山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

S少年のバーチャル知事選挙、「ヒーローは俺だ」の蹉跌

2009-01-30 14:51:24 | Weblog
1939年の米映画に「スミス都へ行く」がある。
ボーイスカウトのリーダー、スミスは死亡した上院議員の代わりに政界に担ぎ出され、政治の腐敗と単身対決する爽快なストーリーだ。
誰でも憧れるヒーローを描いた映画である。
S少年には、日本政界での小泉首相の誕生、改革路線を訴える小泉パフォーマンスを見て、これこそ魅了させるヒーローの姿だと写った。
田中康夫(長野県知事)の振る舞いにも惹かれた。
ヒーローへの想いが募ったS少年は夢遊病に罹ったように、バーチャルな政治の世界へと惹きこまれて行く。
「ヒーローに成りたい」「ヒーローは俺だ」と馳せた思いはY県知事選挙を前に、これまで、夢のなかで思い描いたパフォーマンスの舞台は現実のものに近づいてきたと考える。
丁度その頃、(現ヒーローTの降板を謀りながらも)切波詰まっていたPDのKは、この際、誰でも良いからと関心を示したS少年に声を掛ける。
選挙戦は、T批判に吹き荒れる追風が味方し、事前予想を覆して思いがけずにヒーローは正夢となった。
ヒーローの座を得た少年は、選挙当選は自からの施政信任の結果であると過信(?)して、議会の従者たちよ、「ヒーローの声は総べて善だ」「ヒーローに従えば、間違いは無い」と隷従を求め、思いのままに4年が過ぎる。
が、再選を目論んだ2度目の知事選では、市井の民の反乱により、無残にもバーチャル世界は崩壊して夢幻は潰えてしまう。
市民はパフォーマンスに酔い痴れるヒーロー少年より、勇敢に挑んだ温ったかオバさんを選んだ。
現実世界では「スミス都へ行く」の映画やドラマのシナリオのように思い通りとは行かない。
少年は、初めて人間の情緒に満ちた割切れない現実の世界を知ることとなる。少年にとっては、かなり遅れた真の成人式の到来となった。
頑なな頑固爺のような一面と世間知らずの中学生のような幼稚さを併せ持つ不思議な少年Sの、バーチャル劇「ヒーローは俺だ」に突き付けられた(社会性に欠けた)“人間失格”の烙印、ヒーローの表面だけを夢見たナイーブ少年の蹉跌物語、お終い、お終い。
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リベンジ知事選でも連敗した、“チェンジ県議会議員”の愚象?

2009-01-30 11:06:44 | Weblog
このたびの山形県知事選挙が、4年前の前回知事選の遺恨(リベンジ)が背景にあることは大要な事実である。
選挙戦を主導する立場の国会・県議会議員が、双方に支援姿勢を鮮明にして2連選を戦った訳である。 さすがに、機を見て敏にして2連勝したものは一人としていない。
1勝1敗、1勝1分(1敗1分)に分類される議員が約半数いるが、残りの約半数は2連敗組である。
(選挙後は)選挙による有権者の民意を汲んだ、まさに“チェンジ!”の対応姿勢でもあろうが、少なくとも、板垣元知事引退を受けた、1993.2の県知事選挙以降に見られる県議会の在り様の形骸化は、無原則に(見える)“チェンジ慣れ”してしまう議員の腰の軽さに(俗に言われる、砂糖に群がる蟻の如く)、県庁御用達の“笹かま”に喰いつく県議賊の生態を見てしまう。
政治的遺恨を後引くことは(当事者はともかくも)決して良いことではない。
が、それだけに議員自らの政治行動を説明できる分かり易さが求められるはずだ。
(前回知事選直後の)4年前、ブログ子は高橋支持だった自民某県議に(斉藤当選を受けての)「県議会では是々非々で行けよ」と話した。
昨年10月(吉村女史の出馬表明前)、同じ自民県議に会ったので、「知事選で、だれか擁立の議論をしてないのか。」と聞いたら、「いまは、(斉藤)知事を支える立場だから・・」との心少ない言葉だった。
彼は、前回は「高橋」で、今回は「斉藤」支援だから、“チェンジ議員”の2連敗組である。
美栄子女史当選で幕引きとなった知事選、舞台は県議会に。
またまた、ハマちゃんの“笹かま餌の一本釣り”なのか、吉村家の温ったかい“コタツに駆け込む猫”への変身が見られるのか、県民として目が離せない、“チェンジ議員”の再チャレンジの行く末。
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今年の流行語大賞を狙いたい、「わたしは“モナ”」「愛言葉は“モナ”」

