あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

がたがきた

2016-03-26 00:56:21 | くらし
 先日のお彼岸でちょうど母が亡くなって半年になりました。
 昨年は、2月に3人目の孫ーそれも女の子ーが生まれ喜びにわきましたが、反面いくつかの物や人とのお別れがありました。私の昨年の漢字一文字が「命」だったのはこういうわけです。
 春に伯父を亡くし、お盆には我が家のアイドル犬そうちょうをなくしました。そうちょうについては、おなかに腫瘍ができて手術日の予約までしていた矢先の急死でした。母の病院にいた私は娘から連絡を受けて大急ぎで帰り、ぎりぎりかかりつけの獣医に診てもらうことができました。でも、「がんばれよ」先生の励ましもむなしくその夜息を引き取りました。
 こんな訳で夏から秋にかけてまさに東奔西走の日々。8年間乗った愛車にもちょこちょこと故障箇所が出だしました。修理に五,六万つぎこみましたが、更に六,七万だしてタイミングベルトを換えて乗り続けるかか・・・それともこれ以上修理費がかさまないうちに買い換えるか。同じ車種のグレードアップしたのを勧められたのはいいが200万円するという! 軽なのに。
 でも、これもある日突然に、お別れの日がやってきました。車は大破、あっという間に廃車のために引き取られていったのです。別れを惜しむ間もありませんでした。わたしの居眠り運転のために。
 あのとき対向車がいてぶつかっていたら・・・歩行者がいて突っ込んでいたら・・・後続車がいなくてだれも助けてくれなかったら・・・・たくさんの幸運が私を助けてくれました。わたしはわずかに打撲しただけでほかにはなんの犠牲も出さずにすんだのです。
 はい、迷うことなく新車になりました。ただし、200万のはあきらめて(年金生活者ですから)カメラブレーキサポート付きのを買いました。どうしてもこれが付いているのを買えと、ぶじこがやかましかったのです。
 エンジンをかけると一瞬たくさんのランプが付きます。あら、埃まで写ってる。


 つまりこれだけいろいろな機能がつまっているというわけですね。
 ふらつき防止、衝突防止、横滑り防止、アイドリングストップ・・・・
 
内装ではこれがお気に入り



 ティッシュボックスをしまう場所があります。ほかにも収納がたくさん。

 ぶじおくんは、「値段が高くなるはずですよねえ」とおどろいたりあきれたり。わたしもこんなものまでいるか?と思ったのですが



 ロックをするとサイドミラーが格納されます。前から時々見かけましたが、あれは駐車の度に持ち主がわざわざ格納しているのだと思ってた・・・・・ 自動だったのね。
 これが案外便利で、うっかり者の私が「あれ?ロックしたかな?」と思ったとき、わざわざ車に帰って確かめなくても振り返るだけで確認できるのです。

 それからプリンターも突然言うことを聞かなくなりまして、急きょ買い換えて喪中はがきの印刷に間に合いました。前のよりずっとおりこうさんで親切で、私は一枚もはがきのロスを出さずに印刷を終えることができました。

 そして、私の体にもがたがきました。

 母の亡くなる日の午前、トラオとウマオを遊ばせていた私は手首を強打、しかも親指の腫れがひどく骨折か?と思いましたが午後からは母の病院に行かねばなりません。わたしは湿布の上から段ボールを添え木代わりに包帯で巻いてそのまま母のところに行きました。そして夜息を引き取るのを看取ってから葬儀の段取りやら何やらでほとんど眠らないまま帰宅。病院へ行ったのは次の日の午後です。骨折ではありませんでしたが、これが思いの外回復が遅くてスムーズに動かせるようになるまで3ヶ月くらいかかりました。
 そして葬儀がすんでしばらくして腰の痛みと足のしびれとで歩くのもつらくなりました。診断は「加齢による脊柱管狭窄症」
 日常生活でよくないのは、座ること、車の運転、前屈みの姿勢、思い物を持つこと(畑仕事、台所仕事、掃除機をかけること、パソコン、レザークラフトの作業 孫をだっこ)っていうか、ほとんど全部!寝るのだって仰向けはよくないから膝の下に枕を当てて足を曲げるようにと。
 11月は、手首の痛みと腰の痛みとシートベルトで強打のか胸も斜めに痛んで、おまけに3週間も風邪が長引いて、だけど急いで車を探さなくてはいけなくて、最悪の日々でした。

 物は壊れても新しくできる、しかもそのたびに便利に使いやすくなっていく。でも、体はそうはいきません。回復はしても100%元通りというわけではないのです。それでも春が近づいて腰の痛み以外は全く気にならないようになりました。手首は前より少し曲がりにくいです。
冬の間、冷えると腰が痛むので新車のシートヒーターがとてもありがたかったです。そしてなんと燃費が以前の半分になりました。
 でも、リハビリの費用で浮いた燃費が全部消えていく・・・・
 さらに、2月の高熱後、耳に違和感を感じて耳鼻科に行ったところ、メニエール病と診断されて薬を飲んでいます。
 これが年をとると言うことかな、だったら気持ちを明るく病気と付き合っていかなければね。

 暖かくなって少しずつ花畑の作業を再開しています。ただし鍬を使うのは5分だけ。用心しいしいです。
久しぶりにしみじみと地面を見てみたら



 去年植えたネモフィラのこぼれ種が芽生えていました。
 
 クリサンセマムノースポールはもう咲いています。



 そして小さな小さな双葉


 このあたりはマリーゴールドを植えていたところ。

 アーティチョークにもつぼみが


  季節が巡って枯れて死に絶えた花々にも新しい命が芽生える、こんな小さな発見がなんとうれしいことか。もうすぐ花の季節を迎えます。
コメント (6)
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