ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

米粉の世界に生きる(わけにはいかない):台風の成果

2015年07月11日 | 世の中のこと

             ネコは細くて長い葉っぱが大好き

 

 台風で室内に取り込んだ米の前に置いたレモングラスに近寄るアガタ

米はカバーがかかってる方

もう1日もつかなー・・

手前にはバラ、レモングラス、横にトマト、後ろに長靴を置いて米を守ってます。

米を家で量産する際、ネコ害をどうするかというのは今後の課題。台風は必ず来るし。。

トイレには2バケツくらいは置けそう。押し入れのような暗闇でも2日くらいなら大丈夫なのかな?それならそこも2バケツ。土の中にダニとかいるかな?押し入れはヤメた方がいいかな?玄関は3つくらいは置けそう。お風呂場には猫トイレがあるので閉めるわけにはいかないしー

 

やっぱ最大で5バケツかなー・・ベランダであと5バケツほどエアコンの室外機の横で台風を乗り越えてもらうか?そうすると当初の目標の10バケツで栽培できるんだけどなー

 

などと瞬間風速60Mで、一時停電になったりした中、考えてました。レモングラスも、もう幾つか畑から株分けして持ってこないと。

台風前に収穫してしまった枝豆

もうあと4、5日で「ぷっくり」としそうでした。ざんねーん 植えるのが遅過ぎました

左は「モリンガファーム」の枝豆

ヤザワの枝豆とさほど変わらないし。もう時期外れなんですね。

どんなもんか別々に茹でて味見してみます!

枝豆は夏の食材!と思ってると、沖縄では植える時期を読み間違えます。なんたって4月1日が海開きなので、5月が梅雨とはいえ、まず収穫第1弾は5月の台風前には終えておくべきでした。ということは:2月には植えるということだったか。もう6月に入ると暑過ぎて育ちが悪い。6~8月の猛暑で雑草も枯れるほどの沖縄で採れる野菜といえば、オクラ、ゴーヤ、ヘチマくらいのもの。それと冬瓜。トマトも6月まで。食べごろはやはり4月。

 

8月は暑過ぎて畑はお休みなので、9月の台風シーズンの合間を縫って「冬野菜」の大根とかニンジンとか植えるんです。こうして書いておかないと忘れちゃう。

 

 

先日、小麦アレルギーのお子さんを持つママさん手作りの米粉100%のパンを分けてもらいました。

 

見た目はパン。1口目は美味しい でも噛み締めて味わってるうちに・・・

「なにアタシ、ゴハンにジャム塗ったりチョコペースト塗ったりしてんだろ」という気分になってきました。トーストにして焼き目が付いた耳のあたりは「おせんべい」だし

 

天然酵母と伊是名島産の米粉で作った安心安全な「パン」ではあるんですが・・うーん。

 

コレは牛乳から豆乳に換えたとき、挽肉をソイミートやテンペにした時くらい、慣れるのに時間がかかるのかもしれない。今でこそ牛乳も挽肉も生臭くて美味しいと思えなくなったけど、換えたばかりの時は「なんだかなー・・」と思ったから。

 

でも大豆も摂り過ぎると大豆アレルギーになるので、最近は少々高価ではあるけれど、マルサンで作ってるアーモンドミルクも使うようになりました。添加物はバッチリ入ってるけどさ!自分で作るのがめんどくさいのさ!今はやることが多すぎるから!

 

普段も酵素玄米ゴハンがメインとはいえ、何でも米粉にしていたら、今度は米アレルギーにならないかと心配になって検索してみれば、やっぱり米アレルギーというのもあるんですね。

これで大豆と米も食べられなくなったらヴェジレストランにも行けないので、他の振替食も考えなくちゃ・・

 

と、ゴーゴーと暴風が荒れ狂う中、検索したりマクロビスイーツの本を見たりしつつ、頭の中でパンのレシピを組み立ててます。

「そうだ辻安全食品』に色々アレルゲンフリー食材があるはず!」と、元地元でちょくちょく買い物にも行ってた辻安全食品で食材チェック。

 

食材で:粉モノを眺めているうちに、だんだんと閃いてきましたよ~

 

雑穀粉とサクサク粉(サクサク椰子。片栗粉のような感じらしい。野生種なので農薬の心配もない)をベースに、ヒマワリとかカボチャの「種」で「膨ら」ませて、チアシードとか「粘る種」で粘らせて、なんとかグルテンのような質感を出すわけです。種は生で非加熱。それに長芋をすりおろして入れたら「ふわっ」としないかな これだけ膨らむ素材を投入したら、イーストやベーキングパウダーじゃなくて天然酵母でもふんわりするかしら?色々(イースト、ベーキングパウダー、天然酵母で)やってみるかな?

