ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

ランチに舌鼓 岩間館岸山ハイキング

2014年06月27日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2014年6月27日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第12回(2014年第22回)、「岩間館岸山周遊」ウォーキングに参加した。
当会としては4度目となるそうだが、自身は2011年7月1日以来2度目である。
実は昨年度(2013年:平成25年10月)にも企画していたが、台風で中止になったことから、
リベンジとして今年も再度企画し、今回無事実施の運びとなった。

この日のコースマップ
フラワーヒル花園第二駐車場を出発して、前回とは逆方向の反時計回りで館岸山を一周する。
泉蔵院のカヤの大木は見どころの一つだろう。
泉蔵院のからは尾根を館岸山山頂へ向かい、館岸城址を経て西寺地区へ下る。
最後に安国寺へ参拝して、フラワーヒル花園に戻るという全長約7Kmのコースである。


第一集合場所の土浦市民会館に集まったのは13名。
近場のコースにしてはちょっと少ない感じである。


第二集合場所のフラワーヒル花園駐車場に到着
直行した3名と合せ、この日は16名の参加となった。
館岸山は標高256mで、標高差200mほどのコースなのでそれほどきつくはない、と思う。
しかし、山と聞いて敬遠された人が多いのかもしれない。


全員がフラワーヒル花園のランチを食することを確認し、フラワーヒル花園に注文した。


駐車場に戻って、早速いつもの準備体操だ。
『今日は青空が見えないねぇ』
ここフラワーヒル花園に向かう途中、雨粒がフロントガラスを濡らしたこともあり、雨の心配は拭えない。


準備体操
『足を精一杯開いてぇ アキレス腱伸ばし~っ』


10時4分、出発!
この日はこれまで何度か企画し、コースを知り尽くしている会長が先頭を務める。
いつものOさんはしんがりを務める。


後を追う形の女性陣だ。
『会長、足が速いわねぇ』


最初の目的地泉蔵院へ向かう。


東組集落ののどかな道を進む。


次第に緩やかな坂道になってきた。
と同時に汗が中に首筋に泉蔵院滲んできた。


10時11分、泉蔵院の入口に到着
泉蔵院には山門などは見当たらない。
真言宗豊山派大日如来泉蔵院と書かれた石門を通って境内に入る。


軒下に大日如来と書かれているところを見ると御本尊は大日如来なのだろう。
中には大日如来像が安置されているのだろうか?
一度拝顔してみたいものである。


泉蔵院本堂?は、東組集落の公民館を兼ねた、およそお寺らしくない建物である。
玄関口に泉蔵院の看板がなければ寺とは気が付かない。


泉蔵院での見どころとしては、カヤの古木だろう。
カヤ(榧) は、イチイ科カヤ属の常緑針葉樹だ。


幹周り4.09m、樹高21m、推定樹齢400年(平成4年10月1日現在)とあることから、実際にはもう少し大きいと思われる。
笠間市(旧岩間町)の保存樹に指定されている。


カヤの実がびっしりと木の根元に落ちていた。
Wikipediaによると、果実から取られる油は食用、灯火用に使われる、とのこと。
そのままではヤニ臭くアクが強いので数日間アク抜きしたのち煎るか、土に埋め、皮を腐らせてから蒸して食べる。
山梨県では郷土の食品として、実を粒のまま飴にねりこみ、板状に固めた「かやあめ」として、縁日などで販売される。
カヤの種子は榧実(ひじつ)として漢方に用いられるほか、
炒ったものを数十粒食べるとサナダムシの駆除に有効であると云われる、そうである。


泉蔵院本堂の裏がハイキングコースとなっている。
手作りのコーズ地図があるのが嬉しい。
フラワーヒル花園の管理人たちが自作したものだそうだ。


ハイキングコースは緩やかな階段を上ることから始まる。


しばらくは緩い坂道が続く。


尾根らしい場所に出ると、檜の林が広がる。
泉蔵院から数分も経たないうちに汗びっしょりになった。
気温は予報では25℃くらいだが、湿度がかなり高いので、蒸し暑い。
時折尾根を吹き抜ける風に一瞬の涼を感じる。


檜の林から愛宕山(305m)が垣間見えた。


泉蔵院から15分ほどのところで最初の休憩をとる。


『お茶が美味いっ!』


回りは檜から濃い緑の篠藪に変った。
道はほぼ平坦だ。


この時期(梅雨)はきのこにとっては最も成長する時期でもある。
日頃あまり見掛けないきのこ(タマゴタケ)が突然顔を出す。
タマゴタケは、見た目は毒キノコのようだが、実は食べられる美味しい食用きのこ、だそうだ。
外見の特徴が毒キノコのベニテングタケにやや似ている為、誤食への注意が必要、とのこと。


これは何と言うきのこだろう?
食べられるのだろうか?


