ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

新曲の進行具合

2009年12月23日 | 現代音楽
2月のコンサートの新作2曲の作曲家2名に:「曲の進行具合はどう?(まだかかりそう?早く送ってネ)」とか隔週ごとにメールを入れる時期になりました。(苦笑)


『 How are you? How is the new piece going? 』


ヨハンからの返信

Hi Tomoko,

I´m very well, thanks, and the piece is progressing nicely. I hope to be able to send you something in the next 2 weeks.
I think the Boesendorfer would sound great for my piece.

The piece does not ask for inside play so no worries there!

I like the program, nice choices there. I like your idea for the program.

8月から「来月には送るよ~」と言ってくれてるヨハン。この2週間で「何かしら送る」と言ってくれてます。そんなこと言わないで『全部仕上げて送って』ちょんまげ。

キャロリンからの返信:

Dear Tomoko,

Good to know! I have to re-do everything - it will be better...
Doesn't the Emperial Bosendorfer have extra low notes? Does it go to the C below the normal low A? If so I will write for those notes - let me know ASAP! It's great you will play the Bosendorfer - the best for full, dark sound!

Enclosed are a few pages for you to look at before I get too far - I have a few questions - please see pdf test (TEST ONLY)

- just want to make sure these chord voicings are OK for your hands?

let me know ASAP -

さっそく送られてた4ページほどをピアノで弾いてみて返信。もともとミディ・ピアノとエレクトロニクス(コンピュータ)のための曲なので、「これはリトル・グレイ(E・Tみたいな宇宙人)のように親指と人差し指で10度掴めるような手の形でないと無理」という和音もあります。

その他、なんでもないようで重要な問題。5/8, 3/8, と変拍子が続く中、C(=4/4)という表記はヤメてもらいたい。4/4と数字で統一してもらいたい。四分音符が140と高速な曲なので、楽譜を見る素早い目の動きが「ん?」ととまどうような表記だと注意力が削がれた瞬間、手が止まるという危険性があるから。


Hi - Glad you are looking - internet it great for fast work!

> Also, could you change from C to 4/4? I guess I will be confuse when
I play with click. Looking" 4" is very important.

** I'll fix that!

Thanks for sending the list of chords - that helps. I'm trying to go fast - plus I can fix anything along the way.
I'm really happy that you will be playing Love God - it's going to be great - wish I could be there... ;(


そしてどうもこの新曲でヤザワは歌も披露することになるらしい。。

The great news is that I'm going to write the vocal part where the voice comes in, so you will sing too. It will be so Powerful for DRAMA - very exciting!

I'm going to make you a quick short score tonight of all the parts so you can see basically what is going on and if you want to switch to different patches besides piano (if you are palying a synth) - if not acoustic piano will be fine too - either way.

と言ってきてから12晩ほど経ちました。「今晩」っていつ 

「ベーゼンドルファーのインペリアル用に和音を書き換える」をしてるのかな でも:いつもベーゼンを弾くわけではないので、そこまで変更しなくても。だいたいウチのピアノは88鍵なので練習できないよ?

とメールしたら:

Love God could go by an alternate title "Ashes in Snow". There are words that go with the piece too - I don't know if you want to incorporate them:

if you loved me
why'd you go
transformation
to ash in snow

love god won't be back no more
he's walking up on heaven's shore
the needle of temporal delight
removed love god from earthly sight
love god naked on his knees
as if consumed by fire
Brahms softly on the radio
no air
insightation
declaration
sealed in black blood
can't lick this wound
can't resurrect
this bliss once shared at daybreak
you fucked me for the last time

ashes in snow

というプログラム・ノート(だと思う)が送られてきました。。

も・もしかしてコレは歌詞で歌うのかな 

you fu*** me for the last time~~ って   

 どひゃー 

プログラム・ノートか曲中のサンプリングでありますように!


よーするにアレンジとはいえ思いのほか難産だったワケだ。


ちなみにこの曲は96年にキャロリンのBFが亡くなった直後に作られました。行き場のない怒り、悲しみ、愛情といったものをキャロリンが抱えてた頃の曲で、コンピュータの曲(ミディ・ピアノとエレクトロニクス)として発表(CDのみ)して以来、10年以上の月日を経て他の人間(←ヤザワ)にも託してみようかと思ってくれたのかもしれません。2006年には再婚もして幸せなはずだけど、精神的にキツいのかもしれない。

胸に迫ってくる激しく美しい曲です。


作曲家から新曲をいただくというのは債権を回収するほど難儀なのではないかと思う場合があります。文芸編集者と同じ苦労なんでしょうね。(みんな取り立て屋みたいー:笑)

と思うことにしてます。ターキー食べてゴロゴロしてたらムっとするけど(笑)

それでも新曲が手元に来た時、世界で初めて(作曲家以外)自分がその音楽を見て、音にするんだ!という期待と興奮で、難儀だった数々のことなど忘れてしまいます。

というわけで:新曲が来るまでの間に、他のプログラムを徹底的に練習して仕上げておきます。

年内に出来るといいなー。。


打鍵!多謝→

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4世代音楽家

2008年10月21日 | 現代音楽
             ザ・松永ファミリ~

ヤザワとしたことが!

7月下旬に発売になっていた先輩のピアニスト、松永加也子さんのCDのことをすっかり忘れていました。

札幌にいたり腕が痛かったり帰って来て慌ただしかったりバニラが・・ということで家にいる時間が増えたここ何日かで部屋の整理をしていて・・・


見つけた!→松永家音楽系譜


ヤザワも協力しているCD。聞き応え十分なうえアートワークもなかなか。是非、お手に取ってみてください。(さー協力開始だ!巻き返すゾ:笑)


3 Generatitonと書いてありますが、実はなんと松永さんのおじいさまも作曲家であらせられたそうです。お嬢さんの平野花子さんは4代目の音楽家。

すごーいすごいよーそれしかも3世代は現役の音楽家なんて見たことないよそれでコンサートしたら

と花子ちゃんがUSA国際ハープ・コンペティションで日本人初の最年少銀メダリストに輝いた時のお祝いかなんかの食事会(飲み会?)で騒いだ(提案した)ら、「それもそうね!」とあっという間にコンサートの企画が進んだのでした。こうしてすんなり決まってどんどん進行していく企画というのはさい先がいいのよね。

当日のコンサートも素晴らしい演奏で、録音も最高。

ほぼ編集ナシ!(曲間の拍手とかをカットする程度)で仕上がったCDがコチラ。

「CDのタイトルとかデザインをどうするか?ミーティング」をみんなでワインを飲みながらわいわいと会議したのも楽しい思い出です(笑)

「やっぱりさー『3代続いて、しかも全員現役』なんだから、そこ強調したいよねー。よくある現代音楽のCDみたく『松永通温作品集』とかさ、松永加也子 Plays 松永通温、とかやめよーよ!」

とか飲みながらなので話も弾む弾む。アイデアも湧き出る湧き出る。まるで知識の泉状態よ(笑)

「じゃ、タイトルどうするんですか」と会社の代表と営業の方と松永さんに聞かれて:

