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最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

人の人たるゆえんは?

2009-05-25 09:01:58 | Weblog
最近、二宮尊徳翁の教えについての本を読み始めました。

その中に
「人の人たるゆえんは推譲(スイジョウ)にある。」
                  という言葉がありました。

★続いて解説されている言葉は、

「樹木を植えて、三十年たたなければ材木にならない。
         だからこそ後世のために木を植えるのだ。  
 
 今日用いる材木は、昔の人が植えたものだとすれば、
     どうして後世の人のために植えないで良かろうか。
 
 鳥や獣は今日の食物を貪るばかりだ。
 
 人間もただ目前の利益をはかるだけなら、鳥や獣と変わらない。
 
 人の人たるゆえんは推譲にある。
 
 ここに一粒の米がある。
 
 これを食ってしまえばただの一粒だが、もし推し譲ってこれを蒔き、
 
 秋の稔りを待ってから食えば、百粒食ってもまだ余りがある。

 これこそ万世変わらぬ人道なのだ。」

「推譲」の心の伝統をわたしたち日本人は忘れかけているように思います。
「植林」に参加することで、この心を思い起こさせてくれることを
 期待して、「世界平和の森づくり」運動をすすめています。
世界平和の森づくり


★「推譲」の意味は、二宮尊徳の「報徳思想」を構成する要素のひとつ

 「分度とはけちをすることではなく、至誠から勤労した結果に自然と
  使わざるをえないもののみを使うということを意味する。

  そして、最後に分度して残った剰余を他に譲ることを推譲とよぶ。
 
  分度と同様に、推譲は単なる贈与なのではなくて、至誠、勤労、分度
  の結果のこったものを譲ってはじめて推譲になるのである。」

報徳思想について