山形の森 保守醒論

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小泉進次郎(横須賀単純の次男)の自民党農林部会長就任に想う。

2015-11-17 20:44:55 | Weblog

   自民党本部(千代田区平河町1)

小泉進次郎(横須賀単純の次男)が、自民党農林部会長に就任。
TPP合意を受けての、与党自民党農林関係部会を仕切ることになった。
自民党において、部会長は党政策決定を実質的に取りまとめる機関に坦たる。
党部会長を2~3年務めれば、省庁に対する党内インナーメンバー(専門族議員)にも成り得る登竜門でもある。
果たして小泉進次郎は、就任後会見で本人も述べている様に、これまで農林関係においてまったくの門外漢であったことである。
この人事からさまざまな見方ができる。
ゆるキャラ議員のパフォーマンスで、国民有権者の信任対策を狙う。
将来性ある政治家を難題に向かわせて育てる。
などであるのだが、党人事を前にした進次郎の希望は、財政部会副部会長であったとの報道がある。
見えるのは大蔵族(現財務省)で進んだ、父純一郎と同じ財務省族が進次郎の第一希望だったことである。
そこに、財政副部会長より格上となる農林部会長として自民党が任じたことの裏舞台に何があったのだろうと巡らせて見る。
1992.12.11、宮澤改造内閣が発足して、大蔵族の小泉純一郎郵政相が誕生した。
いまでは誰でも記憶に残る、後の小泉政権の「郵政民営化政策」が、現実的に芽生えた勃興期と捉えられよう。
この3~4日前と記憶するが、小泉純一郎座長のもとで金融問題関係団体会議(キャピトル東急)が開かれ、小泉は「郵政金融の事業拡大」を声高に批判したものであった。(ブログ子も参席)
その直後に、対峙する相手側の郵政相就任、今となっては大蔵省出身の宮沢首相が大蔵省の狙いに応じた(大蔵族の)小泉郵政相人事となったものであろう。
このたび、進次郎の農林部会長就任。
うがった見方かも知れないが、農水省が抱える金融部門「農林中金(県信連)」を狙った、財務省による人事工作関与がなかったのか・・・・。
永田町初老の単純父子への独走懸念。

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