「そりゃもー『松永家の一族』っきゃないでしょー

「わはは!って横溝正史じゃないんだから」「そんなのイヤー

(聞いちゃねー)「それでね、CDのデザインは『鯉のぼり』にするのよ」「なんで」「ん?そりゃ鯉のぼりは家族の象徴だから。上から通温ま鯉、加也子ま鯉、花子ま鯉になるのよ」「なるほど・・」(←おーみんな追いついてきたネ。飲み:笑)

とアウトラインが決まり(笑)、微調整を重ね:→「『アダムス・ファミリー』みたいな感じで英語で行きましょーよ!えー語で!」「アナタ(ヤザワ)、遊んでますね

「トンでもない!裏テーマは『ジャポニカ』ですから」「」「日本語でタイトル決めたら、ジャケがそれこそB級ホラー邦画のチラシみたくなるか、○○○ー○でリリースしてる邦人作曲家シリーズみたく『位牌』なデザインに落ち着くと思いますよ?ま、アレはアレで思わず手を合わせたくなるような風情で悪くないですがね。実際、亡くなっている演奏家や作曲家もいらっしゃいますし」

「・・・・(それもイヤだわ)」と松永さんが思われたのは、『松永家音楽系譜』のタイトルで上がって来たデザイン第一弾を目にされた時のようでした。

どこかの旧家の家の蔵のある庭に桜が咲いている、キレイながらもコワい写真。3人の写真を合成で庭に立たせたら・・完璧と言えば完璧。

「なんだか・・まさに『犬神家』みたいな感じなんだけど・・」「ネー。フツーのデザイナーなんてそんなもんなんですぅー。試しに英語にして鯉のぼりモチーフで頼んでみてはどうでしょー?鯉のぼりの顔に写真使うようなセンス(観光地の記念撮影。ものすごく見てみたかった気もする:笑)でしたら思い切ってお断りしてもいいかもしれませんネー:笑」「それはないでしょ:笑」

という発注で再度同じデザイナーさんに頼んでみたら、どれも使える!どれもいい!でもコレはポップすぎて音楽のイメージとちょっと違うかな?というものも含めていい感じのデザインが3枚上がってきたのでした。

芸術とは「遊び」なんです。

どんなに厳しい鍛錬があっても、やっぱり作品にはユーモアと遊び心がなくっちゃ。(「協力」の全貌。笑)

音楽のスタイルとCDのデザインもマッチして、演奏は言うまでもなく、でもやっぱり言う(笑):素晴らしいです!通温ま鯉も孫ま鯉(花子ちゃん)のために書かれたハープ曲で、すっかりアンチ・エイジングぅ~。

まだまだ少ないハープ曲のレパートリー拡大にも貢献されています。


4世代が日本の音楽界に貢献しているエッセンスが凝縮された1枚です!


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リゲティのエチュード

2008年05月17日 | 現代音楽
マニアというわけではないんですが、G.LigetiのEtudes pour pianoのCDを4枚持ってます。

Etudes pour piano 1er livre は1985年に作曲されて1986年に出版されました。ちょうど留学してた頃なのに、パリでの初演はなぜか聞いてないという。夏期講習でも行ってたのかな?後日、聞きに行った友人から:「すごく難しい曲で。ピアニストが曲の途中で止まってしまって。ピアニスト泣いてました。」という報告を聞いて、「へえ!そんな難しい曲があるのか!」と俄然、興味が湧いてすぐに楽譜を買いに走ったという。

現在、1巻(No.1~No.6)はフィナーレで打ち込んだ楽譜もありますが、初版から10年くらいは手書き譜のもので、見ただけで目が点になるほど強烈な楽譜でした。

「これをフィナーレで打ち込んで出版社に売り込みに行くんだ」と、あの楽譜を打ち込んでるヤツがいるらしいよ、という噂を聞いたのも懐かしい昔となりました。実現したんだね。オメデトウ。もっと早くに仕上げててくれれば、譜読みもかなりラクだっただろうに。もう1巻はほぼアンプしてるので、今さらフィナーレでキレイになったものがあっても。

それにしても当時のフィナーレでコレを打ち込んだというのは、弾くのと同じくらい根性あると思う。2巻は打ち込んだのかな?フィナーレの機能もかなりアップしてるとは思うけど。やるなら早くして~。あと4曲、譜読みしたらまた要らなくなっちゃう~

話をCDに戻すと、1番最初に買ったのは:Volker Banfield のエチュード第1集(No.1~No.6)とメシアンのまなざし5曲とのカップリング。87年にリリースされてすぐに買ったもの。もしかしてこのヒトがパリ初演の時に途中でワケ分からなくなって止まっちゃった、というピアニストかな?(笑)「泣いた」と聞くと、ぶりっ子エマールか、という気もするケド。 

次に買ったのが:Fredrik Ullenのエチュード1集と2集(No.7~No.14)。96年のリリース。88年から95年にかけて第2巻を作曲したリゲティは当時、「これでエチュードは完結した」とかゆってたので、Complete Etudes pour piano by Ligetiになるはずだった。他にも48年に作曲したインヴェンション、とか61年の曲、デヴィッド・チュードアのための3つのバガテル、とか珍しい曲も入っていて、「これは買いだ!」と買ったのでした。

その翌年の1997年に、ソニーが「ストラヴィンスキー以後、初めてリリースする現代作曲家」とかのたまって(←もっと現代音楽やってよ、という意味。タン・ドゥンとか指揮者兼でなくても。)、リゲティの作品集を作りだしたのでした。

その3タイトル目が: Wroks for Piano。Pierre-Laurent Aimardの演奏。エチュードのNo.1~No.14まではもちろん、「もうエチュードは終わり」とかゆってたリゲティが、その後気が変わってNo.15を書いたのも収録。このNo.15は96年にアヴィニヨンで聞いて、気に入って、97年の3月にヤザワも東京で弾いたのでした。そのアヴィニヨンの時もリゲティは体調が悪くて来れなくて、お会いしたことがないんです。他、Musica Ricercataも収録。10曲もあって1曲しか好きな曲がないというムジカ・リチェルカータ。当然7番。それでも買うし。これでエチュードは全部揃ったことになるしね。

・・・ということにはならず、その後も「ものすごく具合の悪い」という噂のリゲティは16番、17、18番とエチュードを書き続け、「やっぱり会いに行ってみようかしら?」と2、3度は様子を伺ったものの、そうこうしてるうちにヤザワの母が具合が悪くなってしまってそれどこじゃなくなってしまったという。

そして「絶対、無理!飛行機なんて乗れない!」という家族の心配も振り切って、京都賞の授賞式に出席したリゲティ。賞金は5千万でしたか。客死されたらどーすんだという心配を主催側はしたんだろうか。クセナキスの時もそうだったけど。2人とも無事に来て、帰ることは帰っていったけど。それとも高額な御見舞金(賞金だっつーの)いただいて、少し元気になったのかな?ということもあるし。だとしたら、本当に良かったと思う。

えーというワケで、4枚目に買ったエチュード集は:No.1~No.17で1枚の、2000年にリリースされたTros Can演奏のものです。

ベスト盤は当然、エマールのと思うでしょ?

