熱帯雨林の大切さ熱帯雨林の大切さを知る私たち日本人にとって、熱帯雨林というものは地理的に遠い地域のものであって、日常生活を営んでいく上ではその存在や大切さについて、日常生活では強く感じる事はほとん...
昨年もその前も熱帯雨林の大切さを伝えた一願って活動していますが
良く伝わる人と伝わらない人がまだまだ大勢おられます。
熱帯雨林が大切なのは、
大きく分けて2つの地球の気候を制御する働きがあるからです。
ひとつは「光合成」の働きです。
ご存知の通り樹木は大気中の二酸化炭素を吸収して酸素を放出しています。
熱帯雨林は全地球の陸地面積のわずか7%ですが、
光合成により大気中の二酸化炭素の吸収量の35%を占めています。
他の森林にない圧倒的な植物群の熱帯雨林は、地上の植物の炭素貯蔵の
57%を占めています。
地球規模の炭素の循環で最も大きな役割を担っているのです。
もう別化観点から、一つ大きな役割は「アルべト」という効果です。
「アルべト」とは
太陽の光を地球が反射する割合です。
地表が緑であれば、木を伐採して地表が茶色になっている場合とは
反射の割合は大きく違ってきます。
親臨が減った結果、反射率が大きく損なわれてしまったことは
だれの目にも明らかです。
その結果、大気の流れや雨の降るパターンを大きく変えて
、世界各地で洪水と干ばつを引き起こしています。
この結果は食料生産に大きな影響を及ぼします。
この二つの役割だけでも現在起こっている
地球規模の「気候変動」に熱帯雨林の減少が大きくかかわっている
ことが判ります。
私たちもほかの生物も植物が光合成により生み出してくれたもので
生かされています。
食物連鎖を考えれば、このことが良くわかります。
絶滅危惧種になった「マグロ」も影響しています。
森から流れ出る水に含まれる「植物性プランクトン」を
小さな魚たちがたべて生きています。
その小魚を次の大きな魚たちが食べ
その小魚を大型魚がたべて生きています。
そんな魚を人間が頂いて生かされていること
もう一度振り返ってみる必要があります。
そんな地球の仕組みに「感謝」
地球に「感謝の木を植える」という行動は特別ではなく
日常的に取り組むことで、地球環境がよみがえる
だから、まずは、日本に一番影響の大きいインドネシアの
熱帯雨林を保護再生する行動で未来を開きましょう!
私たちは1999年から、インドネシアの熱帯雨林の再生
植林に取り組んでいます。
NPOアジア植林友好協会