ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

2015年 有志一泊忘年会(1日目・潮来)

2015年12月25日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年12月25日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」の有志による、
2015年 一泊忘年ウォーキング」に参加した。

この日の参加者は、ほぼ同じ顔ぶれの有志8名
別々に自宅を出発した車2台が向かった先は、道の駅「いたこ」である。
11時34分、6名が乗り合わせた自車は、家を出て約1時間10分、道の駅「いたこ」に到着。
もう1台の車も、殆ど同時刻に合流した。


間もなくお昼なので、混む前に昼食を済ませてしまおうと食堂へ。


土産物店の一番奥に食堂「おふくろ亭」があった。


好きな惣菜を選んで、その場で料金を払う形となっている。
筑波大学の学食と同じシステムだ。


自分が選んだのは、鯖の味噌煮・肉じゃが・高野豆腐と野菜の煮物である。
栄養バランスは取れていると思っているが、充分過ぎるかも・・・
ごはんとみそ汁を付けて780円は、リーズナブルだ。
学食よりも弱冠高いのは仕方がない。


食事風景
この後、次々にお客が入って来た。
ちょうど良い時間帯に入ったものだ。


時間が早かったので、情報センターで、近くの寺院などを探してみることに。
潮音寺という寺があると言うので、行ってみることにした。
潮音寺は、道の駅「いたこ」から車で10分ほどのところ、とのこと。


12時30分、潮音寺に到着。
潮来町(現潮来市)出身の政治家橋本登美三郎氏の建立とのこと。


正面入り口を入って左手に妙法山三十三観音の碑が。


ずらりと観音像が並んでいる。
白衣観音・徳王観音・魚藍観音・一葉観音・威徳観音などなど聞きなれない観音様である。


潮音寺の本堂へ。
正面は芝生養生のため通れない。


潮音寺本堂
なかなか立派な建物である。


本堂内部


中央にご本尊の慈母観音立像が。


本堂の横に銅鐘はあったが、鐘楼はない。
仮の鐘楼は、鉄パイプで組まれていた。
鐘楼復興の協力金(寄付)を募っているところだった。


銅鐘には、橋本登美三郎氏の名前が刻まれていた。


橋本登美三郎氏の五輪塔(墓)
この他にもいろんな碑があったが、悉く氏の名前が刻まれていた。
かつては大型バスが列をなして参拝したそうだが、この日訪れたのは我々だけのようだ。


忘年ウォーキングということで、”水郷潮来花嫁コース”を歩くことにしている。
13時10分、スタート地点となる市営駐車場に到着した。
『あらっ、ホテルの真ん前じゃねっ』


この日宿泊する「潮来富士屋ホテル」の真ん前が駐車場になっている。


13時14分、”水郷潮来花嫁コース”のスタートだ!


常陸利根川(北利根川)に架かる潮来大橋を右手に見ながら川下に進む。


潮来富士屋ホテルの裏を進む。


『潮来にもいちおう港があるんだぁ』


潮来港
上流(霞ヶ浦方面)の潮来大橋が見える。


下流には「十二橋めぐり」用の遊覧船が係留されていたが、客の姿は見えない。


「十二橋めぐり」の案内所に訊くと、朝は9時頃から営業しているそうだ。
明日乗ることにしよう。


前川の水門
前川は、常陸利根川から分流し、4Km先の北浦に合流する。


前川の遊覧船(屋形船)
この時期は、乗る人もいない。


県道101号線で前川を渡る。


前川沿いの「前川あやめ園」は、来年の”あやめ祭”に備えてご覧の状態である。


県道101号を進むと、左手にJR潮来駅が見えて来た。


駅舎の中を通って反対側の潮来駅東口へ。


県道101号線を鹿島方面へ進む。


大型ショッピングセンターを左手に見ながら・・・


”水郷潮来花嫁コース”は、コンビニの手前を左に折れて、ホームセンター方向へ。


『寒いかと思ってたら、暑くなってきちゃったよ』


潮来の町を歩いていて気付くのは、飲み屋が多いことだ。
このような店が町の至る所に見掛けた。
『町の規模に比べるとほんとに多いよねっ』
『呑兵衛が多いんだよきっと』
たわいもない話をしながら街中を進む。