それが案外、そうとも言い切れないんですよ。

ヤザワ的にはビル・ゲイツ似のスウェーデンのオタク風情なFredrik Ullenの2巻へのアプローチが、腹が据わってて素晴らしいと思いました。どういう意味かと申しますと、「巧く聞こえる」ためのリバーブなどを一切、排した仕上がりからも察せられますが、打楽器としてのピアノ、ポリリズムを88音で表現した作品であることを鮮烈に表現しています。なかなかクラシックのピアニストで、このようなほとんどジャズ的なアプローチで勝負しようというヘンなヒト(笑)はおりません。しかし、これこそがリゲティが求めたエチュードにおけるピアニズムだと思われるのです。

アー写もヘンです!(笑)さっきまで洗ってない髪を振り乱して練習してたのが、「撮影よ」と言われてあわてて髪を手で整えてみて、ネクタイを締めて背広を着た風です。(笑)「はい、チーズ 」と言われてひきつり笑いをした牛乳瓶底メガネさんです。髪を洗ってこざっぱりとカットしたら、ビル・ゲイツに似てると思うんだけど(笑)

それにしてもエマールといい、リゲティのエチュードなんざ弾くようなヤツは「牛乳瓶底メガネのオタク」と思われてるんだろうな。エマールのメガネなんてホントに渦巻いてるもんね。あれはあれで味があるケド。ちょっとオースティン・パワーズに似てない?Toro Can はベロフ似。コイツもなー・・「亜麻色の髪の乙女」とか「月の光」とかヴィジュアル的に痛いタイプだし。

Volker Banfield はアー写がなかったので検索してみたら:60年の美青年の写真がギャラリーに(HPの)アップされてました!白いスカーフをなびかせてピアノを弾いてるらしき写真も!(←現代音楽だから「絞められてる」ということもアル笑)

ポゴレリッチとかハンサムは、「亡き王女のためのパバーヌ」とかがハマってしまうので、難しい曲なんて弾かなくてもいいのよね。メジャーは単純で分かりやすく!王道!ガスパールも弾いてるけどネ。

そこへいくと、エルフェ先生は偉かった!激ハンサムということに溺れず、俳優にもならず(笑)、「愛の夢」がピッタリなヴィジュアルにも関わらず、知性の赴くままにブーレーズとかクセナキスとか弾きこなして。

あーヤザワも!知性が赴くままに!リゲティを弾きこなして!レコーディングして!ばいーん!としたセクシー・アー写で!エチュードのベスト盤を作ってやるわ!

かなーり急がないとね。。(←セクシー・アー写!ばいーん!


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晴れた日曜日に池田亮司

2008年03月18日 | 現代音楽
日曜日:恵比寿ガーデンプレイスのザ・ガーデンホールで開催した池田亮司のdatamatics[ver.2.0](←コンサートね)夜の部に行く。

ホールのドアには「妊娠中の方、心臓の弱い方などは・・」ご注意下さい、みたいな張り紙が貼ってあったらしい。わりとギリギリに行ったので、注意しないで席を探してたけど。
そういえばチラシにも「本公演はストロボ効果と重低音、高周波を使用しておりますので、心臓の弱い方、ペースメーカーをご使用の方などはご遠慮ください」と書いてありました。

健康で良かった。妊娠もしてないし。

ってどんなコンサートよ

とか思うでしょ?

客席は若い男衆だらけでした。1列に女子は2人いるかいないかという比率。服装はカジュアル。ネクタイをした男性は2人しか見ませんでした。一瞬、「ここはシモキタか?」という錯覚を起こしかけるし。

この公演は、パリのポンピドー国立芸術文化センターと日本の山口情報芸術センターが共同委嘱したという、コンピュータ・アート(音楽と映像)のエスタブリッシュメントなもの。パリでもポンピドー・センターの周りは若い人でいっぱいだけど、もう少し幅広い世代の知的階層が集ったんじゃないかと思う。日本人は新しいもの好き、と言ってもコマーシャリズムに乗っ取ったエンターテインメントに関してのことで、こういったアートに関して知的年配層は保守的なんだなと思いました。

さーそのコンピュータ・アートのエスタブリッシュメント、Ryoji Ikedaの「心臓に悪げ」なコンサートは・・

心臓・・もとい・・内臓にキターーーーーー!!という素晴らしさでした。

家で自分の好みのボリュームでCDを聞いてるのと違って、大音量の重低音と高周波にいたぶられているような感覚です!Mめのヒトはハマること受け合いです!「ああもうダメ。苦しい・・」というあたりで休憩になるという絶妙さ。(前半30分。トーク、幕間一切なし。映画みたいな感じ)

いやーこりゃハードだわ。これだけの爆音で、音が鮮明だというのは奇跡に近い気すらする。ありえない。フツーのコンサートじゃ。さすがエスタブリッシュメント!映像もエッシャー入ってるような関数使いまくりのヴィジュアルが、閃光と共に場面転換するし。

とは思いつつ「それにしてもここまで音量デカくなくてもいいんじゃない」とか休憩時にブツブツ友人と客席でのたまう。15分じゃなくて30分休憩させてくれ!カラダが復活しないよーーー

とかコラーゲン飴をなめながら息をつく。まさしく「休憩」。

覚悟を決めて挑んだ後半は:

前半より音量を落とした感じで楽しめました。

「デカすぎる!アタシ達が妊婦だったらどうしてくれるんだ!?」とかヒソヒソ言ってたつもりだったのが、(耳もやられてて)デカい声だったので聞こえたのかな?7列後ろだもんね。(コンピュータやらPA操作)

とかゆってたら:「いやー・・それは耳が慣れたんでしょう」と言う人もいれば、「後半はピアノ(p。弱音、ね)が多くて良かった」という人もいて・・

前半はフォルテッシモffだったんだろうか

という疑問をご本人(池田亮司さん)に聞いてみたかったという未練を残しつつ、体力を消耗したのでゴハンを食べに行ってしまったのでした。

アー写(アーティスト写真。宣伝用)も公表しないというRyoji Ikeda。ウワサでは香港映画スターのような甘~いマスクだそうですよ?あくまで:ウワサです。未確認なので、次回は是非!

P.S: 耳鳴りは全然しません。さすがです!どういう技術(周波数?)なんでしょね!?