2009-01-28 10:17:10 | Weblog
今度は独身男性だ。ユルいタレント山本モナの新恋人は、東京・西新宿に本社を構える不動産投資会社のイケメン社長Aさんだそうである。
06年8月に細野豪志民主党衆院議員と青山での路上キスを写真週刊誌に撮られ、08年7月には巨人二岡智宏内野手(現日本ハム)と五反田のラブホ「ホテルウエスト605号室・9800円也」で不倫騒動。
この騒動によりタレント活動約半年間の謹慎処分とされたが、私性活ではほとんど我慢(金慎)できずに、Aさんとは騒動直後に交際がスタート、すでに都内の高級マンションで同居中とある。
“モナ”を=持たない、我慢できない、自制できない、などと意訳解釈したい。
「わたしは“モナ”」は、「わたしは、もう我慢できない(来て!)」となる。
さらに、発する人物方によって双方に使い分けができる、非常に使い勝手のよい言葉である。
ベッドで女性が「モナ~!」と発すれば、「来て~!(○れて)」となるが、男性が「モナだ!」と発すれば、「行くよ!(もう、我慢できないよ~)」となる。
政局でも双方に使える。麻生首相が、「モナだ!」と言えば、「衆議院解散、行くぞ!」となるが、小沢代表が「麻生政権はモナだ!」と言えば「麻生政権は持たない!」となる。
性界・政界用語として是非流行らせたいものだ。
本ブログ閲覧のみなさん、ネットワークを使ってPRのほどをよろしくお願いします。
今年の流行語大賞を狙いたい、「わたしは“モナ”」「愛言葉は“モナ”」。
提案者は“山形の森”でした。追伸、山本モナさんの交情を非難するものではありません。
むしろ、そのキャラを売りにされたほうがよろしいかと思いますので。
大賞を取って、モナと新宿2丁目のバーにご一緒したいものだ。
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舟山康江参院議員は、ただの小沢私兵の阿呆チルドレンか!

2009-01-27 15:32:19 | Weblog
22日、舟山康江が小沢一郎と面会、知事選での各社の情勢調査結果などを説明し、「民主党として突っ込むべきか、見合わせるべきか」と判断を仰いだうえで、小沢は翌日の山形入りを即断したとされる。
吉村陣営は、無所属として知事選出馬、戦術上からも「(支援の)党派色を前面に出さない」、
「国政での自民・民主対立の構図を争点としない」方向で進めてきていた。
その意味が舟山康江にはよく理解できないのだろう。
ただ、選挙戦を目先で追うだけの小沢チルドレンの私兵でしかない単細胞議員なのか。
民主党議員の低度を見るようだ。
知事選挙は、議会選挙と違い行政のトップリーダーを選ぶ。
当選した後の議会運営に対処することまで想定した読みをしなければならない。
ましてや、(行政)政治経験なしの吉村女史である。
7割の野党勢力に対して県政運営をしなければならない状況を分からないほどの素人議員なのだろうか。
舟山は、運よく風に乗っただけで、昨年の参議院選挙で当選したわけだが、選挙を知る者からすれば、
もともと県全体で(投票率にもよるが)保革の差票は約10万票程度あることを基礎としている。
つまり、(自民系の)保守票から5万超の切り崩しをする必要がある。
そのことを念頭に考えた選挙戦術と、当選後の議会対策上の問題が孕んでいることを、まともな政治家なら知っている。
舟山は、「小沢の来県が民主党の支持固めになる」と読んだようだが、ブログ子はまったく逆で「(小沢来県で)せっかくの保守票が、逃げてしまうぞ。
このバカが!」と、その思慮のなさに困惑した。
結果として吉村女史の当選となったが、僅差で負けていたなら「小沢の来県で、保守票が逃げた結果」と書くことになっただろう。
舟山が「小泉・竹中の構造改革路線の結果、弱者切り捨ての社会になった。
効率性優先の斎藤県政も同じで、大きな転換が必要」などと、国政リンクの批判演説を語っているが、
国家財政の赤字の元凶こそ“(自民党以来の)土建政治家・小沢一郎路線(田中型政治)そのものの結果”であることも知らないのだろう。
また、それらに適切な反論もできない自民党の県議どもも見識不足の同類だから、斎藤県政に対して是々非々で議会の意思表示をすることなく、
見過ごしてきたことも県民有権者を呆れさせた結果となっている。
国政の政局に絡めたいだけの小沢民主党では、まだまだ政権担当能力なしと見るしかない。
小沢は、それを一番解かっているからこそ、(自・民の対立構図を醸しながら)陰で何度も“大連立”を求めて仕掛けてくる。
吉村美栄子新知事の県政運営に、議会がどう対応していくかの不安は尽きないのに、舟山康江に何の助力が出来るというのか。
選挙で勝たせるだけでは、ただの都合の良い選挙屋チルドレンに過ぎない。
議会運営がスムーズともなれば、それこそ自民会派に取り込まれた結果とも受け取れよう。
舟山康江って、小国町議会から出直したらいいかもな。
  
