ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

北九州戦の展望

2016年06月19日 | コンサドーレ

現在のJ2は、札幌~山口の上位9クラブが勝ち点8差にひしめく一方で、

9位山口と10位山形に勝ち点7の開きがあり、「二極化」が進みつつある。

そして、上位9クラブをAグループ、その他をBグループとすると、

Aグループは直接対決に臨む清水千葉を除く7クラブがBグループと対戦する。

札幌も然り。それを念頭に置いて、本日の北九州戦を語る。

北九州はここまで18戦3勝5分け10敗。勝ち点14のブービー21位。

前節の金沢との「ボトム対決」オウン選手の助太刀のおかげで3対2で勝ったが、

それまでは4連敗。特にアウエー戦は9戦して1勝3分け5敗と苦戦しているうえ、

2点以上を挙げた試合が1戦もない 3戦続けて先制を許した札幌にとって

先手を取ることは大事な課題だが、それがクリアできたら、まず負けはあるまい。 

要注意の選手には、ここまで6得点とひとり気を吐くFW原を挙げる。

6得点の内訳を見ると、ゴール前へのクロスに誰も触れずとか、

強引なシュートが相手DFに当たって絶妙なループとか、ツキに恵まれているが、

視点を変えれば、それだけシュートを打つ意識が高い、ということでもある。

特にセットプレーでは絶対にフリーにしてはいけない

原以外の選手は・・・ええと・・・

実は北九州でチーム2位の得点を挙げているのはオウン選手(3得点)

つまり、原を封じたら、敵はオノレ自身になる・・・というのは半分冗談だが、

「原のパートナー」はこの一戦を左右するポイントのひとつとみている。

190センチの長身・小松か。金沢戦で決勝点を挙げた池元か。

小松はここまで2得点と不振だが、増川を擁する札幌DF陣との「高さ勝負」には有効か。

池元は身長170センチとサイズに恵まれていないが、足技に秀でており、

「勝った試合の布陣は変えるな」というセオリーにものっとっている。

迎え撃つ札幌にも二段構えの対策が求められる。

次節はこの一戦が最も早くキックオフ。勝てば他の上位クラブにプレッシャーをかけられる。

プレッシャーと言えば、J1ライセンスがない北九州も今季はプレッシャーがつきまとう。

JR小倉駅そばに建設中。来年3月から供用が始まる「北九州スタジアム」

「新スタジアムの元年をJ3に落ちて迎えるワケにはいかない」という

選手・スタッフの重圧は相当なモノだろう。双方のメンタルが試される一戦になる。 


  • J1

福岡2対2川崎 前期ラスマエで2位転落。川崎には「死神を見た夜」

神戸1対2鹿島 鹿島、逆転勝ちで首位浮上&前期Vに王手

広島4対2浦和 再逆転を許して敗れた浦和、前期Vが完全消滅

  • ホークス

1対0で阪神に競り勝ち、前夜のリベンジを遂げる。

千賀が8回無失点&毎回の13奪三振の好投でサファテにつなぎ、

今宮のスクイズで挙げた1点を守り切った。

ロッテとの交流戦V争いは、泣いても笑っても本日の結果次第。

サンデー武田に命運を託す。なお、パ・リーグの7年連続交流戦勝ち越しも確定