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シュトックハウゼン没に思う

2007年12月14日 | 現代音楽
先日、久しぶりにシュトックハウゼンのことを思い出したりしてブログに書いていたら、5日に亡くられたということを10日ごろに知りました。虫の知らせだろうか。

シュトックハウゼンのHPでは最後まで一緒に暮らしていた長年の愛人2名が連名で告知をしています。→ シュトックハウゼンのHP

ヤザワがお会いした88年の時、すでにこの2人は愛人で一緒に暮らしてたわけだから・・・思い残すことは多々あったとしても、幸せな人生だったんじゃないかと思う。合掌。

ピアニストの娘とトランぺッターの息子がいるんだけど・・その母親の妻(?)とは離婚していないんだろうか?それで「愛人」なんだろうか?それとも「2人」だからどちらかを妻、というわけにはいかなくて、2人とも愛人なんだろうか。それとも1人は法律上妻だったんだろうか。

ドイツ人でありおそらくカトリック信者?でありながらイスラム教徒というかライオンのオスのような暮らしをしたシュトックハウゼン。この愛人2名の他にも涙にくれる「崇拝者」としての女性はいっぱいいるだろうなー・・と感慨に耽ったのでした。

どうなんだろう。自分がものすごく愛した男について、同じくらいその男を愛したであろう他の女性と、その彼を失った悲しみを共有するというのは。

案外、いいかもしれない。逆に1人で看取るより癒されるかもしれない。一緒に暮らしだしたり、付き合い始めはもしかしたらキツかったかもしれないけど、この2人は親友というか姉妹(汗)としてずっと仲良く暮らすかもしれない。

などと世間が訃報で騒いでいる時に、ヤザワは妙な感慨に浸っていたのでした。

クラリネット奏者の方の彼女は・・ぼんやりと覚えてるけど・・「草食」って感じのフェミニンで地味な感じで純粋そうな印象がある。「アタシとあのオンナとどっち取るのよ!?」とか怒ったり詰め寄ったりしそうになかったなー・・と当時も感心してた覚えがある。シュトックハウゼン本人は:「スター!しゅとっくはうぜん!」という風情なんだけど、ロック・スターのような女の趣味ではなかった。びっくりしたけどいやらしい感じがしなかったのは:金髪&グラマーのフェロモン女じゃなかったからか。

これだけオス度が高いと、もう男尊女卑とか超えて、そんな暮らしもいいのかもしれない。シュトックハウゼンと夫婦2人、とかだったら消耗して(汗)疲れ果ててしまうので3人でちょうどよかったのかもしれない。

何か国語も流暢に話し、ファッションにもこだわり(全身白。フリフリブラウスとか)、作曲家にしてはバイタリティに溢れたフェロモン系・・というんでしょか。ともかくエネルギーを発散!してるという感じでした。お会いした当時58歳ごろ?20代の頃のハンサムな写真を見ててお会いしたので、既に「ずいぶん年取ったんだな」とは当時思ったけれど。それからは基本、最近までは同じ路線な感じ。

なんか宗教とかじゃなくて、そんな3人での共同生活も楽しいかもしれない。ヤザワと暮らしてくれる2人の男性なら:1人はお料理が上手でもう1人はコンピュータに強くてキレイ好きの片付け上手がいいな(←世界の中心はヤザワの真下)。音楽家でなくてもいいから、体毛が薄めで美尻で美肌な白馬のような感じが望ましいかな。(←5年ほど言ってるし。前と好みが変わりました)そんでヤザワの没後は(ヤザワを看取るのでヤザワより若い)2人仲良くヤザワの墓参りをしたり思い出話をしたりして老後も兄弟として寂しくなければヤザワも安心だし。ホントの弟は寄り付かなくなるかもしれないけど。。愛人2人が喪主だなんてカッコよすぎ。

というような夢も与えてくれたカールハインツ・シュトックハウゼン。カッコイイ音楽を創ってくれてありがとう。もっとやりたいこともあっただろうけれど、仕事も私生活も総じてカッコいい、憧れる生き様でした。ベートーヴェンの系譜上に自分はいる、と仰っていたように、「雇われ音楽家」ではない本当に自立した音楽家でした。

今日は追悼に久しぶりにKlavierstuck5を弾いてみました。




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ベートーヴェンの記憶

2007年12月02日 | 現代音楽
Ichiro NODAIRA
Ludiwig van Sampling! ナミ・レコード(hhhp:// www.nami-recoreds.co.jp)

を拝聴中デス~~

ピアノに作曲に大活躍の野平一郎さんの作曲したピアノとコンピュータのための『ベートーヴェンの記憶』(2003)とピアノ・コンチェルトNo.4がご本人の演奏で収録されています。

両方ともライヴ録音で、自作の前に曲について解説したトークも入ってます

野平さんてお話も上手なんだよね。そして美声。昔からちょっと困っちゃうような質問のインタビューとかされても、この声とアタマの良さでいい感じにまとまるんだよね。卑下すること無く媚びること無く、ちゃんとプライドを持って伝えることが出来て、高感度抜群
こんなお話が出来るのはIQもEQもむちゃくちゃ高くないと無理。

あーライヴで聴きたかったなー

いつの録音だっけ?と思ったら2005年の2月12日。もうその時の予定なんて覚えてないけど、きっと日程が合わなかったんでしょう。残念。

野平さんの『ベートヴェンの記憶』は、パリのIRCAMのコンサートやブーレーズのReponsなんかを思い出して、新しい曲なのに懐かしさでジーンとしました。パリのポンピドー・センターの香りがする~~

ブーレーズのレポンを聴いた時にも思ったことだけど:この手の曲は(CDにするための)ミックスの仕方で現代音楽:クラシックのジャンルではなく、エレクトロニカの仕上がりになると思うんだよね。

ライヴ・エレクトロニクスであっても、もともとはクラシックの曲なのでCDの時にはライヴで変化させたものを再現してミックスしてもいいんじゃないかなーって。ただそんなことしたら莫大な予算と時間がかかってしまうのかも。うーん。エレクトロニカ人間にも聴いてもらいたいんだけど。

ベートーヴェンをサンプリングしてるから聴きやすいし、レポンの種明かし?と思うような構造、思考がくっきりと見えて(聞こえて)、ヘンな言い方だけど現代音楽への入門としてもすごくいいと思う。
時代順にストラヴィンスキー、シェーンベルク、ウェーベルン・・と聴いたあたりで「何だ!?この不快な音は!これでも音楽か!?」となったらヴァレーズにも進まないだろうし。現代音楽アレルギーの人は12音音楽にアレルギーということがほとんどだから。12音というのは基本、絶対音感がないと認識出来ないという点に於いて、12音音楽は確かに音楽エリート、知的階級上階層のための音楽と言える。

それでもシュトックハウゼンの電子音楽とかがポップス系の音響派にも聴かれる理由として、こだわりのミックスが挙げられると思う。それに:ピアノを勉強している絶対音感の無い人でもシュトックハウゼンのピアノ曲は「カッコイイ!」と思うらしい。それは拍(ビート)があまり感じられなくて響きを聴く時間のある構造にあると見た。「音響派」っぽいワケだ。実際に弾くとなったらメトロノームで練習するような構築された作りなんだけどね。

シュトックハウゼン、カッコいいけどドイツっぽいんだよねー(←当たり前だつーの)と、しばらく遠ざかってるな、そういえば。それに:フィリップ・マヌリとかもIRCAM臭がキツいなーと遠ざかってるし。前はあんなに好きだったのに。

自分の中で:たとえ現代音楽、クラシック音楽でも、その時の気分というか「トレンド」というのがあって、90年代中頃からだんだんと複雑系現代音楽はアウトな感じだったんだけど、野平さんの『ベートーヴェンの記憶』を聴いて、音として複雑というより、思考として、構成が複雑、というものが来るんじゃないか、という気がしました。