”檜並木を(館岸)城址口へ500m”の道標に従って進む。


尾根道の右側にちらりと見えるのは採石(砂)場だ。
大型トラックが走ったり、石(砂)を積み込んでいるような音が絶え間なく谷間に響き渡る。


篠竹と雑草が生い茂っている坂道を進む。


山イチゴが生っていたので、一粒食べてみた。
甘酸っぱかった。


11時1分、北山と館岸山の分岐点に到着した。


分岐点で2度目の休憩だ。


『甘くないけど、漬物なんかどうっ?』
何と! たくあんの差し入れとは珍しい。
『いっただっきま~すっ』


北山の方向へは”この先危険”と書かれており、進めそうにない(もとより進む気はないが)ため、
”館岸山ハイキングコース”の案内に従って館岸山頂へ向かう。
”希望の広場””館岸城址”まで600mとある。


檜の林の中、先ずは館岸山頂へ向かう。
後半は会長に代わってOさんが先頭である。


急な上りを上る。


『今日一番きつい上りかもねっ』
(実際、この後は大した上りはなかった)


11時14分、分岐点から10分で館岸山山頂(256m)に到着した。
『あとは館岸城址を目指すだけだねっ』


館岸山では特に休憩はなしで、”波石”経由で次の目的地館岸城址へ向かう。


土塁のような小高い丘を上って館岸城址へ。


小高い丘を上りきったところに”波石”なるものがあった。
「準天然記念物」と案内板に書かれている。
『波に洗われて出来た模様のようだねっ』
『ってことは、ここが海だったってことかしら?』


「堀障子を経て土塁階段を上り”希望の広場”へ」の案内板に従って進む。


堀(濠)障子? あまり聞き慣れない言葉である。


案内板には次のように紹介されている。
地面を掘って水を通したのを堀と言う。しかし、館岸城の場合、空掘(濠)である。
土塁と土塁の間に堀(濠)を造り、空掘の底は通路としている。
土塁は敵の侵入を防ぐ防禦施設としたものであるが、堀(濠)障子とは、土塁下の堀を敵が侵入してきた時に、
堀障子の土塁に兵士が隠れて敵を迎え撃った。(攻めて来る敵を待ち受けて攻撃した)
障子は和風建築の塀障具(へいしょうぐ)の総称であるが、その防禦壁を障子にたとえ堀障子と称した。


館岸城址の案内地図があった。
この案内地図はこの後大いに役に立った。
ただ、この案内地図はここだけにしかなかったので、館岸城址の何ヵ所かにも欲しいと思った。
(あまり人が入った形跡が見られなかったり、草が生い茂っていたりで、道が分かり難い)


階段を上り、館岸城址内を”希望の広場”へ向かう。
(道は崩れかけて分かり難かった)


館岸城址の本丸跡らしき場所を進む。


”希望の広場”を目指す。
草ぼうぼうでどこが道なのか分からない中を、デジカメの先ほど撮った案内地図を見ながら進む。


”希望の広場”辺りに館岸城跡の説明板があった。
説明によると、
この地域は、むかし「小鶴の荘」と云われ、鎌倉時代初期、八田知家の四男宍戸家政の所領となって以来
宍戸氏一族の支配するところであった。
この城については、元中四年(北朝年号では嘉慶元年:1387年)難台山にたてこもった南朝軍小田五郎、
小山若犬丸らを攻めるための幕府軍に参加した。
上州北白幡一揆(群馬県日高市)の高麗義軍忠状に「朝日山御陣」と記されている城であったと考えられる。
(以下略)


