ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

キドコロ表彰中

2016年06月23日 | ホークス

朗報。ソフトバンクが制した今季の交流戦MVPが城所龍磨に決定

いやあ、ワタシが生きているうちに、キドコロが「MVP」を冠した賞を取るとわ

年頭のワタシに「今年の交流戦MVPはキドコロだよ」と教えてあげても、

100%ハナで笑って終わりにしただろう。何故ならば、過去の打撃成績が以下の通り。

  • 昨季までの11年間:589戦出場・290打数48安打・打率0.166・1本塁打

走塁と外野守備には定評があったが、それのみの代走&守備固め要員

毎年キャンプの時期「だけ」打つので「ミスター・フェブラリィ」という呼び名も。

そんな状況を打破するためか、昨季は「100試合出場」を公約Tシャツに掲げたが、

怪我に泣いて、出場わずか1戦止まり。自由契約になっても不思議ではなかった選手が

  • 今季:41戦出場・92打数33安打・打率0.359・6本塁打

2打席連続2ラン@ヤフオク満塁アーチ@甲子園の離れ業も披露して、

過去通算0.473だったOPS(出塁率+長打率)が、今季は1.040にはね上がった。

大げさに言えば、人智を超えた現象を起こしている

守護神のサファテには冗談半分でドーピングを疑われたらしいしwww

今季は得点機で長打を打てているが、打席を見ると、力任せという感じはなく、

むしろグリップを余らせて、速く鋭いスイングを心がけているように思える。

「筋量を減らしてスピードUPを図ったことが、結果としてパワー増につながった」

という本人の言葉がうなづける。

テレ朝「GET SPORTS」で同じ左打者の稲葉あたりに詳しく分析してほしいが、はたして

「走りと守りのスペシャリスト」として、職人の道を究める道もあっただろうが、

それで終わることを良しとせず、コツコツと努力を重ねてきた姿に頭が下がる。

こーいう生き方をしている人は、球界以外でも多いのだろう。ゆえに共感が広がっているのでは。

一方で、そのキドコロに先入観なく、チャンスを与えたクドちゃんの手腕も流石だし、

キドコロに定位置を奪われ、今は二軍で牙を研いでいる福田の逆襲も楽しみだ。

むろん、キドコロの活躍をこのまま長く見てみたい気持ちもある。

今後2カードの活躍次第では、「6月月間」のもう一つのMVPも十分に狙えるし。

昨季の例や「好事魔多し」の言葉もあるので、故障にだけは気を付けてほしい。