気の本質は、病気になった人の「気持ち」や「栄養状態」,
「体内にある有害物質の種類と量」,
「体内に侵入している細菌の種類」など

のほか「偶発的な要素」などすべてと関連で捉えないと
理解できないし、治すこともできません。

人類の過去、何世紀にも渡って明らかにされてきていることに
「植物も動物も永遠の大自然のサイクルの一断片」でしかない

という考えで、生活している人々は、
ガンなど生活習慣病にならないという事実があります。

これに反して「自然のサイクル」に反したかたちで、
食事内容を大幅に近代化させてきた現代社会では、

比較的短い時間で
「ガンをはじめとするほとんどの生活主看病=退化病」の
犠牲になっています。

「ガン」と無縁で、「長寿の郷」として有名な「フンザの人々」
がいます。
彼らはヒマラヤ山中の斜面に住み、自分たちの土地でとれる
「自然な堆肥」で育てた食べ物だけで生きています。

かれらは、外部からの食べ物は一切、タブーで受け付けない生活
をしています。
わたしたち日本人はどうでしょうか?

昔の日本食は,大変健康でバランスのとれた食事内容でしたが,
戦後,アメリカの文明の影響を受けて、
食事のバランスが崩れてしまいました。

そして、季節に関係なく、さまざまな野菜が店頭に並んで,
良く調理された食品が売られています。

そんな世界で育った子供たちの中には
「コンビニやスーパーマーケットの食品売り場が「食物」の採れるところ」
と考えている子たちもいるようです。

恐ろしい事です。

電気が止まり、輸送が止まればたちまち植林の確保ができない社会に
生き、そんな社会づくりに励んでいる大人は、
正常ではないことを今回に大震災は気づかせてくれました。

「自然との調和」した社会こそが、
万人に平和と健康を与えてくれます。

自然界にない物質を作り出す、
原発はもういらないし、
なくて良い社会を目指す

きっかけにすることが今回の犠牲になった人たちに答える

生き方
~「自然の一員として生きるライフスタイル」~です。


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いのちとは何か?

2011-04-16 14:49:50 | Weblog
99歳の現役医師聖路加病院理事長の日野原重明さんが、
子供たちを対象に「いのちの授業」にも情熱を注いでおられます。

世界中の子供たちが地球を良くしようとお互いに手を結べば,
新しい未来が開けるとの想いからだそうです。

自然の摂理から離れた現代文明に対する危機感と未来に対する
懸念からだそうです。

地球は大気=空気に包まれて、その中で水が循環して、
太陽の光を与えられています。

人間を含む動物は、大気に含まれている酸素を呼吸して、
CO2を排出しています。

そのCO2を植物が吸収して、
水と太陽光とミネラルで物質を創っています。

人類はそこで育った植物や他の動物を食料にして生きています。
というよりは、厳密には、
地球という自然環境に生かされているのです。

先進諸国の人間を中心にして発展させてきた文明は、
人間にとって便利で快適でより早い、
楽な状況を生み出すことに重点を置いて、
科学を活用してきました。

人間にはエネルギーを生み出す能力はありませんから、木材を使い、
地下から石炭や原油を掘り出して燃料として活用してきました。

その結果が、生物が生きてゆく上で不可欠の空気(酸素)を
汚染して、体の60~70%を占める水を汚染して、

さらに食料として食べる農産物や魚も汚染してしまっています。

食料としての牛も豚も鳥も人間に都合のよいように
工場のようなシステムで飼育しています。

そこには生命の尊厳や自然の大切さに配慮して考え方がありません。

このような大人たちの過ちを修復して生き抜くという負担を
子供たちがうけ続けることになります。

空気も風も見えない、命というものも見えない、
人間を取り巻く環境では目に見えない物の方が多いのです。

目に見えないものにも支えられて生かされている命とは何か?

日野原さんは
「いのちとは君しか持っていないもの、
 それは君が使える時間であり、
 それを使うことが生きている証拠。
 君たちが使える時間を誰かのために、難民のために、
 困っている人たちのために使うことを意識し、努力してほしい」

 と伝えられています。

 次世代の子供たちにこのような哲学を伝える事を
「いのちの授業」として取り組んでおられます。

10歳の子供でも理解してくれるそうです。

翻って私たち大人は、自分たちで責任のとれないものを創り、
行動をし、その結果
生存に不可欠な新鮮できれいな空気や水を汚しています。

知らず知らずに取り返しのつかない大きな犠牲と将来にわたる
負担を与え続けています。

こんな社会は誰も望んでいないのに、
どうしてこのようになったのか?

