六月大歌舞伎に行って来ましたなり～

わたくし、今日から普段の私からは想像出来ないほどハードスケジュールが続きます。 本日は6月大歌舞伎の昼の部観劇、明日は父の日で夫両親と食事会、明後日甲状腺のクリニック＆歌舞伎夜の部観劇、19日整形外科の受診、20日来客、3日空いて24日～28日まで北海道。 大丈夫なんだろうか、私。 今日はとりあえず初日ということで省エネモード、夫に「御園座」まで送って行ってもらいました。 まずはいつもの山本屋の前で降ろしてもらって、じゃんぼおかんに頼まれていた薄皮まんじゅうをGET。 ↑芝居後だと売り切れているかもしれないので、先に寄ったのだー。 ふふふ、やっぱり「御園座」に来たら、これはお約束よね。 劇場でもここの紙袋を持った人をちょくちょく見掛けます。 このまんじゅうには、何だか非日常の特別感がありますわ。 あ、1個130円なので、値段は良心的なので全然特別じゃありませんけど。 ハハハ。 イヤホーンガイドを借りて、お昼の予約をして準備万端で着席。 今日の席は5列目正面、役者さんの毛穴まで見えそうよ。（笑 出し物は「夏祭浪花鑑」、所謂世話物です。 世話物はわかりやすいけど、私は時代物の方が好き。 だって、美しいんだもん。 わかんなくても、美しいものを見る方が好き。 一幕「三段目：住吉鳥居前」が終わって休憩。 私達は2幕間にお昼の予約をしていたので、モナカアイスを食べてました。 モナカがパリパリで美味しいんだけど、これがコンビニに売ってたら、300円も出して買わないな。 何だろ、ここでの300円は惜しくないけど、コンビニだと途端に惜しくなる。 二幕目は「難波三婦内」だったんだけど、何を勘違いしてたのか、これが終わったら幕間が来ると思い込んでたんだよねー。 ↑たぶん、お腹が空いて「お昼、お昼♪」しか頭になかったんだろうね。 幕が下りたら立ち上がろうとしたのよ。 隣に座ってたマリ造に腕をつかまれ、「まだだよ！」と怒られた。 えーっ、ご飯はまだですか！？しょんぼり。 続いて大詰め「長町裏」、簡単に言うと、海老蔵さん演じる団七が義父を殺しちゃって逃げるって話なのね。 殺されても仕方ない強欲な義父との殺陣が有名なんだけど、いかんせん義父役の人がか弱い老人に見えるもんだからさぁ。 「こんな老人相手に何を手間取ってるの？」と突っ込みそうになるのよ。 んでもって、この殺陣がこの場の見せ場なんだけど、海老蔵さん、お疲れだったのかしら？キメポーズでよろけるの。 私ゃ、思わず「プッ」と噴出しちゃった。（笑 もちろんクラス委員のマリ造に肘で突付かれましたよ。 オイオイ！ 泥にまみれてもみ合って、そのもみ合ったときに付いた本物の泥を本物の水で洗い流すってのが面白い演出のはずなんだけどさぁ。 泥も水も中途半端な量なもんだから、ちょっと興ざめしちゃうの。 「その程度の泥、洗い流すまでもないじゃん！」と突っ込みたくなる。 前にテレビで見た「平成中村座」の笹野高史さんが出てたヤツは、泥にまみれてまみれてそら壮絶なシーンだったのになぁ。 劇場側の事情で使える泥や水に制限があったのかな。 うーん、面白さ半減。 さ、待ちに待ったお昼ですよ。 今回は月曜日にも来るということで、食堂ではなくて喫茶店でサンドウィッチを食べました。 コーヒーが付いて1000円。 メニューはサンドウィッチの他に、カレーとハヤシライスのセットの3種類だったんだけど、30分しかないから手軽に食べられるものを選んでみたの。 いやー、ほんまに毎度思いますけど、お年寄りって、何であんなに食べるのが早いの？ 私達だって食べるのが遅い方じゃないと思うんですよ。 それなのに、いつも気付けば皆さん席を立たれてる。 あの方達、どうしてあんなに早いの？知りたいわ～。 トイレに行って慌てて席に戻ったら、今正に「素襖落」が始まろうとしているところでしたわ。危ない、危ない。 歌舞伎十八番なので、成田屋さんのお家芸なのでしょう。 団十郎さんが太郎冠者を演じていらっしゃいました。 何故か前の席に座ってらっしゃった方達は、前の演目を見て帰られたようです。（笑 うーん、団十郎さん、あの声、本当にお気の毒ね。 私ももう少しで寝ちゃうところでした。失礼！ と無事、歌舞伎観劇を終え、マリ造夫の迎えをドトールでお茶をしながら待つことにしました。 ↑夫達が送り迎えを担当してくれたの。ありがと。 かぼちゃのタルトセット500円也。 私、こういうところでケーキみたいなものを食べるのは初めてかも。 お安いのねー。 味？まぁ、この値段だったら許すわね。（笑 芝居の後、こうやってお茶をしながら感想を語り合うのって楽しいね。 私達の毒舌を聞かれたら恥ずかしいけど。ホホホ。 きっと「このド素人が何を偉そうなことを言ってる！」と突っ込まれるよ。 さ、今度は月曜日、新作石川五右衛門です。 何やら海老蔵さんが飛ぶらしいのよ～。