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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



歌舞伎を観て来ましたなり~







そろそろ先日の歌舞伎の話をまとめておかないと忘れちゃいそうなので、記録に残しておきますね。
八月に歌舞伎座に来るのは初めてかなぁ。
演目と配役は↓ね。
一、おちくぼ物語
おちくぼの君 中村七之助
左近少将 中村隼人
帯刀 坂東巳之助
阿漕 坂東新悟
牛飼の童三郎 中村国生
兵部少輔 沢村宗之助
典薬助 片岡亀蔵
北の方 市川高麗蔵
源中納言 坂東彌十郎

十世坂東三津五郎に捧ぐ
二、棒しばり
次郎冠者 中村勘九郎
太郎冠者 坂東巳之助
曽根松兵衛 坂東彌十郎


今月は3部制になってたんだけど、1部が観たくてギリギリまで粘って、東京最終日にようやく7列目の花道よりをGET。
↑直前にええ席が出たりするんだよね。
まずは「おちくぼ物語」
新作歌舞伎ということで期待してなかったんだけど、題材がシンデレラつうオーソドックスなものだったせいか、めっちゃ良かったよ。
ストーリーは、簡単に言うと、継母や異母姉妹にいじめられているヒロインおちくぼが王子様に出会って幸せになる、というもの。
えっ!?簡単すぎる?
じゃ、もうちょっと詳しく・・・
源中納言と都一美人と謳われた母との間に生まれたおちくぼ
出産直後母は死に、源中納言北の方と再婚して、4人の娘が生まれたんだけど、北の方は先妻が産んだ姫を疎んじて辛く当たる。
母屋から離れた床の低い窪んだ部屋を与えられ(ここから「おちくぼ」と)、日々縫物をさせられ召使い同然の扱いを受けていたの。
おとっつあんの源中納言おちくぼを不憫に思いつつも、口を出すと余計に北の方が辛く当たると特段庇いもしないのよ。
ったく、男って、こいういうとき、いつも逃げるのよねー。(笑
いつの時代も同じでございます。
ハハハ。
ある日、中納言家が石山寺に参詣に出掛けるんだけど、おちくぼは連れて行ってもらえずにお留守番。
この機会を利用して、都一のモテ男・左近少将おちくぼを訪ねてくる。
「私みたいなサエナイ女を左近少将様が相手にするわけないじゃない」なんて言いながら、すぐに関係を結ぶ。
嫌な女だねー。
この手の女は、女性に嫌われる。
いつも「そんなつもりはない」みたいなことを言いながら、欲しいものは必ず手に入れるんだよね。(笑
そして、お定まり、左近少将のことが北の方にバレて、さぁ大変!
そら怒りますがな、留守中に男を引き込んでんだもん。
おまけに左近少将は、異母妹と結婚話が進んでるんだよ。
おちくぼがただ可哀想な姫じゃないで、結構やりおるよ。
ここで左近少将も悪いヤツでさぁ、夜陰に乗じて都一ブ男の兵部少輔に異母妹(自分と結婚話が進んでる)を襲わせるんだよね。
酷いよね。
怒った北の方は自分の兄のアル中・典薬助おちくぼを襲わせるんだ。
すったもんだしているときに、おちくぼはお酒を飲まされて、人が変わったように大立ち回り。
継母や妹たちをなぎ倒してしまうの。
ほらほら、本性が出たー。
最後は左近少将と彼の屋敷へ手を取り合って去って行くで幕。

単純でわかりやすいええ話よね。
七之助さんもキレイだったし、お相手の中村隼人さんも色男だったし、おばちゃん、目の保養をさせてもらいました。
でね、友が「最後花道を去って行くときに間近で見た左近少将、格好良かったねー。あの役者さんは誰?」と聞いて来たのね。
間髪入れずに友の隣に座っていたお嬢さんが「中村隼人君ですっ!」
ええーっ!
突然のことで私も友もびっくり。
お嬢さん「中村錦之助さんのご子息なんですよ。ファンなんですぅ~」
びっくりしたけど、とても感じのいいお嬢さんだったから
「そうだったんですか。私、初めて拝見したかも。獅童さんの従兄弟に当たるのかしら」
↑ちゃうちゃう!錦之助さんと獅童さんが従兄弟。時蔵さんの甥っ子。
しばらくお話ししてて、幕間のお弁当タイムに突入。
我らは朝食ブッフェを思いっきり食べていたので鯛焼きで済ませたんだけど、お嬢さん、何やらでっかいサンドイッチを頬張ってるじゃありませんか。
「食事中にごめんなさいね。そのサンドイッチ、美味しそうなんですけど、めちゃくちゃ大きくないですか?」
お嬢さん「このサンドイッチ(厚さ5cmはあった)、2つで500円なんですよ」
「ええーっ!お安い上に、具も手作りっぽくて美味しそう」
お嬢さん「歌舞伎座の裏にある『アメリカン』というお店のものなんです。今度是非召し上がってみて下さい」
ええ!今度是非いただきます。
座席でこんな会話をしたのは初めてかも。(笑
楽しかったわ。

二幕目は「棒しばり」
ストーリはご存知だと思いますが・・・
お殿様が酒飲みの家来を縛って留守中酒を盗めないようにしたのに、酒飲み家来は縛られながらも酒を飲むつう舞踊劇。
いちいちの動きが可笑しくて、観てて楽しい踊りなのよね。
これは初演を三津五郎さんのひいおじいさんが太郎冠者をやったこともあってか、三津五郎さんに捧げられてました。
私、三津五郎さんの次郎冠者を見てるんだよねー。
↑太郎冠者は海老蔵さんだった。
だから、巳之助さんの次郎冠者は感慨深かったわ。
ただもう少し修業が必要でしょうね。(笑
って!あんた、何様やねーん。
ハハハ。
しっかし、勘九郎さん、よかったわ~。
何だろ、彼の動きはキレッキレッで観てて気持ちがいい。
役者には運動神経も必要なんだな、と思った。
海老蔵さんがやるとドタバタで軽さが全くなくて、つまんなかったもん。
それを言うな~って!

東京に行くついでにくらいで実はあまり期待してなかったんだけど、思いの外楽しめましたわ。
面白い体験も出来たしね。(笑
あのお嬢さんとは「またいつかどこかの劇場でお会いで来たらいいですね」とお別れしてきました。


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コメント
 
 
 
アメリカン (じゃんぼおかん)
2015-08-28 01:10:34
めっちゃ気になるぅ~~。
今度一緒に行こう!

いや、折角銀座やのにパンでお腹いっぱいにすることないか…。
 
 
 
じゃんぼおかん様 (うっきーマウス)
2015-08-28 19:11:04
気になるでしょ?
お持ち帰りだけじゃなくてモーニングもやってるそうやから、今度行こうよ。
ついでに歌舞伎も観る?(笑
どっちがついでやねん!
 
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