前方に見えるのはJR鹿島線だ。
線路を潜って西口へ進むと・・・


「前川あやめ園」に出た。


「前川あやめ園」には、天皇皇后両陛下行幸啓記念碑が建てられていた。


第56回全国植樹祭(平成17年6月5日)ご臨席の際にスダジイの苗を手播きされたとある。
10年でこの大きさということは、相当小さな苗だったと思われる。


前川櫓舟遊覧船待合所の前に”潮来の伊太郎”の銅像が建てられている。
伊太郎は、ご存じ橋幸夫のデビュー曲「潮来笠」のあの伊太郎だ。
リクエストボタンを押すと、あの懐かしい「潮来笠」の曲が流れてきた。


「潮来笠」の他、「伊太郎旅唄」「いつでも夢を」「恋のメキシカンロック」「盆ダンス」の
いずれも橋幸夫の曲がリクエストできる。


前川櫓舟遊覧船乗り場
ここから櫓舟(屋形舟ではない)に乗ることになる。


常陸利根川方面を見ると太鼓橋風の水雲橋が架かっていた。
水雲橋という名は、潮来村が生んだ郷土の先人宮本茶村に由来する。
寛政五年潮来に生まれた茶村は、文久二年七十歳で没するまで、詩人・教育者・庄屋・郷士・考証学者
として数多くの業績を残した。
特に天保期の飢饉では村民に荒年の心得を説き、同士と共に義倉を設け、また私財を投じて窮民を救済した。
この偉業を後世に伝え、その名を永く留めるため、前川に初めて架設された橋には、
茶村の晩年の号「水雲」から「水雲橋」と命名した。(説明板から抜粋)


水雲橋の袂に花村菊枝の歌で有名な”潮来花嫁さん”の歌碑があった。


前川には少し下流に思案橋という橋もあったが、ここは水雲橋を渡ってみることに。


『けっこう急坂だねぇ』


水雲橋から下流の「前川あやめ園」を望む。


水雲橋は2つの太鼓橋から成っている。


2つ目の橋から前川上流方面を望んだところ。
常陸利根川から分流した前川は、4Km先の北浦に合流している。


水雲橋を渡り、


次の目的地、長勝寺へ向かう。
長勝寺への道は、車がようやく1台通れるほどに狭い。


前方に長勝寺の門が見えて来た。


14時10分、長勝寺の正門に到着。


正門に続いて山門が現れた。
『いやぁこれはなかなか立派な門だねぇ』
この山門は、普門院において、元禄六年(1693)~同十三年(1700)にかけて建立され、
完成間近の同十三年徳川光圀の命令によって長勝寺に移築された。
県指定有形文化財になっている。


山門を潜ると、さらに参道が続いていた。
『いやぁ 広い寺だなぁ』


長勝寺本堂
茅葺の一重入母屋造の実に堂々たる構えである。
規模雄大な建築で、禅宗建築として唐様様式の貴重な遺構である。
(説明板より抜粋)
この寺は、文治元年(1185)源頼朝の開基、寺号を長勝と名付けた臨済宗妙心寺派の古刹である。
県指定有形文化財になっている。


棟上には源氏の定紋「笹りんどう」が配されている。


境内には天然記念物の菩提樹の大木もある。


この銅鐘は、元徳二年(1330)北条高時が上総国府城主千葉五郎禅門道暁との発起により、
長勝寺の創建者である源頼朝公の菩提の為に寄進したものであり、鐘名並びに序文の作者は、
鎌倉円覚寺16世清拙和尚(大艦禅師)で、鋳物師は甲斐権守卜部助光である。
(説明版より)
国指定重要文化財となっている。


門があったので、入ってみると、


きれいに手入れされた庭があり、その奥には・・・


座敷の奥に金色の観音様が祀られていた。


”ふれあい観音”の文字が見える。
どのようなご利益があるのか分からないが、とりあえず合掌!


