山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

旧い自民党(従官・麻生太郎)と悪い自民党(民主・小沢一郎)では、国民はどちらにも乗れない

2009-03-29 21:52:56 | Weblog
小沢一郎の西松建設・献金偽装問題で民主党(小沢)の支持率が低下しているが、自民党(麻生)の支持率上昇もそれほどではない。口も頭も軽く発言がブレる麻生首相の、官僚の誘導による従官政治を国民は見透かしてしまっている。小泉元首相の支持が相変わらず高くあるのは、個別政策の是非はともかくも、官僚(族議員)と対峙する勇猛果敢さと改革への期待感を持たせたことにある。事実、怯まずにブレずに政権運営を果たした。麻生は所信表明演説で、「官僚とは活かして使うことにある」と述べた。麻生に官僚を使いこなせる器量があればそれもよかろうが、持ち合わせているとは言い難い。官僚からすれば、(麻生のような)自意識の強いバカほど、煽ててお世辞を連発すれば容易に手の内と考え、漢字に振り仮名を付けるほどの振り付けで“踊る阿呆太郎”に籠絡する。麻生首相は、高知市内で開かれたシンポジウムで大学生の質問、「首相に必要な資質とは」の問いに、(麻生は)「どす黒いまでの孤独に耐えきれるだけの体力、精神力がいる」と答えている。首相とはそれほどにミクロの点に接するほどの孤独の身になる。そんなときにこそ、政治判断として(絶えず)マクロの観点がもっとも必要となる。足らざる面(視点)を補完する識者・側近の意見を聴き、熟考して決断する。見かけの背広だ、シャツだと身に着けるものにはやたらと拘りを持つが、発言するに当たって(政治家の武器である)言葉に拘る慎重さは持ち合わせていない。アホタロとワルイチの期待無しの不毛バトル。旧い自民党(麻生太郎)と悪い自民党(民主・小沢一郎)では国民はどちらにも乗れない。そんな政治(家)不信の暗雲が覆っている。
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小沢一郎は、民主党の“悪才将軍様”

2009-03-23 15:08:31 | Weblog
3.23産経新聞「民主党解剖」のなかで、鳩山幹事長の講演会での質疑応答の際に、「(小沢一郎代表の西松建設献金問題で)政治家には責任の取り方が3つある。1つは法律的に責任を取る。1つは法律には触れないが道義的に責任を取る。1つは、法律的、道義的に容疑がなくても政治的に責任を取る、(小沢代表は)身を退くということだ。」との会場から厳しい声が上がったとされる。法律家が法律論から事件について述べるのはもっともとしても、メディアにこうした社会道徳的視点からの正論報道があまり見えないことは奇異に映る。特に「テレビ朝日」の小沢擁護の偏向姿勢は酷い(赤化アサヒる丸出し)。国民一般が法律のスキをぬって思案することはあろうことだ。しかし、小沢は立法府の国会議員である。(政資事件で)摘発された政治資金問題の(国民理解の)改善策として、政資法改正の立法主旨がどこにあるのかは承知しているはずである。ザル法と言いながらも国民付託の国会議員には程度問題があろう。1995.1に政治改革関連三法が施行され、一回のパーティ券購入費の20万円超は記載することになった。小沢はこの年から年4回の「小沢一郎政経フォーラム」なるパーティを開催、20万×4回=80万円を記載しない方法を実行した。常識的な年1回の資金パーティならともかくも、3ヵ月ごとの分散開催は年中資金集めをしている状態である。集めた収益を資金管理団体・陸山会に還流、(費目)事務所費として計上、不動産を取得(小沢名義で登記)する構図となっている。逮捕拘留されている大久保秘書は、山形県内にも出没して、一昨年には山形市内のオーヌマホテルで(K企画関与の小沢)後援会集会を持ち、県内業者からも資金集めをしている実態が明らかとされている。小沢は「何でオレだけが刺されるんだ。オレをつぶそうとしているんじゃないか」と検察批判を重ねているが、極悪所業の頭目が己であることを知るべきであろう。金丸・小沢が自民党の全権を握ったように振舞った海部・宮沢政権の頃、大所帯の自民党内ですら金丸・小沢(経世会)批判が出来ないような雰囲気があった。ましてや、「政権担当能力がない」と嘯きながらも「政権交代のため」と弄して牛耳る民主党内部に、小沢批判が潜在の域を脱しえない様は容易に想像できる。「誰も猫(小沢)の首に鈴をつける者はいない」。小沢一郎は、民主党に君臨する“悪才将軍様”そのものだ。それにしてもテレビ朝日の呆道を見ると、親中小沢政権樹立を使命とする(お隣200m先の)中国大使館から地下道を掘られて完全に工作され切っているようだ。北の将軍様もマンセー小沢政権の日朝国交正常化で、金丸信が勝手に約束したとされる1兆円の建設利権(西松建設の水豊ダムなどの復旧事業)、川砂・砂利輸入利権で、陸山会へのキックバックとマル金目白押し。小沢の売国利権の共謀者・朝日新聞グループ、販売部数激減で小沢とタッグの形振り構わぬ生き残りの全朝日戦略と想像される。
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東北建設業協議会(東建協)