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山形県知事選挙、“義”を知らないリベラルな人間性こそが敗因!

2009-01-27 10:57:06 | Weblog
山形県知事選挙で現職の斉藤弘知事が、わずか40日前に出馬表明した新人の吉村美栄子女史に敗れた。双方とも無所属ながら、支援組織の表構図などからメディア諸紙は、国政与党の自民党組織の退潮、定額給付金問題、小泉・竹中の構造改革路線の否定、などと等しく国政にリンクした報道をしている。確かにその要素はある部分否定できないが、保守を自任するブログ子としては、別の観点から記したい。斉藤弘と接触したことのある(?本物の)保守派にお訊ねしたいものだが、“彼と会ってみて、違和感を感じないんですか?”、と。彼は色濃いリベラル派である。本来、保守政党の自民党が担ぐに値しない人柄・思想の持主であることは真正保守派であれば、すぐ気づくはずである。何の違和感も感じなければ、その人は疑似保守(リベラル)であろう。斉藤は、“保守かリベラルか”を問うリトマス試験紙に見れるような人物である。投票行動は、さらに対立候補との相対比較で判断するから、違和感を感じながらも斉藤を支持したからといって、保守派失格とはならないのだが。こと山形市の有権者においては、保守本流の政治家であった故吉村和夫元市長の面影が過ったことだろう。義理の姪になる吉村美栄子女史に流れた真正保守票の分析、わずか数年の在県勤務の記者諸君には分らないだろうな。斉藤は2003.4、日銀を退職、翌5月に山形銀行に勤務したが、この経緯において、近藤洋介民主党議員、高橋前知事、丹羽前山形銀行頭取(長谷川・三浦のオーナー家)の異例の取扱いを受けて中途入行している。そのわずか1年半あまりで、これら恩人たちに矢を向けることになる。政治の世界、一寸先は闇とは言え、この短期間での立ち振る舞いは尋常ではない。丁度、高橋前知事に遺恨を持っていた加藤紘一が、だれでも良いから対立候補を立てて一矢報いたいと考えて、(意を示した)斉藤擁立に強引に進んで行った、と言うのがそもそもの真相である。(当時現職の)高橋4選に走った自民党県議団にも大きな問題がある。当時の状況では、多選批判、“笹かま事件”などを受けて、県民に(高橋NO)新県政待望論が溢れていたのに、「そんなの関係ねえ。オッパッピー」とばかりに猛進してしまったのだから・・・。乱世の代、“義”に生きた直江兼続を描いた本県舞台のNHK大河ドラマ「天地人」が放送開始された。“義”など何処へやらの斉藤弘クン、パフォーマンスに繰れる、“義”を知らないリベラルな、あなたの人間性こそが敗因ですよ、と断言したい。選挙戦が終了したから公表するが、ブログ子は親しい友人には「生理的に嫌いなタイプだ」と表現していた。平河町にも報告済み。ちなみに、4年前の知事選、双方の経緯実情を知っていたブログ子は、自民党員ながら呆れ果てて、確信を持って棄権した次第です。

