大会前の予想が大外れに終わりつつある今夏の新日本G1。
リーグ戦はついに本日の横浜大会を残すのみとなった。
注目は本間の初白星が期待される第1試合・・・ではなく、
第6試合以降の後半戦5戦である。試合順は次の通り(カッコ内は勝ち点)。
- 第6試合:Aブロック・柴田(12)×ギャローズ(6)
- 第7試合:Aブロック・中邑(14)×ファレ(12)
- 第8試合:Bブロック・真壁(8)×AJ(14)
- セミ:Aブロック・棚橋(14)×スミス(8)
- メーン:Bブロック・オカダ(14)×みのる(10)
興行として、絶対にやってはいけないのは、
先の試合によって後の試合の選手の優勝決定戦進出が決まることである。
大相撲で言えば、千秋楽で稀勢の里やら琴奨菊やらが負けて、
結びの一番の前に白鵬の優勝が決まるパターンをやってはダメなのだ。
この観点から、まずBブロックを語ると、
第8試合の真壁の勝利はない<真壁が勝った時点でオカダが決定戦進出
アゴの故障が癒えていない真壁の現状と、AJのフィニッシュ技である
「スタイルズ・クラッシュ」の特性を考えても、AJの勝ちは動かないとみる。
相模原出身の真壁が優位と予想していたワタシ涙目
これに対して、Aブロックは第7試合の結果とは関係なく、
セミで棚橋は勝たないと決定戦に進めない。
ただ、6月のインタコンチ戦でファレに屈した中邑がだらしなく連敗するか
と問われたら、答えはイヤァオ!NOと考える。
そして、優勝決定戦の顔合わせ。AJ&中邑が勝つと想定した場合、
- 棚橋が黒星→Bブロックはオカダがみのるを下して決定戦へ
- 棚橋が白星→Bブロックはオカダがみのるに不覚
つまり「棚橋×AJ」か「中邑×オカダ」の決定戦と考える。
棚橋×AJの顔合わせは、棚橋がIWGP戦線に戻る契機になるのでは。
中邑×オカダの顔合わせは、昨年のG1で実現済みとはいえ、
ファン垂涎の刺激的なカードだ。BS朝日「極上空間」での共演は前兆だったのかも
一方、柴田について。横浜で勝ち点を14に伸ばす可能性があるが、
中邑勝ち・分け=中邑に及ばず/ファレ勝ち=ファレに及ばず
という図式が成立するため、もはや優勝の可能性はゼロに思える。
ところが、新日本公式は「絶望的?!」と含みを持たせている。
柴田が決定戦に進むケースは3通り。
- 棚橋負け。中邑×ファレが無得点試合に終わる
- 棚橋と中邑がともに負け。ファレが決定戦出場不可能の重傷
- ヤケになった天山がインフルエンザ・ウイルスを散布し感染者続出
2や3のケースは、ファンがドッチラケになるので、1のケースを考える。
つーか、3は犯罪だろwww
G1における無得点試合は、両者反則やノーコンテストが考えられるが・・・
なお、両者リングアウトは年によってまちまちで、
両者0点(00年のヒロ斎藤)や両者1点(07年の棚橋×矢野)が混在している。
今年がどーいうルールなのか、実は新日本は明示していない
このあいまいなルールや、ファレ戦での柴田の不可解なリングアウト負けが
伏線だとしたら、新日本もややこしいシナリオを書いたと苦笑せざるを得ない。
- 高校総体
準決勝は、大津1対0前橋育英 東福岡3対1青森山田
決勝は「火の国の魔法使い」(注)対「福岡の赤い彗星」の九州対決に。
注)ユニに「OZ」とプリントされているので勝手に命名
大津の初優勝なるか。男子バレーに続く東福岡の2種目制覇なるか。
なお、今大会は男子バスケも福岡勢(福岡大大濠)が制している
ちなみに、両校は昨季の宮杯プレミア西で、東福岡が2位と健闘、
大津が最下位10位でプリンス九州降格、と明暗を分けた。
直接対決は、東福岡がいずれも3対0のスコアで2戦2勝と圧倒。
大舞台で大津のリベンジがかなうか、注目される。
- マンさん
大宮での接戦を2対1で制し、レオ3タテに成功。
復帰後先発2戦目の大隣が2勝目。5回の満塁を併殺でしのいだ場面に拍手。
五十嵐もサファテも危うく劇場をやらかすかと思ったが、何とか無失点に。
本多の離脱もあったが、真夏のビジター9連戦を7勝2敗の星とは上出来である。