goo

五平もち


 私の親父の故郷は信州は長野。南信州の飯田である。親父が存命中には何度か飯田に行った。そこで小腹がすいた時によく食べたのがこの五平餅。
 餅といっても、キネでつくような、いわゆるお餅ではない。まず普通に白いご飯を炊く。ちょっと固めがいいだろう。炊き上がったら、すりこ木でつく。すりこ木の先っちょを水でぬらしながらつくといい。いわゆる「半殺し」の状態になるまでつく。ご飯粒がほぼ形が崩れるまでついたら、割り箸にくっつけていく。小判型にくっつけるといい。
 これを少し乾燥させてから、グリルに入れる。両面が少しパリッとするまで加熱する。こうしている間にたれもつくろう。
 クルミをフードプロセッサに入れて細かく砕く。ゴマも入れる。これをすり鉢に移し、醤油、酒、砂糖、味噌、すりしょうがを入れて、しばしゴリゴリすって滑らかにする。
 たれを餅に塗りつけて、再びグリルに入れる。たれの表面に軽く焦げ目がつけば出来上がり。
 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )