大分県の教職員採用試験に係わる教育委員会幹部らによる不正採用事件は広汎な展開を見せている。
教職員に留まらず、公務員試験全般に渡って、所謂“口利き”のあることが明白となった。犯罪性から立件されることは当然であるが、一括りの“口利き問題”で議論・捜査(終結?)されることに、最適な人材確保の本筋から些か危惧を覚える。
ましてや、最も大切な人間の成長過程の教育指導者である。
本来、採用選考を一時の筆記試験・面接試験で、末長い人生路を決定する永久パスポートシステム(公務員法)にこそ疑問を感じる。
公務員職には分限処分が存在するが、極めて甘い処分措置と覗え、もっと厳格に処するべきと思う。
また、教職員については、教員免許更新制度が施行されることになったが、一般公務員にも勤務査定を含んだ民間レベル並み(本来、それ以上であるべきと考えるが)の厳しい分限規定制度(免職処分)に拡大すべきであろう。
実際“口利き”といっても、不正強要・(金品供与などによる)不正誘導・人物推薦・人物紹介・合否照会と、それぞれである。
“口利き”そのことにより恣意的不正が行われていたのかが、最も問われるところで、矮小化された一時的な沸騰議論や報道に終止してしまい、国民が期待する透明度な結論が出て来るのかは危うい。乗じてさらに密室化(教育委と日教組の番外地)することもありうる。
良くも悪くも実社会における人間関係(コネクション)は存在する。
不正は認められないが、人間が人間を査定することから公務員選考こそ民間に伍して、合否と就業後の客観的評価は開示されるべきであろう。
これまで、多様な“(所謂)口利き”の経験者としての本音の問いかけをしたい。
経験則から言うと、“口利き話”を持ち込むことを当事者(受験希望者)の知らないところで行われることがままあり、親族以外の第三者であることも多い。
毎年、就職シーズンになると、複数の民民掛け持ちはもとより、官民、官官掛け持ち(地方公と国家公)が横行する。
民間希望もあったので、できるだけ確認のために「(所謂)口利きの為の」本人面接を心がけることにしてきた。
紹介者の言い分(良いことしか言わないから)は白紙に、自分の眼で人物確認して掛け持ちの有る無し、希望順位などを質し、推薦の強弱度合い、合否照会のみに留めるかなどを自己判断した。
それは、企業などとの継続した信頼関係にも繋がるから、右から左の好い加減な紹介では済まないと考えた(それなりの人物推薦でないと、信頼関係が崩れる)。
官公庁受験者の人生設計・実際の適正自認のためにも公務員にも試用期間を設けては如何かと考える。
本採用への試用期間と分限処分の厳格化で清廉有為な人材確保に努めることこそ緊要なことと考えるが。本田宗一郎は民間企業「ホンダ」でありながら、あえて実子の入社を認めなかった。
公職に限らず広汎なグローバル企業としての理解を得るために、創業者本田の理念は「ホンダ」の内規として活かされているようだ。
民間企業とて上場すれば、株主利益に資する経営の理解が必要と見習うべきことは多いのでは。
経験談として述べれば、本人不在の受験番号メモ・電話程度の依頼は、結果として合格率が非常に低い。
特別な伝手がなくとも、飛び込みで推薦売込みするような人物は受ける印象とやる気の生命力を感じ、結果も良く、たとえ第一希望がダメでも、意気に感じて、なんとか次善の策を講じようとの思いに駆られる。
また、うまく行ったら(合格・入社)、“御礼するから(金品?)”と持ちかける手合いは得てして結果は良くない。
逆に、叶わなくても「いろいろお世話になりました」と挨拶にくる人物には、なんとかせねばと、そこに素直な人物の器量を見出せる感がある。(注・一般論より経験論として述べた次第)
教職員に留まらず、公務員試験全般に渡って、所謂“口利き”のあることが明白となった。犯罪性から立件されることは当然であるが、一括りの“口利き問題”で議論・捜査(終結?)されることに、最適な人材確保の本筋から些か危惧を覚える。
ましてや、最も大切な人間の成長過程の教育指導者である。
本来、採用選考を一時の筆記試験・面接試験で、末長い人生路を決定する永久パスポートシステム(公務員法)にこそ疑問を感じる。
公務員職には分限処分が存在するが、極めて甘い処分措置と覗え、もっと厳格に処するべきと思う。
また、教職員については、教員免許更新制度が施行されることになったが、一般公務員にも勤務査定を含んだ民間レベル並み(本来、それ以上であるべきと考えるが)の厳しい分限規定制度(免職処分)に拡大すべきであろう。
実際“口利き”といっても、不正強要・(金品供与などによる)不正誘導・人物推薦・人物紹介・合否照会と、それぞれである。
“口利き”そのことにより恣意的不正が行われていたのかが、最も問われるところで、矮小化された一時的な沸騰議論や報道に終止してしまい、国民が期待する透明度な結論が出て来るのかは危うい。乗じてさらに密室化(教育委と日教組の番外地)することもありうる。
良くも悪くも実社会における人間関係(コネクション)は存在する。
不正は認められないが、人間が人間を査定することから公務員選考こそ民間に伍して、合否と就業後の客観的評価は開示されるべきであろう。
これまで、多様な“(所謂)口利き”の経験者としての本音の問いかけをしたい。
経験則から言うと、“口利き話”を持ち込むことを当事者(受験希望者)の知らないところで行われることがままあり、親族以外の第三者であることも多い。
毎年、就職シーズンになると、複数の民民掛け持ちはもとより、官民、官官掛け持ち(地方公と国家公)が横行する。
民間希望もあったので、できるだけ確認のために「(所謂)口利きの為の」本人面接を心がけることにしてきた。
紹介者の言い分(良いことしか言わないから)は白紙に、自分の眼で人物確認して掛け持ちの有る無し、希望順位などを質し、推薦の強弱度合い、合否照会のみに留めるかなどを自己判断した。
それは、企業などとの継続した信頼関係にも繋がるから、右から左の好い加減な紹介では済まないと考えた(それなりの人物推薦でないと、信頼関係が崩れる)。
官公庁受験者の人生設計・実際の適正自認のためにも公務員にも試用期間を設けては如何かと考える。
本採用への試用期間と分限処分の厳格化で清廉有為な人材確保に努めることこそ緊要なことと考えるが。本田宗一郎は民間企業「ホンダ」でありながら、あえて実子の入社を認めなかった。
公職に限らず広汎なグローバル企業としての理解を得るために、創業者本田の理念は「ホンダ」の内規として活かされているようだ。
民間企業とて上場すれば、株主利益に資する経営の理解が必要と見習うべきことは多いのでは。
経験談として述べれば、本人不在の受験番号メモ・電話程度の依頼は、結果として合格率が非常に低い。
特別な伝手がなくとも、飛び込みで推薦売込みするような人物は受ける印象とやる気の生命力を感じ、結果も良く、たとえ第一希望がダメでも、意気に感じて、なんとか次善の策を講じようとの思いに駆られる。
また、うまく行ったら(合格・入社)、“御礼するから(金品?)”と持ちかける手合いは得てして結果は良くない。
逆に、叶わなくても「いろいろお世話になりました」と挨拶にくる人物には、なんとかせねばと、そこに素直な人物の器量を見出せる感がある。(注・一般論より経験論として述べた次第)