 

どうでしょね。上手くいきそうですかヒマワリの種の代わりに「おから」にしてみようか。(でも「大豆」だなー)

あとは割合です。これは新ジャンルなので自分で調合するしかない。上手くいったらレシピ本を出版します

 

『玄米粉とおから』ではスポンジが軽やかに出来たので、それは最後の手段にします。「米と大豆」フリーを開発しないと

 

なんでこうせっかく食べられる大豆と米を危険視してるかというと・・・

 

まあ「大豆には毒がある」ので「発酵させた大豆食品しか食べてはならない」から、遺伝子組み換え以前の問題らしい。

納豆やテンペは豆腐よりずっと古い歴史の食べ物だそう。

詳しくはコチラを見てね! Natural News  大豆の話

 

小麦は:

 

「小麦アレルギーの元である、改良品種が90%以上出回るようになって小麦アレルギーが多発するようになった」ということを知ったから。古代小麦であるスペルト小麦では80%以上の小麦アレルギーの人が症状が出ないそう。私はダメでしたが。。 残り20%未満のけっこー重篤なアレルギーみたい。そもそも、もうグルテンがダメのようで、今後はジャガイモも控えめにしたほうがいいようです(←まだ除去段階ではない)

 

1つアレルギーを発症すると、連鎖的に発症していくものなので、気をつけたほうがいいのです。「小麦だけ小麦だけダメなの」ということはほぼないはず。必ず卵や牛乳、他のアレルゲンにも反応するはず。

 

米も:今のコシヒカリとかササニシキとか「ツヤツヤ、モチモチ」のゴハンは、ほぼ品種改良種で、やはり食べ続けるとアレルギーになるんでしょうね。小麦ほどじゃないにしても。イセヒカリ、旭1号などの原種は、市場で10%未満。常食できるほど出回っていないから栽培をしようと思って。米粉にして雑穀パンにすればけっこうな量になるはず。雑穀は原種なのでアレルゲンフリーだし!

 

小麦アレルギーになったことで、色々考えるところがあります。

 

先日、ニュージーランド産のjazzリンゴ、という紅玉より小さい可愛いリンゴがシーズンのようで沖縄でもいっぱい出回ってました。甘酸っぱくて美味しかったです 南半球は冬に向かっているのね~

 

食べられる食品を挙げた方が早い!というほどアレルギー持ちの横井お姉さまと電話で話してた時に:「どうも中に蜜がたっぷり入ってる甘~いリンゴ(ふじ、とか)になってから、りんごアレルギーになった気がするのよね」と仰ってました。

 

「そうよねー『世界1』なんて、デカすぎてヘン。スイカとかと掛け合わせたんじゃない?」とか話してたとこ。

 

日本人の品質向上を探求する真面目で前向きな姿勢が、品種改良という名の「遺伝子組み換え」をしすぎたんじゃないだろうか。

 

「あま~い大き~い」のを追求して、自然では発生し得ない、無理な品種改良を重ね過ぎて、身体に優しくない果物や米、野菜を作り過ぎていないだろうか?

 

先月、台湾に行った時にも感じたんですが、絶品だという季節のライチが甘過ぎて、あまり美味しいと思えませんでした。まるで砂糖を食べてるようで。ライチは沖縄産の方が俄然、美味しい。種が大きくて実が少ないけど。原種に近いんでしょうね。

 

台湾バナナも砂糖味。マンゴも沖縄のマンゴより甘くて、レモンをかけないと甘すぎる。果物はどれもこれも砂糖が添加されてるみたい。まるで和菓子を食べてるようでした。色も形も違っても味は全部、砂糖という。だから私は和菓子が苦手なの。ウェンがくれた原種のバナナは美味しかったけど。やっぱりウェンは分かってるわ 果物は「甘酸っぱい」から美味しいんで、酸味がないフルーツならジャムのがいい。煮れば少しは酸が出るから。

 

畑を始めた頃、中部の「みるく村」ファームの玉栄さんの講義を受けてたんですが、その時にも:「トマトは酸っぱいものなのその酸っぱいトマトを甘~くするために、遺伝子組み換えをし過ぎて、もうトマトの原種なんかほとんど世の中にない。大事に肥料で育てて、農薬をかけないと生き延びれない、しかも繁殖力のない、そういう甘ったれたトマト(桃太郎トマトのことかな?)ばっかりになって、食料危機になるんですよトマトは酸っぱくていいのそういう野菜なの

