ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

『マミー』vs『メイ・ディセンバー』

2024年08月18日 | 日常

お暑うございます

亡父の初盆でした。

かといって無宗教なので特に何もしないし、これで元の核家族四人組は散開したので集まることも顔を合わせることも今後はないことでしょう。知らせが行き届かなかった人からの父へのお中元へのお返事と事務がまだありますが平和になりました。

家族って鬱陶しい 人生も残り僅かでカウントダウンが始まらないと穏やかに暮らせないものなのかと先祖に感謝しつつ・つくづく思う盆でした。

これが姉妹だと柊生、仲良く付き合いもあるケースをよく聞くけど、男兄弟だとあまり聞かない。成長して別々に暮らした期間の方がもう長いので、血縁とはいえ他人と変わらない。だいたい同じ敷地内に住んでても父の最期は見舞いにも葬式に来ないカネだけたかった嫁と孫だというのに、父親は「兄弟仲良く!」と無理に弟一家との食事会やら茶話会を企画するので毎回大いに盛り下がったのでした。生前法事かよ、という感じで。

これで両親がらみの付き合いはほぼなくなりました。自分の人間関係ではないので、気が合えば付き合えばいいし、合わなければフェードアウト。もう「みんなで歌えるような曲をコンサートで弾くべきだ」とか「朋子さんのショパンを是非聴きたいわ」とか言う人もさほど周りにいなくなり、何より自分達が押し付けたチケットなのに「(みんなワケ分からない曲聴きにご祝儀で来てるんだから)コンサートに来た人にお礼状を手書きして送りなさい」という業務妨害をする両親もいなくなり、ようやく

安らかにな

と思えるようになった途端、もう自分の番かよという

友人たちも繰り返し同じ話題をするようになったり、古い情報がアップデートされていなかったり、最近観た映画が「90歳何がめでたい」だけだったり、本も読んでなさげだし、何より友人が太ってきてるし!という傾向で、ここにきてまた・類とも選別が起こるのかという

最近のヤザワのto Doリストのトップに入ってる課題図書

 

読み出せば案外・夢中になるのかもしれないけど、それについて話す友人関係というのが皆無

まあ仕事のためなので仕事関係の人とは話せるようにはなるけど、それはあくまで仕事なのでね。

暑いよな〜

と様々な本を乱読したりして逃避中(課題図書から

それと何故か猛烈にアクセサリー作りをしたくなり、ボンドやらパーツを集め出したり。この前のマイブームはやはり母親が亡くなった直後くらいでした。せっせと作って、ある日突然に憑き物が取れたように飽きたという。作ったアクセサリーは今も愛用してるから、新作が増えてストックの材料が今回でなくなれば良いなと。

本は;『どうしてこうなっちゃったのか / 藤倉大』、『独立国家のつくりかた / 坂口恭平』、内向型の頂点の著作3冊、ようやく到着ガルシア・マルケス『100年の孤独』etc...

マルケスだけはまだ途中だけど、どれも面白かった坂口氏の思想には大いに考えさせられたし。考えるだけじゃなく、実行できることはしようと思う。

映画は;『90歳何がめでたい』は、やはり佐藤愛子という類稀な人物の現状なので、普通の人間はこうはいかないよなーとは思う。父のこともあって高齢者にようやく興味が湧いて観たけど。ごく普通の人間なら、戦争体験とか原発とか基地で立ち退きをさせられたとか、特異な話題がないと老人と話して時間潰しする気にならないと思う。もしくは味噌やら伝統調味料の作り方とか、自然療法とか東条百合子さんのようなお婆さんなら教室があれば通いたいと思うだろうし手伝いもすると思うけど。

ごくフツーの爺婆やらオバハンの話聞いてる場合じゃないんですよ「サラウンド」ミックスしなきゃならないんで

という感想のこちらの2つの映画

映画『マミー』本予告篇

こんな田舎で5億も持ってて何に使うの宝石買ったって、着けてく場所なんて、それこそ夏祭りとかそんなんだけでしょ?と。コンビニもなかったゾ。まあ妬んでた人間にやられたという可能性はあるよなー地域一丸でそういう雰囲気になってたということだし。ある種の村八分だったのかなーという感想。林のマミーもパピーもヒ素のプロだから死ぬほどには入れなかっただろうしね。以上。保険金の余罪はあるだろうから無罪を主張するというのはちょっと違和感はあるけど。

そういえば紀州のドン殺害事件も和歌山だったなーと思い出した。

あれも東京にいれば介護サービスを頼んで部屋も排泄物も掃除してもらって、好みのデリヘル嬢とか頼めば何の問題もなく安泰に老後を過ごせたはず。そんなサービスも地域になかったのかなと。

7.12公開『メイ・ディセンバー ゆれる真実』ロング予告

こちらも衝撃的な事件とはいえ、それはアメリカのプロテスタント的道徳観に基づいての衝撃さ。世間では幼児を誘拐してアドレナクロムにしたり、幼女と老人で結婚したりと酷い現状にはことかかない。男女のケースが逆だったので衝撃だったのかもしれない。「よく考えないと人生こうなる」て、なるようになったじゃん?と思う。こちらも地元に住み続けてるんだよなー以上。

ごくフツーの人間から、思想とか哲学を引き出そうとしても「別に特にない」ということがよくわかる映画2本でした。

佐藤愛子はやっぱりスゴい!めでたい! 

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