ヤザワのCD、Flash Pointに入ってるキャロリンのコンピュータとピアノのための曲『ザ・セイム・スカイ』も2000年に作られた曲。聴きやすいけど複雑系!で、初めて聴いた時には:「ふーん。アメリカ人が複雑系現代音楽作ると聴きやすいんだ。さすがアメリカジン!」とか感心したものだったけど、コレはクリエーターの時代の気分なのかもしれないね。2000年代の。

そういえばキャロリンも90年代アタマにはバリバリの複雑系を書いてたわ。「アンタ、ホントにアメリカ人?イギリス人でないの??」とか思ってた思ってた。「アタシは『スタイル』というものは追求しないの。その時に書くべきだ、と思った手法で音楽を創るの」とかゆってたゆってた。

最近はシューマンやらドビュッシーでのプログラムでピアノリサイタルもしてる野平さん。『ベートーヴェンの記憶』のような創作へのフィードバックももっと聴きたいと思いました

コンチェルトの演奏もブリリアントで素晴らしいです
フランスジンが弾く軟派なベートーヴェンから「ナンパさ」を抜いた、ロンドンに次ぐクラシック音楽市場、トーキョーのきらびやかさがピアノのタッチに表れている(名古屋でのライヴ録音なんだけどね)渾身の演奏です!


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ブツブツ・・(引き続き)

2007年07月04日 | 現代音楽
ジョン・ゾーンが主宰しているレーベル、TZADIKのプロデューサー、杉山さんとCDのミックスについて話したことがあるんだけど。去年NYに行った時だったから12月だったのかな。

TZADIKはコンセプトごとにシリーズを設けているので、杉山さんはジョンがピックアップしたさまざまなジャンルのアーティストの録音、ミックス、マスタリングに関わることも多い立場。基本的にアーティスト自身が音源を仕上げることにはなっているレーベルだけれど、やはり相談にのったり手配をしたりと色々やることはあるんだって。

杉山さんにピアノの録音についてお話を伺っていて、コレはピアノにいい!と思うマイクが最近あったんですよ、とか教えてもらったりしてるうちに、ミックスについての話しにもなって。

「ピアニストっていうのはスピーカーに向かってピアノのCDとか聞く時、どうしても右側のスピーカー、つまりLeftから高音部、Rightから低音部が出ないと気持ち悪がるんだよね。ピアノっていうのは弾いてる時というのは右方向が高音、左方向が低音だから、それがスピーカーと対面した時にもそうならないとしっくりこないらしいんだね。でも、オーケストラなんて客席から見て右側にコントラバス、左側にヴァイオリンを配置してるじゃない?それは低音はLeft、高音はRightというステレオ的に正しい配置だと僕は思うんですよ。なので、ピアノでもCDにする時はそうするべきだ、と僕は主張するんだけど、やっぱりジョンは嫌がるんだよね」

なるほどー。ジョンももともとはピアノ科出身ですものねー。そんなことヤザワは考えたこともなかったけど、そういえばミックスの最終段階でエンジニアさまに「どっちに振りますか?」とは聞かれた覚えがある。シュミレーションもしたような気もするけど、徹夜作業でふらふらだったこともあって、どっちもたいして違和感なかった気がする。なので「フツーはどっちなんですか?」と聞いて、フツーな方にしたと思う。

というようなことを言ったら杉山さんは笑って「どっちでも大丈夫、というピアノの人はかなり珍しいですよ。そうあって欲しいけど。なんだか右利きの人が左手でお箸を使ってるような気分らしいですよ」と仰ってました。

へえー面白いですね!とかその時は笑って忘れてたわけだけど。

何ヶ月も経って思い出したわけだ。どっかで「コレはちゃんと考えてみる必要がある情報だ。酔っぱらってない時に」とか脳が記憶してたんだね。その時は無反応でも、何年も経って思い出したり、「ああ、そうだったのか」と解ることもよくあるヤザワ。長生きできるといんですけど。

もしピアニストがミックスに立ち会って:「右側(L)のスピーカーから左手が聞こえるなんて気持ち悪い!」とかゆって、じゃ、左右逆にしましょ、というミックスがピアノのCDのスタンダードになっているとしたら・・・

ピアノのCDは特殊ジャンルということになるんだろうか。

他のCDは全部L=低音、R=高音と振り分けてあるんだとしたら、そうだよね

うーん。もしこの「ピアノの常識」と逆のミックスをして、杉山さんが主張するところの「ステレオ的に正しい振り分け(ミックス)」をしたら、気持ちのいいものが出来るんだろうか?それとも気持ち悪いものが出来るんだろうか?

ピアニストのリスナーは圧倒的に「ん?なんかこのCD、ヘン??」とか思うんだろうか。

ピアノを弾かない人以外は:「お!なんだかいい感じ。フツーのピアノと違うね!」とか思うんだろうか。

どーなんでしょね


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ひとりごと。ブツブツ・・

2007年06月30日 | 現代音楽
3月のAbsolute-MIXのコンサートの録音を聞いたりコンサート用に作成したデータを聞き直す。今ごろ。記憶がなくならないうちに。

写真もアップされてるので見てみて?演奏中のがないんだけど。→Absolute-MIX

いずれMy Spaceに動画アップしますー♪それよりノラがストリーミングするとか言ってたか。

3月のコンサート用データを作る前にもずいぶんいろんなCDを聞いたりして参考にはしてるんだけど、実際にやってみないと調整がつかないことというのもけっこうあって。

最終マスタリングまで悩んでいたことに、MIDIデータから音源モジュールで録音する際、楽器音をステレオ録音するべきか、モノで録音するかということがあるんだけど。

作曲家から送られてきたMIDIデータのトラックは全てステレオだったんだけど。やっぱりこのパートはモノの方がいいんじゃないか、とかずいぶん悩んだんだよね。

他のエレクトロニカのアーティストはみなさんどうしてるんでしょね?とか思って、やはり色々聞くわけ。

Deaf Center、Ryan Teague、Efterklangとかクラシックっぽいエレクトロニカを聞くと、やはり各トラック、ステレオで録ってるようなサウンド。エレクトローアコースティック(コンピュータと生楽器)だから、コンピュータの部分は「壮厳」なムードを目指して、エレクトロニカとは一線を引きたいと思ってるのかもしれない・・・と思うミックス。これはこれでカッコイイし。オケの曲を作るようなマインドで、ポップスというよりは現代音楽という感じ。

きっとヤザワが頼んだ曲もそうなんだろうな。そうでなかったらMIDIデータ全てのトラックがステレオなわけもないし。

でもあまりにゴージャス(というのか?)なサウンドになると、じゃ、生オケとか生バンドのがいいじゃん?予算なかったの??という雰囲気になったりしないか?という心配をしたりもするわけ。あまりにふわ~っと広がりすぎるミックスは、どうもキタローとかサラ・ブライトマンのミックスみたいな感じがして・・・

ヤなんだよ。

ふわ~っと広がるサウンドにリバーブ多めのピアノがセンターに乗って、ステレオに(CDに)分けられてるというのは、作りたくないわけだ。そういう所でミョ~に「ピアノ・コンチェルト/エレクトロニカ版」みたいなクラシック・テイストを前面に出したくないというか。ダサいと思うんだよね。そーゆー「クラシックぽさ」というのは。

Transitionの時のピアノはマイクの位置をピアノからかなり離したり、Flash Pointの時はマイクの種類がいくつかあったりと毎回工夫をしてて、出来はかなり満足してる。

今度の曲はデータそのものにも改良を加えたくなってきたということか。

ヤザワも進歩してるんです、ということで話し合いをしてみるかな。「モノでやってみたいパートがあるんです」と。

久しぶりにリゲティのエチュードを弾いてみる。やっぱりカッコイイなー♪
まだやってないエチュードも弾いてみたくなってきた。譜読みが大変だけどね!「脳力」鍛えるためにもやってみるか!