2009-03-19 14:36:00 | Weblog
東北建設業協議会、いわゆる“東建協”と呼ばれる業務屋(談合担当)の親睦組織が発足したのは、1976.4(昭51)である。
鹿島建設・東北支店幹部を会長に、12名の役員構成(63社)でスタートした。
時を同じくして、1976.12に小沢一郎は当選3回で建設政務次官に就任、建設族議員として歩み始める。
二代目鹿島組組長(現鹿島建設)の鹿島精一(旧姓葛西)は岩手県盛岡生まれで、1927.初代鹿島岩蔵の養嗣子となり株式会社化などを進め、今日の鹿島の基礎を築いた実業家である。
このような経緯から東北(盛岡)は鹿島にとっても経営ルーツの準当地にあたり、東建協発足以来、地域業界の雄として東建協会長職を独占、東北地域不動の仕切り役として君臨してきた。
東建協は最盛期には70余社100名超の会員(5部会活動)を擁して、中央ゼネコン案件はもとより、各県域の地元業者間で調整の付かない案件についても大岡裁きの役割を発揮してきた。
こうした中で小沢一郎は、田中角栄・金丸信を背景に東建協裁定に口利きする利権政治家として、建設事業者から政治資金を要求してきたことが、このたびの西松建設献金事件の本質である。紙上報道されている「談合の過程で、仕切り役のゼネコンが小沢事務所側の意向を確認していた」とされる仕切り役こそ東建協会長(幹事長)である。
東建協は1993.に発覚した(宮城県知事逮捕など)一連のゼネコン汚職摘発から一時解散となったが、その後復活して2005.末の大手ゼネコン各社の「談合決別宣言」まで形を変えて機能してきた。
小沢の行為は“みかじめ料”を強要する「政界ヤクザ」そのもので、業界(建設業者)が健全な発展を願う善意の政治献金とはほど遠いものだ。
経世会利権の公共事業拡大のなかで、東北建設業協議会(東建協)は、親睦融和を旨にワークシェアリングを実践してきたとも言える。
建設業界にとっては、節度を越え不作法に絡んだ悪徳政治家(小沢)から、共謀利権に引きずり込まれた被害者の面も覗えよう。
小沢はいまになって、企業・団体献金の廃止にも言及したとされるが、一定限度をもって認めているのが現在の政資規正法で、立法性善説から想定しない脱法行為(迂回献金・不動産取得など)さえなければ、他の業界と比較しても深く問題にされるものではないはずである。
小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」への違法献金事件の常識外の過度な恫喝要求行為こそが信頼を裏切るイレギュラーなものだと判断されたい。
この事件で建設公共事業が無くなるわけではない。国民は(法律論を超えた)どこが問題の本質なのかをしっかりと踏まえることが肝要であろう。
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小沢一郎と二階俊博は賊議員、利権の深い交わり