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“拉致救出知事の会”発足に見る、「北朝鮮・金丸信・西松建設・小沢一郎・達増拓也」に繋がる国交利権の闇

2009-01-20 13:43:58 | Weblog
昨年末に発足した「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」(会長・石原慎太郎東京都知事)に、47都道府県知事のうち達増拓也岩手県知事のみが、入会する意思のないことが明らかとなった。
岩手県知事だけが不参加となったことについて、上田清司埼玉県知事は記者会見で「(外務省出身の)達増知事は外交は国の専管事項だと狭義に捉えている」と批判的にコメント。
これに対し、達増知事は「全国知事会のように、全知事が参加することに意義があるなら参加するが、この会はあくまでも有志だと聞いている」と反論している。
ブログ子は、“有志による任意参加の枠組み”のなかで、直接選挙で選ばれている46人の知事が個人の人権認識のもとに、間接的ながらも(政府を超えた)国民の代弁者として賛同表意する情況こそ、多いに意義あることだと思えるのだが・・・。
2002.9の小泉首相訪朝で、北朝鮮による日本人拉致事件が判明するまでの北朝鮮外交の杜撰さは、それまでの外務省外交(日本外交)の無能ぶりを曝け出した。
政治家とて一様に口を拭ったかのような国家観の欠如は異常とも映り、国民は外交全般に及ぶ政治家不信を感じ取った。
金日成思想オルグの国内主要拠点が群馬県であったことからも、(野党は言うに及ばず)福田・中曽根・小渕の三首相と総連との絡み合い、北朝鮮送金ルートで破綻した足利銀行のある栃木の実力政治家・渡辺美智雄などとの関係は、総連による政治家工作で外交の闇を率いてきたものと想像されるが、ここでは小沢一郎子飼いの達増知事から考えたい。
昨年秋から東京地検が外為法違反容疑で捜索していた西松建設の裏金作り問題で、年明けに逮捕者が出て政治家への献金状況が表面化した。
なかでも突出しているのは、小沢一郎民主党代表(と民主党支部団体)への献金額である。
西松建設は金丸信と密接なゼネコンとして予てから広く知られており、失脚後、その利権を(防衛省利権の山田洋行と同様に)小沢がシッカリと継承していたことが献金の多さからも明らかとなった。
西松建設は、戦前の朝鮮半島開発政策のひとつであった電源開発で、当時東洋一の規模と言われた鴨緑江に建設された“水豊ダム(70万KW)”などを施工している。
北朝鮮との国交回復の際には(日本の援助資金による)これらの復旧事業が想定されており、膨大な政治利権が発生することになる。
ゼネコン政治家小沢の利権政治の源泉に(拉致問題で国交回復遅延の)水を差すようなことはしない達増知事の、小沢一郎への忠誠を誓った行動と読めばよく分かる。
“拉致救出する知事の会”発足で想起させる、「北朝鮮・金丸信・西松建設・小沢一郎・達増拓也」と繋がる国交回復利権の闇、国を売る政治家の悪行を、国民の一人として特と注視していきたい。
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加藤紘一の妄言、「自民党の歴史的使命は終わった」は自縄自縛

