答えのでない選択

　パンの挟み撃ちにあったきのうの懇談会で、その団体のトップの方からある役職をやってみろと、直接お声掛けいただきました。「懇談会の後、役員会があるから残れ。俺が皆に紹介する」とまでおっしゃっていただきました。

　役員の方々は相当なお顔ぶれで私には不相応な役職です。しかし、そのトップの方に何十年来、私が高校生の時から懇意にしていただいており、だからこそお声をかけて頂きました。本当にありがたい話です。

　私は頼まれたり、お声掛けいただいたらあまり断らない方です。これほど強くお声掛けいただいたのにお断りしたのは、これまでなかったでしょう。嫌だからではなく、その役職の重大さ、時間的な制約などでお断りしました。

　受けていれば人脈や交友は広がり、今まで知らなかった世界も経験出来たはずです。もうそうは声がかからないでしょう。

　お断りしたのが正しかったとか間違っていたとか、その答えが将来においても決して出ないような、こう言う選択をしないといけない場合が、時には生じます。

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