2009-03-17 16:39:04 | Weblog
西松献金事件で献金額の多さから問われている小沢一郎と二階俊博に、民主も自民もどっちもどっちだ。との声があるが、土曜の読売テレビ「ウェーク」に出演していた塩川正十郎元財務相が口にした“田中的金権体質”は実に的を得た表現と察する。
小沢と二階の現籍は民主・自民の身ではあるが、元は同床・田中派→経世会(金丸・竹下)である。1993.6の小沢グループの離党、新生党結成と経世会分裂が、利権・連立政局の始まりとなる。
非自民連立政権となった細川内閣で、和歌山県選出の二階俊博と中西啓介の二議員が重用され、中西は防衛庁長官、二階は(1990.2に続き)二度目の運輸政務次官となる。
二階の政務次官は運輸大臣が社会党の伊藤茂(舟形町出身のマル経)であったため実質的な影の運輸相就任であった。
自民離党に参加した参院比例区選出議員が防衛庁出身(永野茂門・田村秀昭)、運輸省出身(泉信也)の3名のみであることからも、防衛・運輸利権に深く関係していたことが窺える。
小沢は離党した経世会(竹下派)以外の他派の引抜き工作要員に重用したのも二階と中西である。
小沢調査会で関係深い各派の中堅幹部に狙いをつけ、二階は渡辺派の野田毅、中西は三塚派の鹿野道彦の専任工作担当として小沢黄門の助さん、格さんとして振舞う。
結果は見事引抜きに成功、忠臣としての働きを示した。
また1993年には関西ゼネコンの談合を仕切っていた平島・大林組顧問が、金丸信の口利きで西松建設相談役に転身している。
1987から始まった関西国際空港建設事業は、1兆5000億円にも上る巨大建設利権。
旧来、運輸省は佐藤栄作元首相の出身官庁からも福田派清和会が深い関係をもっていたが、関空利権に目を付けた経世会が食指を延ばしてきた。
1992.7の参議院選比例候補・運輸官僚の泉信也擁立では、金丸副総裁が後援会発足の音頭を取る力の入れようで、泉は経世会議員として小沢・二階と共に自民離党に追随した。
いまは二階と自民復党・入閣を果たし、二階派の事務総長に納まっている。
小沢一郎と二階俊博の公共事業利権に食込む“田中的金権体質”を引きずる極悪の小沢系議員こそが最も問われるべきことで、その他の議員諸侯のすることなどチンピラ程度の節度もある可愛いものである。
組長と準構成員を同様に扱えと振れ撒くメディア・コメンテーターの偏向発言、後ろに控える中共工作員の魔の手が見えるようだ。
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小沢一郎・田中康夫に見る、勝手な政治家の野合論理

2009-03-17 13:32:34 | Weblog
西松献金疑惑に揺れる小沢一郎が、統一会派を組む新党日本の田中康夫と会談、千葉県知事選挙の民主党支援候補への応援を要請したとされる。
2000.10長野県知事選に当選した田中康夫は、ムダな公共事業を中止する「脱ダム宣言」を表明して、すでに入札を終えていた浅川ダム工事(123億円)を中止にした。
小沢の疑惑の中心とされる胆沢ダム事業は1969.4に建設に向けた予備調査が開始され、2003から本体関連工事に着手、2013完成予定だ。
小沢が衆議院議員に初当選したのは1969年であり、彼の政治家人生と地元の胆沢ダム事業は一緒に進展したことになる。
(ダム利権を政治資金に換えた)小沢ダムとも揶揄される胆沢ダム事業は当初計画予算は1360億円とされたが、現在2440億円に膨れ上がり、今後の推移によっては当初の2倍程度までに近づくことだろう。
田中角栄が首相(1972)になった昭和40年代後半に、土工協内に経営懇話会なる談合組織が設立され、角栄との窓口となった植良・飛島建設会長(日本ダム協会会長)が、談合上納金3%を目白の田中邸への運び役として信任を得、絶対的な仕切り役となったと言われている。
この集金手法をその後の改正政治資金規正法の抜け道を探りながら継承してきたのが小沢一郎である。
さらに小沢手法として、各種選挙戦を通じて知事・首長を取り、当選後に代理人を気取り(知事・首長の意向として)関係事業に口を挟み、政治資金を得るやり方である。
岩手県はもとより秋田県の名が出てくる経緯はそこにある。
このたびの西松事件が出てこなかったら、山形県も(吉村当選は小沢民主党支援の結果との口実で)いいように利用されることになったであろう。
田中康夫は2006.8の3選を狙った知事選で敗れたが、先頃、当選した村井仁衆院議員(小沢と共に自民離党)の元秘書で県総務部参事の右近某が自殺する事件(2.24)が発生した。
知事選前後に西松建設から裏金1000万円が流れた容疑で3日間に亘る東京地検による取調べ後のこととされる。
防衛大出の真面目人間ゆえに自殺を選んだのか、この件で裏金ルート捜査の矛が収められたとすれば、全真相の解明期待の向きとしては残念である。
裏金の意図が(康夫によって)中止された“浅川ダム”の復活との市井の声を聞けば、田中康夫が小沢一郎と野合している様は、国民の政治家不信を増幅させるもので、所詮“ヤッシーパフォーマンス”は猫騙しの類いでしかなかった。 あの「脱ダム宣言」は何処へ、と問いたい。
小沢一郎・田中康夫に見る、「政権交代で権力を握りたい」だけの勝手な政治家の野合論理の真相。
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不快この上ない、金賢姫元死刑囚と前科呼称をし続ける左翼メディアども。