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期末again

2007年04月09日 | 現代音楽
確定申告に次ぐ年度末の〆に追われてます

同時進行で今年度のことも当然あるわけで。

頼むからみんな、ザツな仕事しないでくれよ

という矛先がJASRAC(日本著作権協会)に向かいました

先日のコンサートで演奏したトニー・プラボウの著作権料のことでまず第1バトル。

なんと、オーストラリア人の同名異人の作曲家で換算した模様。ハンコまで押してある請求書が。

「曲名でも検索したんでしょうか?同名異人でしかも同名異曲で同分数という稀に見るケースが3曲もあったわけですか

↑とか言われたらフツー謝らないか

これが

ひとっことも詫びるどころか:「お客様が期末でお急ぎだというので、こちらも急いでやったんです」だと。

ほー そうですか。じゃ、来期に回すんでゆっくりやってもらいましょ。どうぞ焦らずゆっくりやってください。お忙しいところ急かして大変申し訳ございませんでした。

しかも計算も間違っているのを発覚。すでに3万円近く違うし。3万くらい余分に取ってもそれが著作権所有者に回されることが決してないのでビルの前に銅像が立ったりするわけだ。なるほどねー

さらに 計算間違いの直しが送られて来たのにまだ違うという。なんだかJASRACの仕事手伝わされてるみたい。こっちは客のはずなんだがなー

さすがに本当に期限切れで来期になりました。こうして意味なく仕事は積み重なっていくわけだ。

新年度に担当が変わってるといいなー

フツーにカラオケとかする人たちは「著作権」とかあまり意識しないで楽しく歌って暮らしてるんだろうけど。

「歌なんか歌うんじゃないっ聞くだけにしろJASRACが調子こくだろ」とか思ってるわけでは全然なくてもカラオケは嫌いなヤザワ。歌うとストレス発散になるという人もいるらしいけど、ストイックなヤザワにはよく分かんないな。家で小さ~い声でCDと一緒に歌ったりしてることはあるけど。マイク持って人前で歌うなんて逆にストレス。恥ずかしいんだもん。。。

というヤザワのストレス発散法は:1:南の島でのんびりとする(←酔っぱらいつつ)2:温泉又は健康ランドに行く(←湯上がりに飲みつつ)3:気心の知れた笑いのツボが一緒の友人と飲んだくれる 4:アート(音楽を聞いたり絵を見たり)に触れる

なんだけど。。。

なかなか南の島に行く予定が立ちませんっ(涙)

そんなわけで会員になってしまいました→ 湯~とぴあ ←サイコー♪

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Absolute-MIX Presents Electro-Acoustic Music

2007年03月19日 | 現代音楽
土曜日にジャカルタからトニー・プラボウの新作のエレクトロニクス・パートが到着しました!

待ちわびたゾ

ということで日曜日は1日、プリ・プロの最終作業に入りました

ミックス済みの平石博一さんの新作も含め、これで全曲揃ったので、音圧をかけてコンサート用に仕上げる最後の作業です。

エンジニアさまが音源をコンピュータに落とし込んだり確認をしてる間、ヤザワは自分が弾く曲の楽譜に本番当日のリハーサルでのサウンド・チェックの注意書きを書き込んだり、昼寝をしたり、おやつをしたり、紙鍵盤で練習してみたり。。。


ああもうホント、マグロ漁の彼氏とかは辛いわ~~

というほど待って待って・・・・・・

素晴らしい音に仕上がりました

昼に会った時は元気だったエンジニアさまの目の下にはクマが。。。ありがとうございました!

このデータを当日の音響のスタッフが細心の注意を払ってホールに放つわけです。

そして演奏者は必死こいて・・・じゃなく、1人で練習している時とは全く違う音響環境に身を委ねて(←キレイに決まったわ)一期一会の空間を創り出すのです。

さー!データが揃ったところで最後の追い込み練習だ

ちぃ姐っ アー・ユー・レディ~

HPも更新中です!試聴も増えたので見てみてね?↓

Absolute-MIX Presents Electro-Acoustic Music


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楽譜到着!その後。。

2007年03月08日 | 現代音楽
インドネシアでまた地震

一体、地球はどうなってしまったの

東海地震が起きても困るけど、インドネシアもやめて。トニーが東京に来れなくなっちゃう

と心配していたら、トニーからまたエア・メイルが。

「ん?手紙にしちゃA4サイズだし??」と開けてみたら・・・

なんと楽譜でした。。。

最後の1ページみたい。

まだ終わってなかったんだー・・・

そういえば・・・最後の10ページの終わりは2重線じゃなかった。確かに。

コチラが→トニーの楽譜

うーん。10ページの終わりは細かい♪がいっぱい書いてあって終わっていたので、「最後は盛り上がって終わるのね」と納得して練習してたんだけど。確かにトニーにしちゃ珍しい作風だとは思ったけど、「新境地なんだー」と解釈してたの。

これで終わりだーっという勢いで弾いていたのが・・

うう(涙)モチベーションをあと1ページ分増やして、しかも最後に向かって落ち着いていくというやはりトニーらしい感じなので、10ページ目があんまり盛り上がると1ページだけじゃ勢い余って終われない(気分)。。

そういえば・・I'm so sorry to late...とか何とか前のスコアもらった時に書いてあったなー・・

いーわよ、別に。とか思ってたけど。まだ書いてたんだ。。。

ちょっと考え方と解釈を変えて練習しないと

もしくは11ページ目は消しちゃうよ?

後で電話してみよ。無事でいてね・・・(←おせーよ!と思いつつも心配で複雑な境地)

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アート・オブ・トイピアノ

2007年02月21日 | 現代音楽
渋谷のアップリンクで上映中の「ジョン・ケージ」と「アート・オブ・トイピアノ」を観て参りましたー♪

日曜日の夜7時にジョン・ケージ、9時にトイ・ピアノを観るべく、アップリンクに7時ちょうどに到着したヤザワ。すでに満員だし。

すんごい熱気

走って来たから中に入ったら汗かくし。

他ジャンルのアーティストにも影響を及ぼしたケージのポートレートというのはやはり普通の音楽家によくありがちな写真とは違ってステキ
そのステキな写真と共にケージの言葉がナレーションされると、「世界にいない3大人種の1つにアメリカ人の哲学者というけれど、やはりケージはなかなかだわ。希有なアメリカ人ね」とかすっかり感心するし。

世界にいない3大人種って知ってる?