今回の大震災、その後の原発災害は、このような人類文明を
支配している価値観を大きく変えるためのチャンスを

日本人に「世界に先駆けて与えられた使命」と
考えて、
命を使ってゆきたいと願っています。

人生の究極の目的は、
「次世代への生命の継承であり、住み良い環境を残すこと」
にあると考えています。

20世紀から21世紀に生きた私たちが未来の人類を滅亡させるほどに
環境を悪化させたと言われることは、
どの人も目的とし生きていないはずです。

それなのに、地球温暖化の問題解決のために行動しない企業や
人々に、今一度、人生の究極の目的は何なのか思い起こして、

次世代に胸を張れる人生にするためにも、

だれでも出来る「植林」を地球温暖化対策として、
劣化した地球環境の修復対策として
そして、持続可能な社会づくりの切り札として、

積極的に取り組んでして頂きたいと
ねがっています。

全ては次世代の子供たちのために!
あなたの生活行動は、この哲学に沿っていますか?
立ち止まって考えて、

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賢明な選択と行動を!

2011-04-13 19:46:36 | Weblog
今回の大震災で一番に思い出したのは、
私たちが発行していた「自然のチカラ」というお客様用の

情報誌の2002年4月号に
PERSONのコーナーに登場頂いた気仙沼の畠山重篤さん
のことでした。

TVなどの報道でご存知の皆さんも多いかと思います。

森は海の恋人という言葉のとおり、気仙沼湾の牡蠣の養殖の
ために、上流の森整備が必要だということを唱えて、今日まで
その活動を続けておられる方です。

その当時で20年前ですから、現在では29年あまりこの活動を
続けておられます。

その時のタイトルは
「海を育てる、森を守ることは、生命を尊ぶことである」
でした。

インドネシアで熱帯雨林をこれ以上減少させないために
植林を始めった良く年でぜひとも森の大切さ、
その森を守るために植林の大切さを畠山さんの活動から
学びたいとのことでお願いしました。

気仙沼の海は20年前には、ゴミで汚れて赤潮が発生して
海苔も牡蠣の養殖も成長しなくなり、転職をする同業者が
たくさん出たそうです。

そんな海を回復させて、震災の前までは澄んだ水の中で
牡蠣やホタテを養殖されてきました。

しかし、そんな気仙沼の湾にも津波が押し寄せて、
甚大な被害をもたらし、無残な景色が広がっていました。

数日前にTVのインタビューを受けた畠山さんは、淡々と
自然による被害を受け入れて、その先の回復のために
思いめぐらしておられる様子でした。

壊滅的な被害を前に悔しくて、残念でならない気持ちを
乗り越えて、未来に向けてここ一番の智恵を発揮されて
おられる様子を拝見して、改めて「すごい人だ」と
感動しました。

自然と調和しないで海を汚し、生物の住めない環境に
直面して、
フランスの「ロワール地方の牡蠣の養殖場を見に行って、
その昔子供のころの懐かしい海をみて、
その上流の状態を知りたくなり、行ってみると豊かで
広大な森林地帯が広がっていたそうです。

「やはりそうだったのか」

と合点が行って、帰国して上流の室根山に登って見られた
そうです。

木を伐採されて、はげ山状態の山が広がっていました。

「海を復活させるにはまず、
 山に木を植えて、森をよみがえらせねば」と考えて

同業者に働き掛けて広葉樹を植える活動を始められた
そうです。

その時の言葉に
森を守って海を守ることは、人間を含めた生命を守ること。
これは突き詰めれば、何に価値を持つかという人間の意識
にかかわってくるんです。
川の流域にすむ人々の気持ちが動かなければ海もよくならないでしょ」
があります。

自然と人と人と人のかかわりの大切さを実践されてきた
畠山さんの災害からの復活を確信し、心から願っています。

どちらも多くの現代人がなくして、地球規模の環境を
壊して、住みにくい社会を創っている現実を今回の震災を
通じて再認識させられました。

自然環境との調和なくして、人類の未来はない。

こんな考え方が根本にあれば、
原発などという生存の根源水も空気も食料も汚染する
様な施設を作れなかっただろうと残念でありません。

今こそ、私たちは次世代の子供たちのために、

緑豊かな自然を残して、
平和で健康な社会を引き継ぐための行動を!

子供たちの未来によりよい環境を残せるように
「行動と選択」を!!

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地球は人間のものではない!

2011-04-09 19:36:34 | Weblog
1992年に㈱晶文社から発行された標題の本があります。

著者はジム・ノルマン氏でアメリカ マサチュセッツ州生まれで
野生動物とのライブセッションによる
「異生物種間のコミニケーション」のパイオニアとして知られて
いるそうです。

