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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



團菊祭を観てなり〜







昨日、明治座の戻りチケットをGETできました。
暑かったのでお昼に冷やしうどんを食べに行って、席に着いた途端「チケット戻ってるかもよ?」と言うので、HPを覗いたら!
ありました、ありました!
超良席とはいかないけどまぁまぁだったので、その場で購入。
どんだけ欲張りなんだって。
へへへ、ついでに夜の部も取っちゃった。
うどん屋のカウンターで隣りにがいて、「イケイケGOGO」が出てたからね。(笑
しかしなんですわ、先週ぷぅさんと歌舞伎座で観劇したばかりだったのに、たった1週間で景色がまるで変わっちゃった。
こんな形で2週続けて上京することになるとはねぇ。
一座の最後の公演にならないことを心から願うよ。
いつかまた彼の芝居を観られる日が来るよね?

さて、先週の團菊祭の観劇の記録だけ残しておきますね。
まずは昼の部は、「寿曽我対面」「若き日の信長」「音菊眞秀若武者」の三演目。
私ね、曽我対面の何がええかわかんなかったのよ。
大向こうが点呼した後、柄の悪い兄弟がいきなり現れて因縁をつける。
また物のわかったら風のおっちゃんが「今はちょっと重要な役に就いてるさかい、任務が解かれたらそのときに来い」
言うて逃げるてしさぁ。
「何?ちっとも格好良くないんですけどー」と思ってたの。
それが今回は睡魔にも襲われず集中して見られたんだよね。
たぶん十郎の右近さんと五郎の松也さんが型じゃなくて、それぞれの気持ち、心情を優先したように見えたからかな。
美しい型というより、兄弟の悔しさがヒシヒシと伝わったもの。
やっぱり勢いがある若い人がやるべき役よね。
しかし、大磯の虎が魁春さんって!?
確か十郎の恋人だったよね?
それはないわ〜。
あ、そうそう。
工藤役の梅玉さんが立ち上がる時、ちょっとよろめいていたんだよねー。
考えてみたら後期高齢者だものねぇ。
團十郎襲名の巡業は勘弁してやって欲しいなぁ。
二幕目は、若き日の信長。
團十郎さん、変な間のセリフは気になるけど、声も出てたし思った程悪くなかった。
うん?2列目だったから聞き取れるのは当たり前?(笑
シュッとして姿はええよね、見惚れたよ。
ただ、この話はつまんない。
子役の子達がみんな上手かったのが印象に残ってる。
三幕目は、音菊眞秀若武者は初代尾上真秀さんのための新作。
祝幕はCHANELだって。
舞踊あり立ち回りあり、早替えあり、と演目のアソート?
お披露目に相応しかったんじゃないかな。
十二世市川團十郎十年祭で、ロビーに写真がありました。
もう10年ですか、早いなぁ。
まだ生きてらしたら、歌舞伎界は全く違うものになっていたんでしょうね。

夜の部は「宮島のだんまり」「達陀」「髪結新三」
昼のついでに取ったんだけど、夜の方が断然良かった。
まず宮島のだんまりね、私、だんまりもあまり好きじゃなかったの。
だって、暗闇で相手が見えない体で、探り合って触れたら驚いてみたいなの、観てて楽しい?
「まどろっこしいわ!」と思ってたんだよねー。
それがこの日は「絵」として面白かったよ。
で、次は評判が良くて楽しみにしてた「達陀」
評判通りでした。
席は最前列のど真ん中だったの。
絶対に引きで見た方がいい演目よ。
最初から全体を観るを諦めて、松緑さんを中心に上手側の右近さん鷹之資さんを見ていました。
全体は観られなくても、息遣いと迫力はやはり前方の特権。
歌舞伎を見てて何が不満かって、シンクロの意識が薄いところだったの。
この人達、鼻っから揃えようとか気持ちがないんだと思ってたのよ。
いやー、これは素晴らしい群舞でした。
ご年配の方は大変だったと思う。
観終わったあと、しばらくボーッとしちゃった。
東京に住んでて幕見があったたら、何度も通ってしまいそうな演目でした。
そして、髪結新三。
これはあまり評価が良くなくて期待してなかったの。
小悪党なんて菊之助さんのニンじゃないよねー。
と思ってたんだけど、意外に良かったのよ。
菊之助さん、ときどきものすごい狡い顔をしてた。
娘のお熊役が児太郎さんだったんだけど、彼のゴツさが気になって気になってしょうがなかったわ。
助けを待たなくても、自分で押入れを蹴破って出てくるんじゃないかと思ったよ。
ハハハ。
ストーリーは...
恋仲の材木屋の娘のと番頭、娘に持参金付きの婿養子の縁談話が持ち上がる。
髪結の新三が自分の家に2人を匿ってやると騙して娘を拐うの。
世話役の彦三郎さん(任侠?)が来て、10両で娘を解放するよう提案するんだけど100両持って来いと追い返す。
次に大家が来て解決に乗り出すんだけど、この大家も強欲なのよ。
30両で手を打ったのはいいんだけど、半分を大家に持っていかれた上に滞納分の家賃まで回収されるの。
欲をかいたために、大家に身代金を値切られて大した儲けにならなかったと。
ちゃんちゃん、で終わるのかと思ったら、世話役と討ち合いにあるって?
うん?突然「本日はこれまで」
なんじゃ〜!!
この後どうなるのぉぉ。
中途半端な気持ちで劇場を後にしなきゃいけないのね?(笑
でも、この日は今まで好きじゃないと思ってた演目を、最初から最後まで集中して観られたのよ。
昼夜連続で観てお尻と腰はヤラれたけど、流石の團菊祭は豪華で大満足の観劇でした。


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