ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

邸宅で会席

2008年04月05日 | グルメ

サイド・テーブルの上。NYで以前もらったインドネシア土産のバティックを敷いて、NYのフリマで$5で買ったクールベをギャグった「横たわるネコ」のカラー・コピー(笑)に飾り扇子とひな人形のお道具を小物入れに。和物は好きだけど、和室がないので、こういうことになるんだけど。ガイジンのインテリアみたいで気に入ってるの(笑)

先輩のピアニスト、松永加也子さんが、リサイタルのお手伝いをしたヤザワを慰労して、北浦和の二木屋にご招待して下さいました。



有形文化財の素晴らしい元政治家の邸宅で、そのご家族のコレクションだった数々のひな人形を飾ったお部屋で食す会席料理。素晴らしいひと時でした。

器も演出もステキ


邸宅というのは、このように門を入ったらお庭があって、池があって鯉が泳いでいて、お部屋には代々受け継ぐ季節の人形、掛け軸なんかがあるような家のことを言うのだなと思う。この家は文化財に認定されて本当に良かったと思う。相続税は一番の環境破壊である、という旧家の理論も、このように世の中に還元されるという方向でもっと生かされないだろうか。この家(二木屋)には池はなかったような気がするけど、秋には庭で能の会というのも開催されるみたい。昔の武家屋敷で鑑賞する能なんて、粋の極み


廊下の両側に和室と洋室もあって・・

こんな個室も!まだ予約のお客さんが来る前に拝見させていただきました。テーブルから何から本当にステキです。外国から来た友人も連れてきてあげたいです。

都心は一部の不動産バブルで外資系高級ホテルが増えましたが、どこの国に行ってもある似たような高級ホテルは「高級マクドナルド」のような気がするんです。それぞれにレストランに一流シェフを呼んだりと工夫は見られるものの、旅に不可欠な「異空間に来た」感が世界的に消滅して、グローバル化が進みすぎていて不気味です。こんなに長時間、飛行機に乗って来たというのに、ハイアット・リージェンシー?という気分。併設のショッピング・アーケードは相も変わらずヴィトンやグッチやプラダやエルメスやら。ここはトーキョーか!?シンガポールから来た人は「ここはシンガポールか?」と思うだろうし。

京都まで行かないと、こんなレストランはないと思っていたので、感激しました!素晴らしいひと時をありがとうございました。

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Comments (3)
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