みたいなことを、各野菜につき話されていました。

 

畑仲間と受講してたんですが、仲間の中でも:「あのヒト、ヘン。被害妄想。食料危機なんて煽っちゃって不愉快もう2度と受けない」と怒るヒトもいれば、目は開いて聞いてはいるんだけど、やっぱり「売ってる野菜」と同じ見事な野菜(F1種)を自分でも作りたい、ぜんっぜん聞いちゃねーし みたいなヒトがけっこーいました。

 

私はそれまで観葉植物も育てたことがないくらいの勢い(笑)の初心者だったし、季節の野菜にも疎くて1年中ほぼ同じ野菜や果物を食べていたので、どんな野菜を育ててみたいか、というプランも特になく、「せっかくの田舎暮らしなので畑をしてみたい」という漠然とした希望で受講してたので、聞くこと全てが新鮮で楽しかったんです。

 

「F1で上手く作れないほうがおかしい。繁殖しない代わりに同じサイズで大量に収穫できるようにプログラムされているんだから。農協規定の袋やパックに詰められるように設計された野菜なんですよ。その遺伝子組み換え野菜を『自然栽培』とか『有機農法』する意味って何ですか?」という、初心者の私にはビックリ目からウロコの講義で、3.11以降、陰謀暴露本ばっかり!しばらく読んでいた私は:「やっぱり食料支配は本当なのか!」とそれから『モンサントの不自然な食べ物』等の映画も観て世の中のことを知るようになったのでした。

 

農協も農家の敵なんですよね。JASRAC音楽家のように(笑)。「この袋からはみ出す野菜は流通させない」と1代限りのF1種を毎年買わせ、それとセットになっている肥料や農薬を買わせ、農薬散布の機材やら、それによって可能になった大量生産用の機材を買わせるためにローンを組ませる。農協とは農家に特化した金融組織なんです。

 

自分自身がF1種みたいなものなので(笑)、F1や品種改良種を全て否定はしません。自然ではあり得ない、自然を超えたものを作ってみたい、それを見て、味わってみたい、という欲望が人間にはあると思います。そもそも自然に不満だから芸術が生まれると思うんです。満足していたら作らない。

 

日本でピアニストであるということは、24時間温度湿度管理のピアノ専用部屋を持つということ。ピアノに限らずハープ、ヴァイオリン、西洋楽器は全てそう。これだけでも自分は十分にF1種だと思ってます。ただし!野菜と違って「誰でも上手に作れる」というワケにはいきませんけどね

 

私に「みるく村」の玉栄さんの講義がしっくりときたのは、高度にソフィスティケイトされていない、原種とか野生種というもの、トライバルな生命力とか、そういった自分のやっていることと正反対なものを本能的に求めていたからかも。F1でも「先祖帰り」できる野菜と、その方法も玉栄さんに教わりました。

 

一緒に受講していた大半の畑仲間は、F1種をいくつか栽培した後、耕作放棄していきました。淋しいなぁ。雑草もヒドいし。戻って来て欲すぃ。でもF1じゃないから子育てで忙しかったりするみたい

 

 

自分はF1だ。と思ってここ3年ほど生きていたんですが、ひょんなことで最近読んだ本で、「やっぱり原種だったのかも」とも思いました

 

コレ 

 

 「音楽」は、美術、スポーツ、語学を抜いてトップで遺伝性の特質になっています 

次点が:「数学」

 

この2つはどんなに努力しても難しいということ?

私の家系は別にプロの音楽家だったワケじゃないんですけどね。

 

「性格」の欄も面白ーい

 

「報酬依存」とはモノも言いようだね

 

そして、やはりボーヴォワールの「女は女に生まれるのではなく、女に成るのだ」は正しかったんだな!というデータですね。

 

ちなみに最後の「統合失調症」のデータですが、最新の栄養学の点から(医学ではない)、食品アレルギーが統合失調症を誘発するという臨床が多いらしく、アレルギーに関しては体質で遺伝的要素ではあるけれど、アレルゲンを除去することで統合失調症を発症しないそう。

 

確かに!身体に合わない食べ物を食べていると体調悪くて鬱っぽくなりますね。

 

 

さてー

 

台風も通過したようなので、パンの材料を揃えてみて、作ってみますか

 

台風の成果!となるといいナ~

 

 

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