2009-03-11 18:41:43 | Weblog
今日明日両日のトップニュースとなるであろう、北朝鮮による拉致被害者の田口八重子さん親族(長男の飯塚耕一郎と兄で拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄)と金賢姫との韓国・釜山市内の国際会議場での面会劇。救う会活動に数年来参加しているブログ子としては、解決の道はまだ遠からずとも大きな前進期待の一歩と喜びに堪えない。しかるに殺到する報道を見聞すると、不快この上ないのが、金賢姫元死刑囚、元死刑囚と前科呼称を続ける左翼メディアの報道である。まるで濁音・金切り声の連続を聞かされる如く、司会役、出演コメンテーターまで総じて元死刑囚、元死刑囚と呼称している。テレビでは、以外にも「テレビ朝日」だけは元工作員の呼称、珍しく褒めてやりたいもんだ。新聞では「産経新聞と共同通信・時事通信」が元北朝鮮工作員の呼称を取っている。共同配信の地元紙山形新聞は元工作員と記してあるのでいくらかホッとする。金賢姫の大韓航空機爆破事件裁判で死刑判決が確定したのは1990.3.27で、半月後の4.12には韓国政府(盧泰愚大統領)が特別赦免を決定し、執行免除措置となっている。わずか半月あまりの刑身分、それも特赦になったものをいつまでも使用続けるこの報道感覚、NHK・TBS・フジテレビ・NTV、朝日・読売・毎日・日経に巣食う親朝左翼の跋扈を見る思いだ。NHKの受信料などは絶対に支払うべきでない。すぐ銀行引落しの停止措置を取るべし。ただただ、不快この上ない、金賢姫元死刑囚と前科呼称を続ける左翼メディアども。「(金賢姫を)北朝鮮が認めていないからだ」との言い訳がおよそ想像できる。北朝鮮がどれほど嘘塗れの国であるのか、その認識の違いはいまや歴然であろうに。
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民主党-(小沢・悪自民党+左翼社会党)=政権期待党≒旧民社党

2009-03-09 09:49:34 | Weblog
阿呆タローと極悪イチローの政界バトル。どちらにしても国民の共感を得られようがない。一度残った残像は容易に消えるものではない。漢字を読めないタローが八重洲ブックセンターで多くの書物を買い求める行為。マンガが大好き、新聞は見るが読まない。とさんざん言い尽くしてきただけに滑稽にさえ見える。正しい日本語を知らない(読めないのだから意味も解らない)ものが、外交外交と国外逃亡するように日程を組み入れ、英語会見の報道で得点を得ようとする様はピエロの足掻きにも映る。イチローの極悪ぶりなどは30余年も見せられ続けてきたにも拘わらず、メディアはすべて忘れたかのように目先の期待報道で打消し、世論誘導を図っている。呆れた政治を見続けた国民心理として、真の理解ができないままにただ政権交代による新政権誕生を望んでいる。が、いまの小沢民主党に委ねるわけには行かない。1994.12に解党した民社党がいま存在していたなら、自民党員のブログ子でも政権交代に支持できたであろう。いまでも、塚本三郎民社党元委員長の発言、寄稿を目にすると全面的に賛意できるほどの清涼感に包まれる。政権交代でき得る政党の出現は民主主義の健全な発展にも通じる。残念ながら現在の民主党は旧自民党の金権暗部を背負った小沢一郎グループと社会主義が染みついた左翼議員との欺瞞の巣窟となっている。悪貨が良貨を駆逐する如く、旧民社党の理念と基本政策は霧散霧消してしまっている。自民党員が期待する政権交代政党の方程式は、民主党-(小沢・悪自民党+左翼社会党)=政権期待党≒旧民社党。清新な議員グループの果断な行動を待ちたい。
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「巨悪の塊」、いまさらの(汚沢)イチロー!

