美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

危機に気付かない日本人

2010-05-03 12:50:51 | Weblog
5月2日に新聞の読書欄で「奪われる日本の森」
(平野秀樹、安田善憲著 新潮社)の紹介記事を読みました。

この観点について、つい先日の講演させて頂いた後
「中国人が日本の山林を買っていてけしからん、どのように日本の林業
をどのようにしていけばいいのか」という質問を頂いたところです

ここ数年来、中国の資金が日本の山林を購入しているという記事や
話しを良く耳にしています。

この情報にはじめて接したとき、大変驚きました。

その記事は、私のふるさとの大台町の森を中国資本が購入しよう
として事態が発覚して、地元で反対運動が起っていること、

中国側の購入者は、森の木材を利用する目的ではなく、
水源としての価値に着目して、購入を進めているとのことでした。

わたしたち日本人も国土を守り、安全安心な未来のためには、森林を
保護、育成して、生命維持に不可欠の「水」資源を確保するという
考えを持たないと取り返しが付かないことになると懸念しています。

ほとんどの人が日本は森林に恵まれて、水が豊かであると思われている
であろうと思います。

しかし、現実には食糧や繊維製品やそのほかの工業品を海外から輸入
していますのでその農産物や製品を製造する過程で使われる水の料を
計算すると年間640億㎥もの水を輸入していることになります。
(仮想投入水 沖 東京大学教授)

私たち人類の活動~主に先進国~で地球温暖化や地球環境の劣化を
招いています。

その結果、水不足に直面していてたくさんの開発途上国の人々が
飢餓に見舞われています。

日本も資本主義社会で土地所有制度があり、法的な問題がない限り
外国資本に山林を買われることは法的には止められません。

経済至上主義の価値観から、自然の持つ価値、森林の持つ価値を
日本国民みんながしっかりと認識して、

地域を守り、国土を守り、自分たちの安全安心な生活を守るという
大きな価値観の転換をしない限り
「奪われる日本の森」の危機は無くせないと不安と焦りで一杯です。

資金を持つ人々が森林資源のもつ経済性に着目して、森の再生保護と
林業の育成に貢献すべき時代の風を読み取ってもらいたいものです。


わたしたち日本人も知らないところで、地球での生存の危機が進んで
いることに気が付いて、行動することが必要です。

地球規模で考えて人類の危機を感じ取り、自分日常生活のなかで行動する
という価値観を持たないと水や食糧さえも安定的に確保出来なくなり、
民族存亡の危機を招くことになってしまいます。

まず、日本の森林の価値が読み取れるマンガ小冊子を読む事から。。

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