2009-01-12 19:59:33 | Weblog
「自民党の歴史的使命は終わった」などと、加藤紘一が相変わらずの妄言を繰り出している。
ブログ子から言えば、自民党が本来の“結党の歴史的使命を忘れた”からこそ、国民支持を失い迷走政局に陥ってきているもの考えている。
加藤批判についてはこれまでも触れているが、元々全学連の左翼思想を引きずり、中国共産党に組込まれた工作要員に数えられ、朝鮮総連関連でもパチンコ献金を通じて取り込まれている売国スパイ政治家と見てしかるべき人物である。
加藤が言う「自民党にかつての統治能力はない」などは、自らの工作実績をひけらかしたい言い分だろう。
ブログ子は自民党員であるが、現状政治においては頗る不満である。
されど、野党が明確可能なビジョンを示しているかと言えば“否-NO”である。
加藤は「自民党も民主党も、どういう国にするかを示す『旗』がない。今は、豊かさより平等、組織より地域社会、強さより平和という考え方が重要だ。旗を立てないと、幕末の混乱期のようになる」と述べている。明らかにリベラル左翼の論立てである。
保守党標榜の自民党がリベラルの加藤紘一らを自民党に居住させた30余年の実績こそ、保守政党の形骸化に繋がったものと考ている。
自民党結党の最上位プライオリティーの『憲法改正』が達成されてこそ、次のステップに進む政治手順であろう。
派遣切り、「派遣切り村」を否定するつもりはないが、あまりにもメディアの「ナイーブ偏向報道」が、(?いわゆるマルクス戦略二分論)に見えてしょうがない。
一方で、加藤は「社会主義が崩壊し、経済成長を目指すため、国民は自民党を選んだが、自民党は15、6年前にある種の任務を終えた。
その後、新たなイデオロギーを持てず、2代続けて総理大臣が職を投げ出した」と自らの「加藤の乱」の愚を顧みずに勝手な評論を展開している。
“加藤紘一の政治生命の終焉”こそが突きつけられている現実だということを知るべきだろう。
1970年代ごろから、自民党は漸次左傾化を辿ってきた。
日中国交正常化以降の経済優先の政治選択が国民精神の荒廃を生み、「自民党の歴史的使命を棚上げさせたい」加藤紘一ら全学連活動家が(野党のみならず)自民党にも入り込み、左翼メディアと連動した左傾化路線は“自社さ、村山内閣樹立”にまで踏み込んで、結党使命を袖にした身売りにも擬せられる愚走を行った。
究極の自民党再生を狙うなら、加藤らリベラル議員とは袂を分かち、“結党の歴史的使命”を旗印に一から邁進することこそ国民の支持回復に繋がるものと考える。
田母神論文問題での支持率に見られるように国民世論は冷静に見ている。世界的な経済停滞状況のいま、“日本人のDNA”が湧き上がってくる機会となってきていることを政治家は知るべきである。

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小沢一郎は、“空手形三昧”のハッタリ野郎だ!

2009-01-08 17:28:11 | Weblog
一昨年10月末、民主党代表の小沢一郎から福田首相(当時)側に連立構想を持ちかけられたことが表面化した。
当初、小沢は首相側からの大連立要請であると述べていたが、関係者の話などで、真相は小沢サイドが積極的に誘いかけて、4度目に、やっと福田が乗って具体化し、2人のトップ会談が実現、合意に至ったことが判明した。
また、密談のなかで小沢は、「参院選でバラマキ政策をたくさん出したから、せめて半分ぐらい(連立政権のなかで)実現させたい」「民主党の連中は、いまはおれを神格化しているが、いずれみんな離れていく」などと語ったと言われる。
通常国会が開幕、政局含みのなかで、緊急経済対策予算を盛り込んだ予算委員会も始まった。
(製造業種の)派遣切り問題を(小泉構造改革による)規制緩和の法改正が悪かったなどと近視眼的に議論を集中させているが、そもそも財政赤字が増大して、その財政再建のために、待ったなしの改革が求められたという事実関係があることを忘れては困りものだ。
1990.4、米包括貿易法S301条に基づく日米通商交渉を経て“日本は市場開放に同意した”が、米と確約調印した時の自民党幹事長は小沢一郎である。
これを受けて90.6.28日米構造協議は最終報告書を提出、以降、(米が日本に対して301条を発動しない代わりに)今日に繋がる米政府要求の毎年次改革要望書となり続いてきている。
(公共投資8年間で400兆円、大店法改正など・・) 1993.5、(当時自民党の)小沢は自らの政策ビジョン「日本改造計画」なる著書を発刊。
竹下派経世会の後継会長争いに敗れた小沢は、野党提出の宮沢内閣不信任案(93.6.18)に同志と賛成行動を取り、自民離党・新生党結成となる。
解散総選挙となった7月、小沢新生党は選挙公約「グローバル・ニューディール政策」と銘打ち、(“ナントナント”)10年で1,000兆円の日米協力で行うインフラ整備構想なるものを掲げて選挙戦に臨んだのである。
昨年の参議院選挙でも、小沢民主党は農家への個別所得保障費として1兆円を公約に掲げたが、その積算根拠を問われ答えられない様子だった。
このように、小沢一郎なる人間は“豆腐屋さん”の如く、平気で○兆、○兆と言葉のバラマキをやってきている。
オオカミ少年でもここまで国民を愚弄するものかと傾げたくなる。
小泉構造改革などは、こう言った小沢がバラ撒いた付け回し対策を重ねたに過ぎない。
ついでにもうひとつ。1993.12、小沢が仕切った細川内閣は(WTO)ウルグアイ・ラウンドに合意、コメの関税化による輸入を受け入れた。農家への打撃対策費として6兆円を決定した。
なんのことはない。 年1兆円で6年間とされただけで明確な積算根拠などありゃしない(ほとんどは農業土木事業予算)。 これらを主導したのも全部、小沢一郎である。
ブログ子には議員バッヂを付けた詐欺師かとも思えるのだが。国民の血税である公費の政党助成金はくすねる。
政治資金でいくつもの不動産を取得するとなんでも御座れが民主党代表の本性だ。
小沢は、大連立騒動からしばらく後、某紙のインタビューに答えて、「あれは自民党を壊すための手段の一つだった。
民主党が政権を取るためにはどういう方法がいいかという話だ。 そこがみんな、よくわからないんだね。
だから、自民党内で本当に政治がわかっている人たちは、大連立に大反対だった。
本能的に、これはまずい、危ないと感じたんだろうね。
あの時は、政権交代の準備をする最大のチャンスだった」、と頭の中は奪権謀略を巡らすだけのハッタリ野郎だ。