昔の水場へ350mの標識があったが、コースからやや外れる。
フラワーヒル花園での昼食もあるので、立寄るのは止めにして、”希望の広場”に向かった。
参考までに、昔の水場は次のように説明されている、とのこと。
南側の谷は、累線の一部土塁がダム状に出口を遮断しており、内側に池が作られている。
池の周囲は削平され、いわゆる水の手曲輪になっている。
池を作ったのは、多人数での長期の籠城戦を想定した設計と見られる、とのこと。


”希望の広場”らしき場所には、草が生い茂っていた。
どこが道なのか全く分からない。
時折見掛ける道案内とデジカメの画面が頼りだ。


『どうやらこの辺りが”希望の広場”のようだねっ』


檜林の下山道を西寺地区(1.2Km)を目指す。


急坂の粘土質の檜林を慎重に下る。


『滑り易いので怖いゎ』
実際何人かが滑って転んでいた。自身もそのうちの一人である。


11時51分、急な山道を下ること20分、麓の西寺地区に出た。
『やっぱり林を抜けると日差しが強いわねっ』


ようやく人家が見えるところに出た。


西寺集落を進む。


道端に黄花コスモスらしき花が咲いている。


長屋門を構えた農家があちこちに見られる。
『皆さん、凄いおうちだこと』


『回りを山に囲まれて、のどかで良いところよねっ』


お~っと、安国寺の入口を50mほど行き過ぎてしまった。


50mほど戻って安国寺へ向かう。
『この道の入口に看板があったら見落とすことなかったのにねぇ』
先ほどの案内がこの場所に無かったのは、西寺集落方面から安国寺を訪問する地元以外の人は殆どいないからと思われる。
地元の人には安国寺の案内は不要なのだ。


12時5分、安国寺へ到着した。


安国寺本堂へこの日の無事を報告した。


安国寺銅鐘
いつまでも身体に響き渡る音がした。
『いやぁ なかなか良い音だねっ』


安国寺を後にして、フラワーヒル花園へ向かう。
お腹が大分空いてきたが、ランチを美味しく食べるためにはここで甘いお菓子は我慢しておこう。


のどかな田園風景の中を進む。


青々とした田んぼに愛宕山(305m)がよく似合う。


愛宕山の右手後方には難台山(553m)が見える。
『そのうち愛宕山から難台山まで歩くことにしたらどうかなっ』の声が・・・
果たして参加者はどのくらいになるのか、少々気になるところではあるが、企画してみよう、と思う。


八石集落の小路をフラワーヒル花園へ


フラワーヒル花園へ
ゴールは近い。


フラワーヒル花園へは残り150mだ。


12時36分、フラワーヒル花園に到着だ。
予定より30分近く余計にかかってしまったが、無事全員到着して一安心。


テーブルに座ってランチを待っているところ。
『お腹が空いたわねっ』


店の窓から愛宕山が見える。
まるで、一服の絵を見ているようだ。


ほどなくランチが運ばれてきた。
ケチャップスープと野菜サラダにソーセージ、パンとブルーベリージャムに果物少々、
メニューは、前回(2011年7月1日)と同じである。


食後にお好みの飲み物とデザートが付いて、\1,080円(3年前は950円)は、手頃な値段だと思う。


ランチの食事風景


『お腹が空いてるからか美味しいねぇ』
皆さん、ランチに舌鼓と言ったところである。


土産にと摘み立てのブルーベリーやジャムを買い求める人も。
自分もブルーベリージャム(480円)を買い求めた。
食後に店の前の英国式庭園を見学していくことに。


英国風庭園とフラワーヒル花園の建物がマッチしており、落ち着いた雰囲気を醸し出している。


『5月頃が一番きれいなのよね~っ』
フラワーヒル花園にはよく訪れると言うT子さん。


『いろんな花を眺めながら紅茶を飲むなんて素敵でしょうね』
機会があれば、次は5月頃を企画してみようと思う。


『そろそろ帰るとしようかっ』
と言うことで、フラワーヒル花園の庭園を後にして、駐車場に向かった。
『ご馳走さまでしたぁ』


ランチを食べ終わったことでもあり、恒例の整理体操は省略ということに。
『今日は大変お疲れさまでしたぁ』


3年振りの「館岸山ハイキング」は、逆回りのコースだったこともあり、前回見落とした館岸城址なども回れて
違った景色を味わうことができた。
ハイキング後のランチは、『美味しいっ!』と好評だった。
これは多分にお腹が空いていたことも関係しているのだと思う。


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