なんだか一見したところ、突拍子もない料理を感じさせるネーミングです。でも、たぶん(笑)大丈夫。自分の頭の中では味の調整はできています。 これは、おもてなし料理の前菜として作らせてもらった1品です。(ちなみに、このときのもてなしデザートが、"薔薇グレープフルーツロールケーキ"です。)
「卵とうふ&ラタトゥイユのジュレ」
Verrine Tofu à la gelée de ratatouille
材料:豆腐/豆乳・卵・あじ節・塩こんぶ・あごだし
ラタトゥイユジュレ/トマト・タケノコ・寒天・醤油・コンソメ・あごだし・長ネギ・大葉春菊の花
ingrédients: pâte de Tofu/lait de soja,oeuf,Konbu, bouillon de poisson
gelée de ratatouille/tomate,pousse de bamboo,gelée,sauce soja,bouillon de volaille,bouillon de poisson,poireau japonais,fleur de "feuille de coronarium"
①ボールに卵・豆乳を入れよく混ぜ、あごだしを少々入れる。それぞれの器にあじ節(かつお節のアジ版)と塩昆布(ひとつに対して3本くらい)を入れ、豆乳液を流し込み、器をアルミでしっかり蓋をして、蒸し器で15-20分(沸騰したところに入れた場合は、15分弱。)入れて卵豆腐は完成。
②鍋にトマトの乱切りと、みじん切りにしたタケノコを入れ、トマトが煮くずれてきたら、コンソメ少々・あごだし(トビウオのダシ)・醤油を入れ、味を調える。(トマトの酸味をおさえるように、しっかりめの味をつけています。)そこに、粉末寒天を入れ、混ぜてから、火からおろし、固まるまで待つ。 固まったら、フォークなどで崩しておく。
③ ①の豆腐の上に、②のトマトジュレをのせ、みじん切りにした長ネギと、大葉春菊の花を飾ってできあがり。
一般的に、ラタトゥイユは、トマト・ズッキーニ・茄子などを煮込んだ料理(温製と冷製、両方の食べ方があります)ですが、今回は、トマトとタケノコを煮込んだものをラタトゥイユと呼ばせてもらいました。 ゼラチンがなかったので、寒天で軽く固め、食感を考え、崩したものを豆腐の上にのせています。トマトに火を通すことで、酸味を押さえ、甘みをだしています。 卵で固めましたが、茶碗蒸しのような味ではなく、味は豆腐の味です。
そのほかの、にがりではなく、卵を入れて作った、豆腐レシピはこちら。