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田母神論文問題が炙り出した、「容共リベラルの面々」

2009-01-05 18:57:03 | Weblog
田母神俊雄前空幕長による論文問題は、日本における政治家・官僚・学界・メディア業界に巣食った悪魔たちの異状な“パンドラの箱”を開封、炙り出すことになった。
まず、国政に参画する政治家どもが、国家の安全保障問題を真剣に理解しているのだろうか?。
政界は、マルクス主義の悪魔に赤化汚染されている輩が、ほとんどではなかろうか?。
さらに外務省の無能官僚ぶりを再認識させられた。
岡本行夫、森本敏(山本一太元外務副大臣)と、外務省では安全保障問題に比較的精通(?)しているとされる者でこの程度だとすれば、外務省は総じてダメ官僚集団と言えよう。
戦争を回避する外交交渉で、軍事オプションが背景にあってこそ有利に進めることができる。
その交渉役たる外務省が、まともな歴史観も持たず防衛理解もないでは“タダめし公務員”そのものだ。
ブログ子はいまさらではあるが、2006.8防衛大学校校長に五百旗頭眞が就任した際に、予てからのリベラル言動から『なぜ、五百旗頭が校長に!』と過ぎったものだった。
猪木正道元防衛大学校長の教え子であるから適任と選任されたと思われるが、五百旗頭は同じ猪木門下でも高坂正堯や前任の西原正とは、ハッキリと違うリベラル学者である。
いまになって、田母神定年処分と比較して五百旗頭放言批判の声が強くなりつつあるが、「容共リベラルの面々」を人事検討する場合は、よくよく吟味する必要があろう。
まもなく行われよう衆議院選挙、歴史観と田母神論文に対する候補者の理解度を争点にすれば、国民にとって明確な支持判断を得られる、「保守かリベラル(左翼)か」の選択選挙になる。
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渡辺喜美・河野洋平に見る、“脱党DNAの父子相伝”