2009-03-08 20:18:19 | Weblog
小沢一郎民主党代表の政治資金担当の大久保秘書が逮捕され、西松建設の外為法違反事件は政局に絡む様相の展開となってきた。今後の進展を断定予測されるものではないが、長年の小沢ウオッチャーとしては、「やっと来るべき時がきたな」の思いをしている。ブログ子はこれまでも小沢代表の言行については、折にふれて本ブログで批判論を述べてきているが、基本的には小沢一郎は欠陥性人間であると見ている。田中角栄、金丸信の金権土建政治を最も直接継承しているのが小沢であるが、角栄、金丸には(良くも悪くも)人間の情愛性が窺えたのだが、小沢にはそれが見えない。だから、本人も認めているように側近重用のブレーンが次々と離反していく。(大学院)学生だった小沢が父佐重喜の死去により、市井(の労苦)を知らずにたったひとりの後継男児として遺影を掲げて政治家になってしまった。権力を欲しいままに君臨していた角栄(田中派・経世会・金丸信)のもとで、政治権力の為政者の視点でのみ見続けて人間の狭量さを脱しきれないままに、ただただ強面を演じ続けているに過ぎない人物像だけが強く映し出されているように思える。コメンテーターなどは(西松の献金受領者は)小沢民主党代表だけでなく自民党にもいる、自民も民主も不正献金問題は同じで政治不信がつのるばかりだと並列で述べている。表向きはまったくそうであるが、いささか経験則のあるブログ子の目線から述べて見たい。残念ながら、政治資金規正法はザル法である。まず、法律を作る立法府の国会議員が、がんじがらめの法律を作ることはない。それゆえに、仮に法的に順守していても国民有権者が理解しうる説明責任(道徳的行動)が必要とされるはずである。「法律に従ってキチンと処理・・・」は最低限の法律順守である。法律に定めてないから、国旗も国歌も認めない、歌わない。(子供が親に)礼儀正しくなんて法律にないからしないな~んて。まさに(秩序道徳無視の)国家解体勢力の日教組(左翼腐敗菌)のような論理展開の言い訳を重ねるのが、小沢の勝手な理屈である(自分勝手な開き直りを「オザワる」と言う)。もっとも(3.8)現在の状況で特捜の捜査が終わるようなことはないだろうから、メディアが触れない「巨悪の塊」、いまさらの(汚沢)イチロー!を、この西松事件を機会に、事件関連の話題として随時記していきたい。まず献金額についてだが、(1995.改正政資法施行の発端となった)1993.のゼネコン汚職発覚の際に、スーパーゼネコンのひとつ清水建設の会長が逮捕され、(清水社内の)政治献金のランク表の存在が表面化した。政治家56人に盆暮に贈る慣行として、SA・A~Dにランク付け、SAは1000万円で金丸・竹下の2人、Aは500万円などと期待する政治力に応じてそれぞれ盆暮に(献金)贈っていたとされる。当時は公共事業も活況で規正法も緩やかであったわけで現在と比較はしにくいが、区切りのいい100万は有り得る相場ではなかろうか。そうすると、献金の形態は違えど(現金・パーティー券購入など)、盆暮各100万円を総額枠と見れば、年間200万円献金枠、(捜査の時効年限から)このたびの3年間で総額600万円ぐらいの金額は有り得ることであろう。それ以上の金額受領のために献金元を操作しているとすれば、本来の政治資金規正法の主旨を歪めた脱法行為とみてしかるべきである。情緒論ともなるが、一般的な政治献金は“(懇願の)要請”に基づき、小沢的なものは“(恫喝的)要求”なるものと受取っていただければ解り易いだろう。なにより、報道されているような年2500万円の献金を多年に亘り継続的に受領することは、業界の時勢からも常識的にも(法律上も)国民理解を超えている異常で特殊な関係と見て当然である。
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旧東京中央郵便局舎に設置された、「GHQ民間検閲局」を語らない鳩山総務相