長勝寺を後にして、長勝寺裏の稲荷山公園へ。


稲荷山公園への坂道


佐倉の武家屋敷の”ひよどり坂”を思い起させる。
『今日一番の坂道だねっ』


坂道を上ったところに水戸光圀公御休処の遺愛亭跡と書かれた碑が立っていた。
今は何も残っていない。


稲荷山公園は、檜の林となっている。
檜の間には紫陽花がたくさん植えられていた。


稲荷山古墳群と書かれた木柱が・・・
この辺りは古墳群になっているようだが、土が盛り上がったりしている箇所は見当たらない。
ちょっと見た感じでは、平坦な状態に見える。
(あまり気にしていなかったので、見落としてしまったようだ)


林の中に小説家で文豪の菊池寛の顕彰碑があった。


14時34分、さらに林を進んで行くと稲荷神社があった。


宝暦十三年(1763)四月二十八日に、京都伏見稲荷神社の分霊を迎えて、一時長勝寺に奉斎した。
その後、現在地に神殿を新造して奉斎した。(説明板)


『なかなか素晴らしい眺めだねぇ』


稲荷神社からの眺望
ほぼ正面に「潮来富士屋ホテル」と潮来大橋が望める。
稲荷神社境内の「茨城百景水郷潮来」碑は、この景色を指しているのだろう。


ここで一息入れていこう。


稲荷神社の境内周辺には、いろんな碑が建てられている。
これは、「潮来町立女子技芸学校跡」の碑
技芸学校は、神社の横に明治40年頃に建てられたようで、その後昭和13年に東の方に移転した、とのこと。
その後高等女学校になり、現在の県立潮来高校になった、そうである。


「茨城百景水郷潮来」碑の横に「野口雨情と中山晋平」の歌碑がある。


碑には、「船頭小唄」の歌詞が刻まれている。
♪俺は河原の 枯れすすき~♪
森繁久弥の歌を想い出す。


稲荷神社の急な石段を下り、


常陸利根川方面へ。


潮来富士屋ホテルの前を右に曲り、次の目的地大黒天へ。
酒店の看板に大黒天の文字が見える。
この辺りに”大黒天”を祀った寺があるのだろう、
このときまではそう思っていたのだが・・・


酒店の他にもクリーニング店や百円ショップ店にも大黒天の文字が・・・
また、大黒天を祀った寺は見当たらないし、どうもおかしい・・・


バス停の看板には、”ここは大黒天です”とある。
どうやら”大黒天”は地名のようだ。
どうりで大黒天が見つからない訳である。


てっきり、大黒天を祀った寺だとばかり思っていたので、拍子抜けした感じ。
『「大黒天」は地名だったんだぁ、なっとく納得!』


常陸利根川の土手に上がると・・・


『筑波山がきれいだねっ』


ゴールの潮来富士屋ホテルを目指す。


潮来大橋が見えて来た。


15時10分、県境の潮来大橋を通過。
橋の向うは千葉県香取市になる。


潮来大橋を過ぎると、潮来富士屋ホテルは目の前だ。


15時15分、ホテルに到着


ホテルロビーのでっかい神武天皇の人形が印象的である。
潮来祇園祭禮(潮来祇園祭り)の山車人形だ。


最上階6階(7階は展望風呂)の部屋へ。
『部屋からの眺めは最高だねっ』


夕陽が美しい。


しばらく部屋で寛ぐ。
この後、一風呂浴びて夕食だ。


『1年間お疲れさんでした~っ』『かんぱ~いっ』


この日の料理


宴会風景(1)


宴会風景(2)


宴会風景(3)


宴会風景(4)


潮来大橋の夜景が美しい。
『お休みなさ~いっ』


一泊忘年ウォーキングの1日目が無事終わった。
”水郷潮来花嫁コース”は初めてだったが、見どころもあって意外と良かった。
中でも長勝寺は、山門を始め、本堂・鐘楼など一見の価値ありである。
6月前後であれば「前川あやめ園」の菖蒲や、稲荷山公園の紫陽花も見応えがあるだろう。
ここまでの距離はあるものの、「健康ウォーキング会」の例会としても検討したいものである。

この日の万歩計は、11,000歩を少し超えていた。

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