山形の森 保守醒論

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「G7伊勢志摩サミット」に湧く三重県、せめて山形県は「おしんサミット(阿信的首脳級会談)」でもどうか。

2016-05-27 16:13:32 | Weblog

   1983.1.18、「おしん」の筏下り撮影ロケ地・大江町左沢(大明神淵)住吉稲荷大明神社

5.26~27「G7伊勢志摩サミット」開催に湧く、三重県志摩市賢島(志摩観光ホテル)。
この「賢島」渡橋の手前が志摩市磯部町で、(1983.4)NHK朝ドラ「おしん」の三重県・伊勢志摩の主要ロケ地となった所である。
「伊勢志摩サミット」開催で、日本人の精神文明を齎す「伊勢神宮」を始めとする世界中へのメディア紹介は、ビジット・ジャパンに乗った三重県の国際観光客急増に結びつくものだろう。
「西の伊勢参り、東の奥参り」と称される、一方の山形県「出羽三山」詣でに繋がる波及効果は、いくらか期待できるものであろうか。
橋田の脚本の中で、山形県(幼少期)と三重県(戦後編)の舞台設定に際して、「西の伊勢参り、東の奥参り」に求めた記述はないが、「山(山形)と海(三重)」を対比させたことは容易に窺い知れる。  
古来よりの山岳信仰の日本人精神性も失われたものではない。  おしんイメージの民族精神に現れていると言ってもよい。
(2015年)来日の外国人観光客が約2千万人を数え、中国・韓国・台湾・香港と続くが、来日観光者数で急増しているのが、インドネシア(約20万5000人と過去最高記録、前年比で30%贈)である。
このインドネシアでは、本年初から「おしん」再放送中である(1986年初放送)。
放送当時、明治・大正・昭和とひとりの日本人女性(おしん)の生き方は、時代と国境を越えて共感を呼んだ。
インドネシアでの「おしん」再放送は、いまでも名作品の余韻が続いていることの証であろう。
「G7伊勢志摩サミット」開催に湧く三重県、せめて山形県は「おしんサミット(阿信的首脳級会談)」でもどうか。
1991年2月、「おしん」を放送した世界各国の関係者が集まり、東京経団連国際会議場で、国際シンポジウム「世界は、おしんをどう見たか」(NHKインターナショナル主催)が開催されている。

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