1番ベーシックな『ありえない』3大人種というのが:1アメリカ人の哲学者 2ドイツ人の美食家 3日本人のプレイボーイ

とか言われてるよね?

お!ついでに世界で1番幸せな人生とは(男性にとって)

1アメリカの給料をもらい 2中華を日々食べ 3イギリス造りの家に住み 4日本人の妻を持つ

とかゆうんだそうだ。ま、ドルが最強だったりすることが前提とはいえ、1つでも間違うとサイアクなことに。。。

1中国の給料をもらい 2イギリスの食事を日々食べ 3日本の家に住み 4アメリカ人の妻を持つ

という笑い話になってしまうわけだ。

それはともかく。

『ジョン・ケージ』→辛かったっす。。久々に辛い目に遭いました。。人生に苦みを増してくれるし。

観た人が「けっこー辛いですよー・・『トイピアノ』はか~な~り~面白かったです」と教えてくれたので覚悟はしてたんだけど。上映時間が並びだったからケージも観たの。まあもともとは『トイ・ピアノ』観に来たんだし、と思い直してカフェで気分転換することに。

ここUPLINKで映画を観ると、併設のカフェでのメニュー¥200引きのチケットをくれるの。休憩して英気を養うし。

その後の『アート・オブ・トイピアノ』は本当に面白かった

も1度観たい♪てゆーか、DVDがあるんなら買いたいくらい

この10年かけて作った映画にはケージも出てくるの

『ジョン・ケージ』にはケージは出てこないのにね。写真とケージの言葉とか文章をナレーションする構成。ケージの生誕80年だったかな?を祝うコンサートを企画していたアンサンブル・モデルンがケージが亡くなってしまったのでそのまま追悼コンサートになった模様が記録されてるんだけど。生きていれば出演したんだろうか。残念でしたね。

そういえば『トイピアノ』に出演していないトイ・ピアノで取り上げた作曲家はベートーヴェンくらいかも

動いて話すケージにヤザワのNYの知人、友人の作曲家も出演してるし、何と言っても素晴らしいプロダクション。

90年代に撮られたIn Bed with Madonnaをちょっと思い出しました

別にマーガレットさんがマドンナ似という訳では全然ないけれど、映画の作りが90年代に作られたスーパーモデルのRegend of Modelというビデオ・シリーズにちょっと似てたり。クラウディア・シファーとかナオミ・キャンベルとか撮ったヤツ。10年かかったわけなので当然その当時の雰囲気というのは影響されてるよね。

ユーモアと洗練された頭脳が結集して作り上げたドキュメンタリーという感じで、100分という上映時間がものすごく短く感じられました。このジャンルの映画でここまで面白い映画とか番組って初めて観たと言ってもいいかも。

Good Job

超!お勧めです!『アート・オブ・トイピアノ』

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楽譜到着!

2007年02月13日 | 現代音楽
3月27日、28日のコンサート情報が配信されたり広告が出たりする時期です。

コチラ→ヤフー・ミュージック


ヤフー・ミュージックには一昨日配信されました。

「ぐわんばるぞぉ~」と雌叫びをあげてもヤザワの弾く曲は出来てなくて、ピアノの前で「一体どんな曲を書いてるのかしら?電話ではvery difficultとか言ってたけど・・」と色んな曲を練習しながらため息をついていた日々だったのが。

昨日、出来たてホヤホヤのトニー・プラボウのピアノ・スコアが届きましたー♪

インドネシアのブライアン・イーノとも称されるトニーの手書きピアノ譜!

イーノにしちゃ音数多くないか


こちらはちぃ姐ことディーヴァ三橋が歌うスコア。2000年に作った曲なので、フィナーレで打ち込んであります。
なるほどー
イーノをスコア化するとこうなるわけだー

このちぃ姐が歌うFuneral Pyreはまさに「インドネシアと西欧とテクノロジーの融合」といったトニーらしい曲。

さーヤザワが弾く曲はどんなサウンドかな?

練習します!

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最近のチェキ!2

2007年02月03日 | 現代音楽
紛失届けを出してあるヤザワのミンクの帽子は未だに交番からも連絡はありません

木曜日に『朱霊たち』を観て、そのショッキングな内容にしばし現実を忘れたヤザワ。やはりアートは世界を救うのだ

今日はすでに心がささくれ立ってマス。もっとアートを

ブログではなるたけ楽しいこととか前向きなことを書こうと思ってるヤザワ。

本音を言えば、ヤなこともムカつくこともいっぱいあるし、怒ってしまうこともある毎日。人のブログを読んでると、そういったヤなことを全部書いてスッキリとする(?)人もいるみたいだけど、ヤザワの場合は:ヤなことをも1度思い出すのがヤなので、書いてもスッキリしないんだな。そんなこと書いたり考えたり読んだりしてるだけで不幸の連鎖反応が起こるような気がして、無理しても明るく楽しくしてた方がいいと思ってるわけだ。それに自分ではどうしても解決できない時のために弁護士という職業も世の中にあるわけだからね。

んがしか~し

警察も弁護士も解決できないような場合(ミンクの帽子紛失事件)はどう、このやり切れない思いを消化したらいいのか
そもそもヤザワは流行とかには興味がないので、自分のテイストに合ったものと出会った時にお買い物をするので、買ったらすごく大事に長く使うの。ここ10年くらいのファッションの傾向、細身のコートというのがヤザワは嫌いなので、考えてみればコートも10年以上買ってないし。着てるコートもジャケットも全部10年以上前に買ったもの。でも全部まだお気に入りの現役 クツも流行の先がとんがったクツは性格が悪そうに見えるからキライ。クツの先は丸く、おデコみたいなのが好き。ブーツもピタッとしたのは愛用の遠赤外線スパッツ(パッチ、だな)がキツくて入らないからイヤ。

ということで、クツも底を張り替えたり、履いたら新聞紙を丸めて湿気を取ってシューキーパーを入れたりしながら10年以上履いてるクツもいっぱい。

だからナニが言いたいのかというと:警察も弁護士も解決不可能な「長年愛用しようと思って一昨年購入してまだ2シーズンしか被っていないミンクの帽子紛失事件」はどう、このやり切れない思いを消化したらいいのか

のヤザワの結論がコレ↓

1:拾って「ミンクじゃ~ん♪ラッキー♪♪似合うし~~♪♪♪」とか浮かれてるヤツを呪う。不条理には非常理(!?)。インフルエンザ注意報が出た最近、もう少し暖かくなるまで待って、丑の刻参りをする。1人で行くのはヤなのでバニラと行く。万が一「アンタ、そんな所でナニしてんですか」とか聞かれても「犬の散歩です。ねっ、バニラ」とかシラ切れるし。