2009-03-02 13:34:15 | Weblog
3.2、鳩山邦夫総務相は、再開発工事が進んでいる東京駅前の旧東京中央郵便局を視察し、
重要文化財の価値がある建物を「米国流の利益追求主義で壊してきたのは国の恥だ。国辱ものだ」と語り、再開発の中止を求めていく考えを示した。
文化財保存の意義について議論していただくのは結構なことではあるのだが。
戦後の、1945.10から49.10までの4年間に亘り、この旧東京中央郵便局舎の3~5Fに「GHQ民間検閲局」が設置され、私信などの5~10%が開封検閲されていたことを是非語って欲しかった。
非公然機関ながら東京・大阪・福岡に開設され、最盛期には全体で8700人の英語訳の能力を持つ日本人検閲者を雇い入れていたとされる。
係わった関係者の多くは、その非公然事項から口を拭い続けてきていたが、近年になって(日本人として良心の悔恨から)元検閲官として証言する者も出てきて、占領期の実相も明らかになってきている。
鳩山総務相も、建築物としての文化財だけでなく(占領政策の)歴史の証明にも触れる絶好の機会であろうが、そのことに言及する発言はない。
メディアも一切報道しない。 いつもの似非ジャーナリズムの都合いい自己規制なるペテンさだけが写しだされる。
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美栄子さん、“チョッとチョッと、後援会発足は拙速過ぎるんではなかよ!”

2009-03-01 19:03:53 | Weblog
2.28、先の山形県知事選挙で当選した吉村新知事の総合選対本部総括会議が開かれ、3月下旬をめどに県レベルの後援会発足を申し合せたとされる。
“チョッとチョッと、拙速過ぎるんでなかよ!”と問いたい。
吉村女史の意とは別に、勝者に群がる勝手連の先走りとも思えるが、新県政の発足直後ゆえだけに、勝利に浮かれた周辺の軽さを感じ取らずにはいられない。
ブログ子は自民党員であるが(自民党県連としては自主投票としたので、別に問題にするものではないのだが)、吉村女史の支援に回ったのは、(旧姓鈴木)美栄子さんが小・中学校の直上の先輩であり、よく人物を知っていたことと、長い付合いの吉村家(飲み仲間でもあった亡き夫和彦弁護士も含め)には、本質的な保守思想が根付いていることを受取っていたから総合的判断として吉村美栄子支援に至った。 決して情緒や利害による支持などではない。
いまになって明かせば、4年前に斎藤弘前知事が出馬意思を表明した直後の、H16.11.25に自民党県連に連れ立ったのは(経緯はまたあるのだが、私)ブログ子である。 接遇3日間に亘るなかで、(私なりに)チョッと人間性に問題ありと判断して戦線離脱した次第であった。
その後は、斎藤県政発足後を外野人として関心を持って伺っていたが、気になったのは「女性副知事登用発言」であった。
いま想い起こせば県議会が副知事2人制で受け入れた時点が、素人知事の罷り通る県政の道を開いた起点になったのではないかと考えている。
ブログ子は4年前も今回の知事選も選挙戦勝利の基軸は現職批判票であり、候補者個人の支持票はそれに付随する結果だと分析している。
そのことからも、まずは対県議会の運営を軌道に乗せ、副知事問題を収めたあとに後援会組織等に入るのが常識人の考えと察するのだが。
美栄子さんの意を抜きに行動しているとすれば、いずれ亀裂が生まれ県政運営に支障を来たすことになる。それでは2度あることは3度目の招来ともなりうる。
後援会発会は新知事の運営実績の証左として、4年かけて自然的に出来上がるものが正しい姿であろう。
折しも、長野県知事側近が西松建設の献金問題に関わり自殺する事件が発生している。
知事退職金3千余万円を受取らない選挙公約をしているだけに、「笹かま後援会再建」とも揶揄されるような誤解を受ける行動は厳に慎むべきである。
まずは、直面する県政課題に全力を尽くし、後援会発足などは明年施行の参議院選挙後をめどに考えるべきことであろう。
国政選挙に巻き込まれる拙速行動を取れば、無所属の政治姿勢を自ら否定することにもなり、対話を通した議会運営にも支障を来たすことにもなる。
美栄子さん、「善政(公正)の結果に県民はついて行る」の一点で邁進して欲しい。
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