スピリチュアル・エコロジーの立場から、
「地球は人間のものではない」という
事が書かれています。

世界各地のインディアンの人たちは7世代先のことを考えて
大切な行動を決めてきたそうです。

スピリチュアル・エコロジーはこの考えにつながります。
いかにして「自然とつながるか」という点に共通の発想法があります。

今日の環境破壊の問題も人間が自然の一部であることを忘れたり、
感性として自然とのかかわりについての意識を喪失していまっている
ことに根本的な間違いがあります。

スピリチュアル エコロジーを理解し、自然との共生という生き方を
得るためには同書の中で3つをあげています。

その一つ目に
「つながりあった世界において、部分に分けた全体はもはや全体ではない」
と述べています。

研究の1分野にされた自然はもはや自然ではない。
確かに、たとえば現代科学では森林生態学といわれる分野がありますが、

この学問で森林のすべてを語ることはできません。

生物学や植物生理学など細分化された学問で自然を語り、管理することは
不可能です。

今回の大震災の予想も現代科学の学問ではできません。

その後の人災「福島の原発」問題も優秀な人材が最大の知恵を発揮して
つくられたであろう施設が機能しないで、

取り返しのできない災害をもたらしている放射能で汚染された水を
止める事さえも出来ない、

その結果、あろうことか自分たちがつくってきた安全の基準値を
無視して海に放出するという愚かな選択をしています。

健全な環境認識をもって、健全な科学と健全な政治が健全な社会を
もたらしてくれる事には、異論はありませんが、

社会のどの分野であれ「自然に習う心」のないひとには期待できない
ことが今回の災害で明確になりました。

現代社会をリードする科学者や政治家やマスコミ言論界のひとたちは、
自然の中に入って、

自然を再認識できる感性を取り戻すことから始めて頂きたいと
ねがっています。

自分たちの不始末で汚染された水を海は広いから大丈夫という
非道徳で、愚かな判断で進めてしまう人たちは、

自然と人間のかかわりについて無知だからです。

今日の社会システムは、限りある地球という世界で機能不全に
陥っていることが、今回の災害を通じて明白になりました。

「地球は人間のものではない」

人類は自然の前では無力です。

木々も土地も海も万物は決して人間に属しているものではないことを
理解する機会にして、
自然と共生できる、
正しい社会づくりのかたちで早期に復興をはたせることを願っています。

日本人に伝わる先人の教え「山川草木国土悉皆成仏」をいまこそ
思い起こし、よりよい未来づくりに取り組む時だと思います。

自然は偉大です。

「人間は自然を超えられない」
という真理を理解して未来づくりを!

子供たちの未来によりよい環境を残せるように
「行動と選択」を!!

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見えなければ被害がないのか?

2011-04-05 19:18:09 | Weblog
地球温暖化問題をCO2問題に歪曲化して、原油価格の引き上げや
原子力発電の推進を正当化してきた先進国を中心にした
現代文明の愚かさと危険性を感じてきました。

その文明の招いている自然災害の頻発は予想していました。
自分が考えている以上に早い時期に巨大な自然災害が起こって、
大変ショックを受けています。

もう、地球の自然環境は元東大教授の山本良一先生の温暖化地獄
の3丁目か4丁目以上に進んでしまっているようです。

温暖化地獄という表現は少し違うと感じていますが、
要は人間活動が自然環境を破壊して、
人類にとってより生存が厳しい環境を作り出しているということで、
CO2だけが問題ではありません。

先進諸国の現代人のライフスタイルが様々な自然災害を誘発しています。

再分化された学問や産業のもろさは
今回の自然の大災害で明らかになりました。

今回の大きな地震の予測も対策も間に合いませんでした。

原発の問題は明らかに人災です。
原発も地震で停止して、バックアップの発電設備が被災して、
パニックになり後手後手の対策に終始しています。

停止するまでは正常に作動して、そのあとは自家発電で冷却するはずが、
発電装置が作動せず、
対策もないまま放置して手をこまねいているうちに
今日の事態を前にてしまいました。

地震の直後に作動しない自家発電の代わりに電力を供給して
冷却設備を動かすことを一番にやれば

このように後手、後手の対策に終始して、
展望ない状態を招いていなかったと思います。

初動段階で、管さんが現場に行って邪魔をしたのかもしれませんが、
有効なアドバイスはできなかったことは明らかです。

一国の総理が現場に出向いても何も役に立たないことは、
国民はみんな知っているのに本人は国民のためと思っているようで
悲しい限りです。

普段は中央制御室で計器類をみて、状態を把握している人いたちは、
計器が作動しなければ状況の把握ができないのは当たり前です。

想定外の連続で、後手後手の対策に終始して、解決の糸口もなく、
基準値の100倍の放射能を含む水を海に流すという、
あまりにも身勝手で、智恵のない施策に怒りを覚えます。

コメントに出てきた東大教授も近海の魚介類への影響は心配されては
いましたが、その先で太平洋に行けば薄まるので
それほど問題ではないというような発言がありました。

本当ですか?

世界中の人たちが
「目に見えない」、「臭いもしない」、「気がつかない間に汚染する」
放射能の恐怖を感じているのに、
もっと知恵を出して、
国家の威信をかけて万全の対策をしてほしいものです。

官房長官は責任感の感じられないコメントを繰り返すだけの
ただの、メッセンジャーです。

福島県の人たちだけでなく、日本中や世界中の人たちに多大な心配と
迷惑をかけている最悪の事態に陥っているということさえ、
理解していないのではないでしょうか?

自分や子孫の生命にかかわる事態なのに冷静な国民?
何か行動を起こす必要を感じます。

自然と調和しない活動は、必ず破たんすることを自覚した社会づくり
をする必要があります。

自然は偉大です。
人間は自然を超えられないという真理を理解して未来づくりを!
子供たちの未来によりよい環境を残せるように
「行動と選択」を!!

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