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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



妹背山婦女庭訓を観に行って来たなり〜







遊んで帰って来たのに、何だか疲れが取れなくてねぇ。
昨夜お腹が空いて(我慢した)る上に、興奮し過ぎていたのかよく眠れなかったの。
↑夕飯を食べたのが17時、家に戻ったのが23時過ぎ。
とりあえず溜まった洗濯をするためにいつもの時間に起きたけど、散歩もお休みして一日中ゴロゴロしとりました。
なんと言ってもこの暑さ、疲れを増幅させるよね。

さて、早速26日に観た「妹背山婦女庭訓」の記録を残しておきます。
暑かったんだけど、時間もあったので東京駅から歩きました。
絵みたいでしょ?(笑
9月も末なのに夏の風景よ。
気持ちよかったけど、大汗かきましたわ。
って!何やってんねん。
ハハハ。
さよなら国立劇場公演のニヶ月通し狂言「妹背山婦女庭訓」の第一部の千穐楽でした。
この建物も10月の公演で閉館だそうです。
美しいのになぁ。
まだ業者も決まってないし、建て替えは白紙なんだって。
だったら、建て替えじゃなくてこのまま改修すればいいじゃん、とか思うんだけど、配管が古くてダメなんだって。
↑タクシーに突っ込まれた割れたガラスを看板で隠してるんだって。
観たことない演目だったんだけど、配役も含めてそれほど興味があったわけじゃないのね。(笑
俳優祭で上京するから、ついでに観ようかなぁと思ってチケットを取ってたの。
うん?俳優祭の方が発売は後だったじゃん。
俳優祭のチケットは当然取れる前提だった。
取れてよかったねー。
ハハハ。
ブログ友・ぷぅさんと5時から夕飯を食べる予定だったので、開演前(12時開演)に東京駅で買ったおにぎりを食べました。
炙りたらことカリカリ梅じゃこ。
本当は3個くらいいけそうだったけど眠くなってもいけないしね。
席は最前列センター。
両花道だったから、2階とか後方の方が全体が見えてよかったとは思う。
が、疲れていたので後方だと寝てたかも。ホホホ。
太宰後室定高・時蔵さんと大判事清澄・松緑さんは、領地争いをしてて犬猿の仲なのね。
だけど、清澄の子久我之助・萬太郎さんと定高の娘雛鳥・梅枝さんは恋仲なのよ。
そう、ロミオとジュリエット。
ロマンチックな話やってんなぁ。
久我之助は帝の愛人采女の局・新悟さんに仕えているんだけど、権力を手に入れた曽我入鹿・坂東亀蔵さんから采女の局を逃がすの。
采女の局は鎌足の娘だから、身の危険を感じてたのね。
久我之助は采女の局が入水自殺したことにして匿ってるの。
蘇我入鹿は定高と清澄を呼びつけて、それぞれに命を出す。
定高には娘離島を自分の愛人に差し出せ、清澄には親子召し抱えてやると。
但し、息子については、采女の局の件で拷問して白状させる魂胆なのよ。
定高も清澄も、結果的にそれぞれ子供に酷な選択をさせる。
久我之助は采女の局のことは白状出来ないし、拷問を受けるくらいならと切腹をするの。
一方の離島も「入鹿の愛人になるくらいなら」とおかんが首をはねてしまうの。
もちろん娘もそれを望んでる。
しかし、おかん、簡単に娘の首をはねるんだけどさぁ、いくら切れ味のいい刀でも女性の力で無理だよねー。(笑
この場面は思わず突っ込んじゃった。
ハハハ。
定高と清澄の家は吉野川を挟んであるのよ。
舞台のセットも川を挟んで2つの家が並んでて、同時に2つの家で芝居が進行していって面白い趣向だったわ。
おかんは娘の首を赤い綺麗な布に包んでお雛様の道具と一緒に、嫁入りと清澄の家に流す。
清澄の方も切腹した息子の首を切って、流れた来た離島の首とを並べてこれで晴れて夫婦になったと。
死んでようやく一緒になれたのね。
いやいや、冷静に考えて、切り取られた首が2つ並んでるねんで。
うむむ、ロマンチックなのかグロいのか。
なんだろ、この芝居の主題は親心なんだろうなぁ。
親が子を思い、子の恋を全うさせてやろうと悲しい選択をする。
悲しい話だけど、ええ演目やったわ。
私は好きだったな。
千穐楽なのに空席も目立ってたけど、この1年で観た舞台でかなり上位に来るええ舞台だったよ。
松緑さんも時蔵さんもすごくよかったの。
最後、2人の親心が切なくてグッと来たもん。
もったいないよねー。
ただここのところのチケット代の値上げ、半端ないんだよな。
7,8年前は一等席でも確か1万円でお釣りが来た記憶なんだけど、今は14000円なのよ。
歌舞伎座に迫ってるじゃん、なんだよね。
世知辛いねぇ。
とはいえ、この劇場とはお別れ、また来月。


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