山形の森 保守醒論

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阿呆内閣のバカ太郎解散で、「ミゾウユウ」の自民党大敗劇

2009-09-01 18:52:01 | Weblog
「ミゾウユウ」の自民党大敗劇となった第45回総選挙。(2009.1.13自民離党の)渡辺善美元行革担当相が代表の、「みんなの党」が獲得した比例代表の約300万票(4.27%)に注目したい。社民党の獲得票とほぼ同数であるが、11ブロック全部に擁立した社民(民主・自民・公明・共産)と違い、7ブロックでしか擁立しない中での結果である。全ブロック擁立していれば350~400万票の集票がなされたのではないかと考えられる。立候補者とまったく関連しなかった山形県でさえ、32,000の集票、共産党の37,000票に迫る獲得票を記録した。「みんなの党」の約300万票獲得は、麻生内閣の改革後退姿勢がもたらした自民(麻生)批判票に他ならない。自民党の比例代表約1880万票と比較すれば、「みんなの党の約300万票」は約16%に値する。全ブロック擁立を推定して約20%程度の改革期待票が、麻生政権の改革後退政策で自民支持票から減じられたと考えれば、ここに「ミゾウユウ」の自民党大敗劇の大きな要因があったものと推し量れる。構造改革批判の候補者もメディア(評論家)も総じて、構造改革原理主義・改革至上主義の転換などとレッテルを貼って、小泉構造改革の批判合戦が繰り広げられたが、小泉・竹中にしても原理主義・至上主義など極論の単語は使っていない。せいぜい、○○○を基本にとか基軸にとかの表現なのである。問題にすべきことは方向性(のゼロか百かの政治的駆引き)よりも、中身の政策遂行の幅間を議論すべきことが重要で、批判勢力がレッテル貼りして有権者を煽導する愚弄した戦術に過ぎないことだった。小泉の郵政民営化の最大の狙いは、郵貯・簡保資金が財政投融資に向けられて、無駄使いと官僚の天下りの温床となっている(裏の第二国家予算を曝け出させる)国家財政構造の抜本改革で、その官僚裁量の無制限な蛇口を閉めることにあった。ブログ子の保守派仲間にも、郵政民営化することで金融資本が(米に)流出するのでは?、との危惧する批判は、「風が吹いたら桶屋が儲かる」の短絡論理で、国策(金融安全保障)は、郵政民営化論議とは別途に検討措置すべきことであろう。高速道路無料化も民主党マニフェストにあったが、「タダはいいこと」では済まない。受益者負担でなく税金(一般会計)で充当することになれば、(みんなで負担する)社会主義施策そのもの、国家安全保障を国連中心主義に委ねるなどと論じることなどは、自立を忘れた他人任せの(?地球市民国家)社会主義幻想思想と見て取れなくもない。明日・来年の近未来は、それで間に合うかも知れないが、後年、イザ鎌倉と言う時に日本人自立の術が退化していて民俗淘汰の時を迎え入れるしかない怠惰状況に陥っているのではないかと危惧する。過度な社会主義政策は、人間の寄生生物主義となり日本民族滅亡の途を歩んでいることになる。賢明な有権者は(ミクロな)足元民主主義から脱却して国家戦略のマクロビジョンを語れる賢人政治家を見極めねばならない。さらに近年、「地球上の全森林」で“世界経済同時不況(経済失策)”があったことを忘れてはならない。「木を見て森を見ず」では困りもの。まず、身近な「山形の森」を見るべし!。

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