2009-01-05 17:23:11 | Weblog
自民党の渡辺喜美元行革担当相が麻生首相に、早期の衆院解散や定額給付金の撤回などを求めた上で、「麻生内閣に心の底から怒りを覚える。できないのなら、自民党を離れる」と述べ、離党に踏み切る意向を明らかにした。
1994.4、父の渡辺美智雄は小沢一郎(新生党)の誘いを受けて離党に踏み切るか悩んでいた。
4.14から15日にかけての院外での引抜き政治抗争は、派閥領袖のミッチーを含む集団離党工作に及んでいた。
小沢とのメッセンジャー役は変態・山崎拓だった。
この夜、本県の鹿野道彦に「渡辺美智雄が同志を率いての離党を決断した」との情報が齎され(小沢側の工作人は中西啓介)、「それでは、高く売れるうちに(渡辺より先に)離党しよう」とばかりに、急遽4.15午前に離党会見、「新党みらい」結成へと一夜にして進展することになる。
揺れた渡辺ミッチーだが、党幹部の慰留に結局思い留まる。
1976.6河野洋平は自民離党、新自由クラブを結成したが、父河野一郎も1960.5の岸内閣・新安保条約採決で河野派議員を率いて欠席行動をとる。
岸首相退陣表明を受けての党総裁選挙(60.7池田勇人総裁選出)後の二ヶ月間ほど、離党・新党結成を模索した時期があった。
両父君はともに離党断念に至るのだが、子息達は父の思いを晴らすかの如く思い切りの行動をとるものだなと写る。
渡辺美智雄との慰留会談をした党総裁が、脱党出戻りの河野洋平であるのも、実に皮肉な巡り合わせである。
先に触れた新安保条約採決で党議拘束に反して欠席・棄権をした議員が40数名にのぼる。
(河野一郎・石橋湛山・三木武夫・松村謙三・宇都宮徳馬・古井嘉実などの面々)なのだが、その後の政治活動で親ソ・親中・親朝派議員として社会主義勢力と通じた党内活動を展開しているが、この自民党のウイングの広さが逆に有象無象を醸していると言えよう。
渡辺喜美・河野洋平に見る、“脱党DNAの父子相伝”。果たして、政治理念を旗印にした行動なのかが問われる。
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“初夢”、「ぞっとするペテン紙・朝日新聞社」、が経営破綻

2009-01-04 22:09:48 | Weblog
「ぞっとするペテン紙・朝日新聞社」が経営破綻する“初夢”を見た。昨年暮れの米大手メディア・トリビューン社の破綻を受けて、押寄せる経済不況とメディアへの信頼喪失から、日本にも近く到来するであろう“黒船状況”として感じていたところである。元共同通信記者の魚住昭は、「権力者とメディア」を題材に旺盛な取材を通じた著書を重ねている。確かに、権力に対する監視的要素はメディアに必要であるが、世界に冠たる民主主義国家・日本には、むしろ成熟したジャーナリストの見識ある視点からの客観性報道こそ、今日の最優先すべきメディア期待論の真髄ではなかろうか。常に反権力のスタンスから入る姿勢は、マルクス主義に洗脳された“アカに塗れたメディア姿勢”が原点にあるのではと思える。なぜなら、(マルクス主義諸国と)同様とは言えなくも、国家社会主義国(共産主義)では自由な取材を基本的に受入れない体制になっているのは歴然である。そのような国(体制)を信奉する「アサヒるメディア」の“権力に対する監視的要素”が最優先されるロジックは詭弁としか言えない。魚住の「官僚とメディア」の著にある元陸軍作戦参謀への取材の一説で、取材相手からの「あなた方は我々に戦争責任を言うけれど新聞はどうだったのか!」の逆問いと、その経緯を聞いて、「(魚住は)それまで新聞は軍部の圧力に屈して戦争に協力させられたのだと思い込んでいた。私たちが教えられてきたジャーナリズム史は虚構だったのか」と衝撃を受けたと書いている。実に正直なジャーナリストの反省の弁と言える。戦後のジャーナリズム、1949.5設立の東京大学新聞研究所に始まる、「(虚構の)ジャーナリスト史・論」のマルクス主義に汚染された原点に立ち返り、赤化払拭、再興しなければ既存の新聞・放送メディアは淘汰されていくことになろう。その象徴として「ぞっとするペテン紙・朝日新聞社」が経営破綻する“初夢”は、100年に一度の国際的経済不況を脱却する歴史的踏み台に値すると見た。祝丑年!
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