美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

何も対策をとらなければ!

2010-05-12 18:17:29 | Weblog
南米チリのイースター島にある巨大な石の像「モアイ」を
ご存知でしょうか?

写真や映像でご覧になったみなさまも多いかと思います。
わたしは、もう二十数年前に以前の仕事の関係で地球の裏側

南米のチリにブナに似た木やサクラに似た木、シナに似た木
などの木材を探しに何度か行きました。

そのときに日本にモアイの造そんな関係からイスター島の存在
を知り、「モアイ」に興味を持つようになりました。

高さ20メートル,20トンもの石像を古代の人たちが
どのようにして作ったのでしょうか?

イースター島の湿地の底をボーリングして得られた花粉から
判ったことは、4世紀、島はヤシがいっぱいで、7世紀には、
ヤシを全部切ってしまったようです。

舟をつくるためや家や燃料にたくさんの森林を切り開き森は
消えて、緑のない島になってしまいます。

13世紀には、肥沃な土壌は雨で流出して、畑も作れない土地に
なってしまったようです。

食料がなくなっても、モアイ文明は止まらず、
8世紀から16世紀までの800年の間に1000個ものモアイ像を作り
つづけた程度の高い文明です。

エキゾチックなモアイのイメージとは裏腹に過去の歴史には
悲惨な出来事があったようです。

近年、イースター島は別の意味で注目を集めています―。
それは、ミニ地球になぞらえることができるからです。

現代の地球文明崩壊と引き合いに出されるのが
イースター島文明なのです。

イースター島は南米チリから3700キロ、人の住む最も近い陸地
ピトルケン島からでも2000キロ隔たった地球上の辺ぴな場所にあり、

面積は佐渡島の4分の1で180平方キロですが、
このイースター島社会は突然崩壊します。

モアイの文明が栄えていた頃は、木々の緑が豊かな島だったのに、
人口増加に伴う大規模な森林破壊が起りました。

当時の森林破壊は、今日の大量消費および資源の枯渇と同じような
事態です。

その森林破壊は土壌の劣化と流出をもたらし、同時に、漁業に
使用するカヌーの調達を不可能にします。

そして、食糧不足はさらに深刻化していきます。

人口が増え人々を養うために,森の木々を切り,畑にして、そして、
森をすべて使い尽くしてしまいました。

森を失った人々は,外に出るための船を作る木材も無く,
森を失った大地は表土が流出して,岩盤が露出しました。

そんな土地では農業も出来ません.森の木々が無ければ木の実も
それを餌に育つ動物も滅亡してしまいます。

このような経緯をへて、文明も人も地球上から永遠に失われて
しまったのです。

モアイの文明に限らず、森を利用し尽くした過去の文明は
すべて滅んでしまっています。

森を利用して、切り尽くして砂漠化を招いて過去の文明も人も
滅んでしまったのです。

そのような中、枯渇する資源を巡って、争いは日増しに激しくなり、
勝者は敗者を奴隷にして使役し、ついには人食いが始まったのでした。

これが歴史の事実です。

地球から逃れられない私たち人類は、
このまま何も対策をとらなければ、
わたしたち現代人も同じ運命を辿ることになりそうです。

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