2:アートに日々触れる。

今日の格言:『小人閑居して不善を為す』~小人(つまらない人間、器量の小さい人間)が暇をしているとろくなことをしない、という意味。

別に今、ヤザワは特にヒマじゃないんだけど、おそらく「小人」であろう帽子をガメたソイツに天の裁きを!という気分なのさ。うーむ。でもそれにしても:渋谷のアップリンクで上映中の「ジョン・ケージ」のドキュメントと「アート・オブ・トイ・ピアノ」は興味あるなー。丑の刻参りより。

世界的に有名なフォルテ・ピアノの名手、メルヴィン・タンの妹御がこのトイ・ピアノのマーガレット・レン・タン。兄ちゃんはフォルテ・ピアノで妹はおもちゃピアノという。おもちゃピアノでCDも1枚作っているマーガレットさん。シンガポール系華僑の方のようです。

おもちゃピアノの曲で60分近いCDを創るというのは大変だったと思う。

NY在住のマーガレットさんが、いろんな作曲家に打診をしては:「おもちゃピアノの曲を書けアンタ、オレをなめてんのか」と断られた、断ったという話しはジョン・ゾーンなどからも聞きました。ヤザワの好きなスコット・ジョンソンも断った作曲家の1人。

そんな苦労話も出てくるんだろうか?それとも「トイ・ピアノの新たなる可能性に着目したマーガレットに共感した」作曲家が素晴らしい曲を提供した、という美談オンリーに仕上げられているんだろうか?

実はヤザワも2003年に全てオモチャの楽器アンサンブル(トイ・ピアノ、小学校とかで使う持ち運べる木琴、リコーダー、おもちゃのマラカス)で曲を頼んだことがあるの。

結果として、その曲はその作曲家のコンサート・ピースの中では1番、再演回数の多い曲となってる(ごめんよ!鈴木治行)様子なんだけど、頼んだ時にはけっこーハルユキがゴネたわけさー・・

「あの、バイオリン入れたいんだけど」とか。『プロフェッショナルとしての楽器』で曲を書きたい、という「作曲のプロとしての誇り」とでもいうんだろうか。(ごめんよーハルユキー

「ダメ」←鬼のプロデューサー、ヤザワのひと言。

「じゃ、木琴じゃなくてマリンバは?」(←ハルユキ)「マリン婆(マリンビスト。おやぢギャクよっ)に『木琴』を弾いてもらうことに意義があるってこと、このコンセプトから汲み取ってよねー」(←プロデューサーの立場ということをよく理解しているヤザワの態度。エラソー。ハルユキは年上だよ?)おもちゃの木琴とかマラカスの合間に格調高いヴァイオリンのサウンドだなんて、ホームレスがヴィトンのスーツケース持って移動してるようなもんだわよ。

今度、自費でそんな曲書いて発表したら聞きに行くわよ、とまでヤザワに言われてさぞかしムッ!としたであろうけど、結果名作を書いてくれた鈴木治行氏でした ありがとー ホントに可愛くてステキな曲 これからも弾いていくからね~~

というような経験を絶対、マーガレット・レン・タンもいっぱいしてると思うんだけど。

観に行かねば 渋谷のアップリンクで上映中の「ジョン・ケージ」のドキュメントと「アート・オブ・トイ・ピアノ」

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圏外

2006年11月14日 | 現代音楽
9月終わりに発売したヤザワの『フラッシュ・ポイント』のCDレビューが幾つか読めます。

嬉しいです ありがとうございます 

まずはタワー・レコードが隔月で発行してるフリーペーパーのintoxicate。「イントキシケイト」と読みます。
アルファベットを見るまで英語だと思わなかったし
「陰気・・インキン・・・??」とかずっと造語だと思ってた。

このイントキシケイトの最後の方に新譜のCDをカテゴリー分けして紹介してる「お茶の間レビュー」のページ。

面白いのは『くつろぎ茶の間~Relax Lounge~』という欄にヴィヴァルディとかバッハとかのクラシカルなアルバムとJ-Popのアルバムが並んでるの。
『知識の茶の間~Archive Lounge~』の10月20日号の今回はクラシカルが2枚だけ。
『古典茶の間~Classic Lounge~』はクラシカルだけ。ギターの木村大さんとか村治佳織さんとかツィマーマンとか。
『劇場茶の間~Theater Lounge~』はオペラとか「西遊記」のDVDとか。夏目雅子さんの三蔵法師、懐かしいね。

そしてそしてヤザワのは・・・・あった

『茶の間圏外~Ladical Lounge~』に。クラシカルに分類されているCDはヤザワのだけ。上下左右、隣ページともJ-PopかPops, New Age, Jazzです。
ヒカシューとか隣の隣にいるし

そういえば昔、ジョン・ゾーンが音楽担当して巻上公一さんが主役だったリチャード・フォアマンの演劇を大久保のグローブ座に観に行ったな。なつかしー あの頃まだジョンは日本に半分近く住んでたんだよね。すごく痩せててハンサムで日本語がペラペラでびっくらしたな・・・今も変わらないのは日本語か・・

なんかシュトックハウゼンに似て来たような気がする。服の趣味は全然シュトックハウゼンと違うけど。80年代後半にジョンが着てたような服はもう似合わないだろうし。それにもうアメリカでは巨匠。メディア嫌いの筈だけど、やはりジョン・ゾーンのことをメディアは大好きみたい。でも昔と違ってからかい半分の記事はもう見ないし、リスペクトを込めた記事が多い。

そういえばヤザワも90年代前半とかに、今見ると「別の仕事着」みたいなボディコン・ワンピをいっぱい持ってたな。そんでもってブーレーズのソナタ、とか弾いてたんだよなー・・その鼻血の出そうなボディコンで。
あのセンスは何だったんだろう。
ホントに大人になってセンス良くなったものだわ。昔にイントキシケイトがあったら『大気圏外』に分類されるところね。もしくは『痴識の茶の間』か?

とか『茶の間圏外』を読む。満足。『知識の茶の間』じゃなんだかだし『古典茶の間』はさらに遠いか。あっ!でもこの『クール茶の間~Cool Lounge~』と『ホット茶の間~Hot Lounge~』ってちょっと気になるぞ。クールの方にはヤザワの大好きなパット・メセニーもいるし。
まーでも英語だとHot Lounge もいいけど「ホット」なら「圏外」のがずっといいなえへへ。それに「ザ・ジャズ」というのがホットには多いし。でも『クール』は気になるな。

とかやはりドキドキしてすごく楽しみに読むわけですよ。

毎週月曜日発行のjazztokyoでも取り上げていただきました

「現代音楽の・・・」と説明してくれているのが、ここでもヤザワが「圏外」なんだと分かります。
ジャズ・ジャーナリストの横井一江さんのブログでも書いてくれています

ジャンルを越えて聞いてもらえるのはすごく嬉しい。ヤザワだって自分はクラシックに分類されても、ビバルディとかバッハの新譜よりパット・メセニーの新譜の方に目が行くわけだし。ジャンルというより「新しいもの」が好きなんだろうな。ワクワクするの。「どんな音なのかなー?」って。

来週の月曜日(20日)にはCDジャーナルにも掲載されるそうです

ドキドキ・・・みんなに気に入られて沢山の人に聞いていただけますように

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